11/14放送 市高デパート②

2025年11月14日

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昨日に引き続き、今週末の11月15日(土)、16日(日)に開催される「市高デパート」について「デパート委員長」数内 嘉栄さんと、「副委員長」の山本 健心さんにお話を伺います。

Q:昨日も市高デパートの歴史や、学習の場にもなっているということを伺ったのですが、具体的にどんなお店の出店されますか?
仕入の都合で突然変更することもありえるのですが、今のところお菓子・蜂蜜・毛布・ジェラート・文房具・野菜・果物 等さまざまな店舗の出店を予定しています。市高オリジナル商品も販売予定です。

Q:毎年すぐに売り切れる、今年の目玉の品など、注目の商品はあるのですか?
仕入の数にもよるのですが、去年は鮭が早かったです。まんじゅうもすぐに売り切れました。「市和商まんじゅう」から「市高まんじゅう」に名前を変え販売していますが、毎年完売する根強い人気の商品です。注目商品ですが、市高デパートでは毎年違う商品を追加して販売しています。

一昨年は他校が作ったジャムを、去年はドライフルーツを販売しました。
今年は醤油を新たに販売します。

Q: 「市高まんじゅう」も人気ということなのですが、どんなおまんじゅうですか?
「市高まんじゅう」は生徒として参加していたまんじゅう屋さんが卒業後、市高デパートのためにオリジナルの市高まんじゅうを作ってくれました。
種類は「白」がつぶあんで、「よもぎ」がこしあんとなってます。

Q:他にも色々ありますが、どんなお店を出店するか、どうやって決めているのですか?
このような大規模な市高デパートを長年開催することができるのも協力してくれる企業があるからこそ開催できています。ですからまずは例年通りを基本に考えています。去年の反省を踏まえ、話をする時に新しい商品があればその都度検討しています。

Q:今、まさに準備の真っ只中だと思うのですが、生徒のみなさんはどんな流れで出店の準備をされているのですか?
まず4月の委員決めの時デパート委員を決定します。その後本部であるデパート委員と店舗での役割を決定します。総務部、仕入部、経理部、販売部に分かれ、商品データを入力したり、チラシを作成したり、会場を設営したり、それぞれが責任を持って準備します。
生徒自らの力によって運営することにより、大きな自信となっていきます。

Q:では、最後に、市高デパートの開催日程など、ご案内と市民の方へのメッセージをお願いします!
(山本さん)開催は11月15日土曜日 9時から12時と 11月16日日曜日9時から11時30分になります。毎年多くのお客様に来ていただきここまで続けることができました。その感謝とともに、今年も元気に明るく販売しますので、是非お越し下さい。

(藪内さん)今年も市高デパートを開催することができるのも皆様のおかげです。ありがとうございます。明日から2日間、生徒一丸となって盛り上げていきたいと考えています。是非、市高デパートへお越し下さい。
お待ちしております。
和歌山市立和歌山高等学校HP(市高デパート)

11/13放送 市高デパート①

2025年11月13日

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今日は、今週末の11月15日(土)、16日(日)に開催される「市高デパート」について和歌山市立和歌山高等学校の「デパート委員長」数内 嘉栄さんと、「副委員長」の山本 健心さんにお話を伺います。

Q: まずは、藪内さんにうかがいます。ちょうど今週末に開催の市高デパートですが、毎年恒例のイベントとなっていますよね?どのような催しなのですか?
単に商品を販売するだけでなく生徒自らが店舗の設営、商品の仕入、そして販売、決算までを行う勤労体験学習であり全国的に見ても数少ない貴重な取り組みです。

Q: 歴史も長いのですよね?
昭和52年11月に第1回「市和商デパート」を開催しました。
平成21年度には、校名変更、学科改編を行い、普通科とデザイン表現科が加わりましたが、キャリア教育という側面からも実際的体験を通して、勤労意欲を高め、正しい職業観、勤労観を育成する場として、最適であると確信し「市高デパート」として開催しました。今年で49回目を迎える市高の伝統的な行事です。

Q: 49回目!たくさんの先輩方から受け継いできた歴史があるのですね。この市高デパートは、学習の一環として開催されているのですよね?
市高デパートは授業として行われている体験学習です。教室では学ぶことが難しいことを身につけるために49年間行ってきました。自分の仕事に責任を持ち、みんなが協力することが大切です。そして先生に指示されたことだけをするのではなく、自分で考え、自主的に積極的に仕事ができるように心がけています。

