
和歌山市広報番組

和歌山市のゲンキな情報をお伝えします!
「ゲンキ 和歌山市」は和歌山市のイベントや旬な話題・情報、
そして和歌山市をゲンキにするために頑張っている市民の方々にスポットをあて、
月曜日から金曜日の朝、お伝えします。
2025年6月23日
☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
今回は「不用品だけのつもりが大切な貴金属まで買い取られる」トラブルが増えています!について市民自治振興課の田中裕美さんにお話伺います。
Q:不用品だけのつもりが大切な貴金属まで買い取られるトラブルが増えてきているんですか?
最近は、不用品の買取りに関する相談や連絡が寄せられています。電話では「何でもいいから不用なものはないか」などと説明し、いざ家までくると貴金属や着物などを強引に要求する訪問購入、いわゆる押し買いと言われるものです。
Q:押し売りではなく、押し買いですか。不用なものを処分できると思ったら、トラブルにあってしまうんですね。
「押し買い」とは、主に訪問販売などで使われる悪質な商法の一種で、消費者が売るつもりのない物品を業者が強引に買い取ろうとする行為です。特に高齢者を狙ったトラブルが多く、貴金属や着物などの「無料査定」と称し家に上がり込み、無理やり買い取っていくケースが報告されています。
Q:高齢者に多いトラブルなんですね。具体的にはどのような相談内容ですか。
相談事例のひとつを紹介します。
電話で「不用品を回収しています。余っている衣類や植木鉢、割れているお皿や片方のくつなど何でもでもいいですよ」と説明を受け、業者の訪問を受諾。後日、自宅に来た際に、用意しておいた衣類などの不用品を見せたところ「アクセサリー等の貴金属はないか」と聞かれ、高額で購入したネックレス、ブレスレット等を見せたところ「1,000円で全部買い取る」と言われた。迷っていたところ、1,000円を置いて全て持ち帰ってしまった。衣類などは構わないが、アクセサリーは取り戻したい。どうすれば良いかというものです。
Q:高額で購入したアクセサリーが、たった1,000円ですか!そういったトラブルに遭わないためはどんなことに注意すればよいでしょうか。
トラブルに遭わないための注意点を3つお伝えします。
1点目は、「何でもいい」は売り文句です!本当の狙いは貴金属などの高価なものです。
2点目は、いきなり訪問してきた業者の相手をしてはいけません。不審に思ったら相手にせず、きっぱり断ってください。
最後は、事前に買い取りを約束した物以外は、売らないでください。後から返してほしくても、「処分した」と言われたり、業者と連絡が取れずに戻ってこないことがあります。
以上の3点です。買い取りは必要ないと思ったら、きっぱりと断ってください。依頼する場合はできるだけ一人で対応せず、ご家族や周囲の方に同席してもらうようにしましょう。
※訪問購入における氏名等の明示に関して、特定商取引法第58条の5をご参照ください。
Q:それでは、最後に一言お願いします。
訪問購入は特定商取引法が規定するクーリングオフ制度の対象です。もし、押し買いの被害にあった場合は、消費者ホットライン(188)や和歌山市消費生活センター(073-435-1188)で相談を受け付けています。業者の対応に危険や不安を感じた場合は、すぐにお近くの警察やご家族、周囲の方に連絡し相談してください。
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