Q: 数内さんは、現在3年生で、1,2年生のときも経験してきたと思うのですが、学びはありましたか?
はい、同じ目標を持って学んできた仲間たちとの協力することの大切さを学びました。また、販売を実際に体験する中で、たくさんの地域の方々と関わる機会がありました。笑顔や励ましの言葉に触れ、私たちの活動が地域の皆様に支えられていることを改めて感じられました。

Q: 学びもたくさんあると思いますが、生徒のみなさん、いつ行ってもイキイキと販売されていますよね。山本さんも今、3年生ということで、1,2年生のとき販売を経験していかがでしたか?
私はデパート委員として本部に配属されていましたので裏方として販売を支えました。1年生のときは店舗販売を経験しました。実際に店舗の立場になるのは初めてで難しかったことを覚えています。気持ちよくお買い物をしていただくため一人一人との対話を重視しました。
販売を経験することにより、店舗側の気持ちやお客様と対話することの大切さを学びました。

市高デパートは11月15日(土)16日(日)朝9時から開催されます。
明日も引き続きお話伺います。

和歌山市立和歌山高等学校HP(市高デパート)

10/28放送 有吉佐和子記念館②

2025年10月28日

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今日も昨日に引き続き南海和歌山市駅近くの和歌山市立有吉佐和子記念館について、館長の恩田雅和さんにお話を伺います。

Q 今日は施設の中を案内していただけると嬉しいです。まず、記念館の1階にはすてきなカフェがありますよね。
リエールさんというところが入ってくれてまして、ここは和食がおいしいところで日替わり定食「紀ノ川定食」という名前がついています。あるいは「茶がゆ定食」とか、日によっては完売するくらい人気商品です。

ある日の紀ノ川定食

Q そしてまた、その1階には展示室がありますね。
3、4ヶ月に一回展示替えしてるのですが、現在展示してるのは有吉佐和子の長編小説「木瓜の花」という作品があるのですが、それの生原稿を全部展示しています。原稿の量の多さによって長編小説はこれくらいあるんだな、というのを目で感じ取っていただけたらと思います。

Q 原稿が積み上がってるというか、すごい高さがありますよね。そして、生原稿なので書き直した跡もわかって、本来こう書こうとしていたのかな、というのも見えて、いいですよね。

そうなんですよね。作家の考え、思考の跡をですね辿ることができて、とても貴重な資料だと思います。

Q そして2階に上がってくると、また明るくて景色もいいですね。
2階は有吉佐和子がいろいろな名作を書き継いだ「書斎」がそのまま再現されてます。書斎の机と椅子と電気スタンドは東京にあったものをそのまま持ってきてますので、本当にここでいろんな作品が生まれたんだな、というのを実感してもらえる書斎になってます。

Q この2階では毎月、イベントや教室も開催されているんですよね。
有吉佐和子原作のものを劇団ゼロさんが中心になって朗読劇を毎月必ずやってます。ただ、日程は月によって日が変わりますので、毎月10日、水曜日で休館日だったら翌11日、この日に申し込みをしていただけたらと思います。

Q その場合は電話ですか?それとも直接来館して?
電話でお願いしたいと思います。

Q 朗読劇もあって、他にもあるのでしょうか?
2階の和室で偶数月の第一日曜日の午前中、有吉佐和子作品を読む会というのを主催していますので、是非これもご参加いただきたいと思います。

和歌山市民の方だけでなく大阪の方からもこの読書会に来てくださってる方もいますので、是非一緒に有吉佐和子作品を読んで、有吉文学とはどういうものか感じていただけたらと思います。
で、偶数月ですのでこの次は12月7日(日)
テキストが「針女(しんみょう)」という長編小説。これを12月7日のテキストにしますので、是非これを読んでいただいて一緒に参加して感想をみなさんで語りあっていただければと思います。

申し込み先の電話番号は073-488-9880になりますので、もっと詳しいことを聞きたいな、または申し込みたいなという方はこちらまでお電話ください。
有吉佐和子記念館ホームページはこちら

10/27放送 有吉佐和子記念館①

2025年10月27日

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今回は、南海和歌山市駅から徒歩5分の場所にある和歌山市立有吉佐和子記念館について館長の恩田雅和さんにお話を伺います。

Q 今日は有吉佐和子記念館に来ています。和歌山市駅から徒歩圏内にあって、便利な場所ですね。
便利なところにあるので和歌山市を始めて訪れた県外の観光客のみなさんも立ち寄ってくれるんですよ。

Q 有吉佐和子記念館とはどんな施設なのか教えてください
ちょうど3年前。2022年6月に開館しました。この建物は東京杉並区堀ノ内にありました有吉佐和子邸をその場所の設計図通りに和歌山市駅近くに復元したという形です。

Q 有吉佐和子ファンにはたまらない場所ですね。有吉佐和子さんと言えば、和歌山市出身の作家さんですが、どんな経歴を持たれた方になるのですか?
和歌山市との関わりでいうと、昭和6年に和歌山市真砂町の和歌山赤十字病院でお生まれになりまして、生まれてすぐお父さんの勤務の都合でジャワ(現在のインドネシア)へ移って、小学校3年から4年にかけて木ノ本にお帰りになって現在の木本小学校へ1年間通うことになります。

また、すぐにジャワに戻るのですが、昭和20年に疎開のために木ノ本に戻ってきて現在の桐蔭高校の前身の和歌山高等女学校へこれも1年間通うことになるんです。

ですから、和歌山市で勉強したのは僅か2年なんですね。そういう和歌山市との関わりです。

Q 作家として活躍され、有名な作品もたくさんあるのですが、住んでいたところも日本とインドネシアという中で文才というのはどうやって出てきたのでしょうか?
ご本人のエッセイがあるのですが、木本小学校の時に転校してきたのでなかなか馴染めないところがあったらしいです。当時の木本小学校の先生に作文を書いたらすごく褒められたと、それで書くことが好きになった、ということを言ってます。ですから、小学校3年から4年にかけて当時の先生の教えによってご自分は書くことが好きなんだ、という喜びを見つけたみたいですね。

Q そこから色々と作品を書かれて、有名な作品もたくさんありますよね。

代表作はこの和歌山市が舞台の一つになってますが「紀ノ川」ですね。
和歌山で縁の作品というと川シリーズになりますが、「有田川」「日高川」と川三部作といわれています。
お芝居にも何回もなって、映画にもなって、非常に親しまれてますが「華岡青洲の妻」。現在の紀の川市が舞台の麻酔を世界に先駆けて成功したという華岡青洲を扱った大変な名作です。

その作品が展示されているところもありますので、また明日も引き続きこちらの施設の話を伺っていきます。
有吉佐和子記念館のホームページはこちら

10/23放送 NPO法人和歌の浦自然・歴史・文化支援機構主催「和歌の浦あしべ庵オープン1周年記念イベント」②

2025年10月23日

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今日も昨日に引き続きオープン1周年を迎える「和歌の浦あしべ庵」について、施設の管理をされているNPO法人 和歌の浦自然・歴史・文化支援機構の溝端佳則さんにお話を伺います。

Q 昨日は「和歌の浦あしべ庵」について色々とお話を伺いました。今日はもっと詳しくお話を伺っていきます。ここの見所、たくさんあるかと思いますが、ズバリどこになりますか?
なんといっても伽羅岩の眺めが美しい、という方が多いです。県外から来られた人にとっては、とても珍しいようです。

Q その伽羅岩というのは?私たちは今、建物の中にいるのですが、どこに見える岩になるのですか?

この辺で言えば妹背山と今見えてます天狗山の岩肌です。これが香木の伽羅に似た木目があるということで伽羅岩と言われています。

Q なるほど、確かに斜めに線が入っているのが木目に見えますね。これって結構珍しい岩なんですね。
そうですね。江戸時代にここを訪れた本草学者の貝原 益軒という方も非常に珍しい、他の国では見ることがない、と書き残しております。

Q その伽羅岩を眺めながら、その手前にあるのが庭園なんですが、庭園も見事ですよね。

そうですね。庭園内の池なんですが、ここには6月20日過ぎから8月下旬にかけて一面に白い花が咲きます。これも一つの見所になっております。
背後の玉津島神社の見晴台からの眺めも素晴らしいです。

Q このあしべ庵が1周年を迎えるということで、今週末の10月26日(日)に記念イベントを開催されるんですよね。どんなイベントになりますか?

地元の方々に色々なパフォーマンスをしていただきます。明和中学校の生徒さんによる演奏会、西浜中学校のダンス、和歌浦小学校の和歌浦ダンス、あとはフルート演奏、講談、歌声広場、健康体操、紙芝居などと色々なものを予定しております。

Q ステージも盛りだくさんですが、このステージは室内であったり、庭園を使ったり、という感じになるのでしょうか?
駐車場と庭園の芝生広場で行われます。

Q この催しどれも楽しみです。イベントは何時からになりますか?
キッチンカーや販売もされるのですが、これは10時から
各種パフォーマンス11時から行う予定です。

Q 10時から来たらお店も楽しめて、ステージも楽しめるということで、たくさんの方におこしいただきたいですね。
そうですね。10月26日(日)「和歌の浦あしべ庵1周年記念イベント」に是非お運びください。
また、あしべ庵での色々な催し、例えばお茶会や各種講座開催、芝生庭園での演奏会やヨガなどと様々なイベントであしべ庵を活用していただきたいと思っております。

Q 問い合わせ先を教えてください。
和歌山市都市再生課までお願いいたします。
電話は073-435-1048です。
あしべ庵の詳細はこちら

10/22放送 NPO法人和歌の浦自然・歴史・文化支援機構主催「和歌の浦あしべ庵オープン1周年記念イベント」①

2025年10月22日

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オープン1周年を迎える「和歌の浦あしべ庵」について、施設の管理をされているNPO法人 和歌の浦自然・歴史・文化支援機構の溝端佳則さんにお話を伺います。

Q 今、「和歌の浦あしべ庵」に来ています。本当に心地の良い場所です。まずは「和歌の浦あしべ庵」とは、どのような施設なのかおしえてください。
ここは和歌山市都市再生課が整備・管理している施設で、玉津島神社を中心とした、名勝・和歌の浦、その中には万葉の風景を今に残す妹背山や干潟、それから和歌浦天満宮、紀州東照宮、片男波海岸などがありますが、これを周遊するための拠点となるべき施設として整備公開されたものです。

Q タイムスリップしたような、昔の良さがそのまま残ってる場所になってて大好きです。
で、別荘の跡地を改修した施設ということなのですが、、、別荘とは思えないくらい立派の建物と庭園ですよね。

この建物は昭和4年に和歌山市出身の福島嘉六郎さんが建てたものです。福島さんは著名な茶人でもありましたので、床柱に棕櫚の木を使ったり、炉を切った座敷や、竹を使った欄間など茶人としての趣向を凝らしたものになっています。

Q 細部を見ても、楽しめるところが魅力ですよね
NPO法人和歌の浦自然・歴史・文化支援機構のみなさんは、この和歌の浦あしべ庵の管理、和歌の浦の歴史・文化の情報発信や観光案内をされているということですよね?

はい。ここは位置的にも名勝和歌の浦の中心ともいえる玉津島神社に隣接していますので、ここを訪れる方々に周辺を散策していただけるように、パンフレットやお写真の展示を通じて、見どころの多い和歌の浦の魅力を感じていただければ、と思っております。

Q 今、私がいるのは和室ですが、テーブルの上には所狭しと色々みなさんの案内があったりして情報発信の場所になっているんだな、と感じます。
和歌の浦の玉津島神社や不老橋のそばにあって、観光の拠点に抜群の立地ですよね。色々な方がこられるのではないですか?

そうですね。県内の方でもここは初めて来た、という方が結構いらっしゃいます。こんなところがあったのかと、驚かれる方もいます。もちろん観光バスで県外の方も来られますし、外国の方もチラホラと訪れます。

Q 風光明媚なので写真を撮りに来られる方もいらしゃるんじゃないかな、と思います。
この和歌の浦あしべ庵の営業時間をおしえてください。

月曜日が休館日となっております。
開館時間は朝10時から午後4時までです。
駐車場は無料となっております。
土日祝日だけは担当者というか案内人がおります。平日は開館しておりますが、無人になっております。

Q こちらお手洗いもとっても綺麗ですよ、いつでも誰でも楽しめる場所になってますね。
担当の方が毎日綺麗に掃除してくれておりますので、非常に嬉しいです。

では、明日も引き続きお話うかがいます。まずはありがとうございました。

10/9放送 北ぶらくり丁商店街「北ぶらREMIX PROJECT」ついて

2025年10月9日

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昨日に引き続き、和歌山市とまちづくりで連携されてる「独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」吉田英雅さんに「北ぶらREMIX PROJECT」についてお話を伺いします。

Q 昨日「北ぶらREMIX PROJECT」についてお伺いしました。そこに北ぶらくり丁商店街に「インフラゼロハウス」がやってくるということですが、聞くと「インフラゼロハウス」ってちょっと堅い感じしますが、インフラゼロハウスとはどんなものになりますか?
(株)MUJI HOUSE が開発した、「ユーティリティ棟」と「リビング棟」を組み合わせた、車で運べるモバイルハウスです。
ユーティリティ棟は、蓄電池やキッチン、シャワーなどを設けたユニットで、屋根と壁が太陽光パネルになっていて、蓄電池にためて電力をまかないます
リビング棟は、リビングすぺ一つ、バイオトイレなどを備えた生活のためのユニットで、今回は麻畳や机、イスなどを装備しています。

Q モバイルハウスなんですね。すでにトレーラーハウスのような家が開発されていて、それを、トラックで運んでくるということでしょうか?
そうです。
ナンバープレートのついたトレーラーハウスで、トラックで牽引して運んできます。
今回、ユーティリティ棟は南房総市から、リピング棟は先に設置しました河内長野市の南花台団地からやってきます。南花台団地ではすでに地域の方の集いの場になっています。

Q 平常時も活用ができて、災害時にはライフラインがなくても活用できる設備が揃っているとのことで興味があるのですが、実際に一般の方も中を見ることができる機会はあるのでしょうか?
はい。10月12日から12月28日までの期間中、水曜、木曜、金曜と第2、第4の土曜日、日曜日は基本的には中にも入ってみていただけます。
「アイデアの壁」や「北ぶらの記憶」と参加していただける企画も用意しています。

また、「北ぶら REMIXPROJECT」の開始と「北ぶら SUNNY PARK」のオープンを記念したオープンセレモニーを10月12日の13時から開催します。

開所式として、北ぶらくり丁商店街らしく、「インフラゼロハウス北ぶら店」のれん と ちょうちんをぶらくるセレモニーや、和歌山では恒例のもちまきを行う予定です。

インフラゼロハウスの説明やこの取組の説明、自由内覧なども行う予定となっています。

Q:最後に市民の方へメッセージをお願いします。
11月30日までは、まちなかを巡って魅力に触れるin the loop 2025 を開催中で、スタンプラリーも実施しています。
秋から冬にかけてのまち歩きが気持ちいいこの季節に、ぜひ、レトロでポップな北ぶらくり丁商店街にでかけてみてください。

10/8放送 北ぶらくり丁商店街「インフラゼロハウス」の取組について①

2025年10月8日

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和歌山市とまちづくりで連携されてる「独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」吉田英雅さんにお話を伺いします。

Q. 和歌山市とまちづくりで連携されているとのことですが、いつからどのような形で関わりがあるのでしょうか?
令和3年に和歌山市が「新しいまちづくりのモデル都市」として国から選定されてから、まちづくりの連携協定を結ばせていただきまして、ウォーカブル、リノベーション、官民連携したまちづくりに和歌山市さんや地域のみなさんと一緒に取組んでいます。

Q: UR都市機構さんの業務に関係した連携ということですか?
そうです。わたしたちURは、いろいろな都市でまちづくりに携わってきた経験があります。
その経験を生かして、地域経済活性化につながるようなまちづくり支援を1つの使命としています。

和歌山市の目指すまちづくりの方針に沿って、中心市街地が楽しく過ごせて、毎日でも行きたくなるように、連携しています。

Q: 今回、新しい取組を始めるとのことなのですが、どんな取り組みになりますか?
この秋、和歌山市中心部の北ぶらくり丁商店街の中で、「北ぶら REMIXPRJECT」と題した企画を実施します。
無印良品の家を展開する(株)MUJI HOUSEさんが開発した「インフラゼロハウス」というトレーラーハウス2台を設置して、環境配慮技術や災害時に活用できる機能を備えた広場空間をつくります。

この空間を「北ぶら SUNNYPARK」と命名しまして、環境・防災に関する検証をしたり、イベントや会議などで利用したり、ポップアップショップとして使ってもらったりする予定です。

Q. この取り組みをまちなかで行うのは初めてとのことですが、北ぶらくり丁で実施しようとなったきっかけはなんだったのでしょうか?
この取り組みは、(株MUJI HOUSEさんとの共同研究の一環で行うのですが、MUJI HOUSE さんでは広い空間での実証実験を千葉県南房総市などで、すでに実施されました。

その次は、広い空間というよりも、人の滞留が生まれるまちなかで活用してみると新しい視点からの意見やアイデアが生まれるのではないかという考えがありました。

北ぶらくり丁は、これから空間の再整備を行うタイミングでもあり、ここに置いてみると絶対におもしろいという何かしらの確信もあって、北ぶらくり丁での実施につながりました。

Q: また、北ぶらくり丁にいく楽しみが増えそうですね。
このインフラゼロハウスですが、北ぶらくり丁のどこにいつから設置されるのですか?
10月12日「北ぶら REMIX PROJECT」オープンセレモニーから12月28日までの間、北ぶらくり丁の東側、本町公園からもよくわかるところに設置します。

10月9、10日に配布されるリビング和歌山の折込チラシでも情報を載せています。企画内容の最新情報などはインスタグラムでもお知らせしていきますので、ぜひ「インフラゼロハウス北ぶら店」で検索いただき、フォローの方をよろしくお願いします。

まだまだ詳しいことをお伺いしたいので、引き続き、明日もお伺いします。

9/30放送 知ってるようで知らない和歌山城の歴史「天守閣」

2025年9月30日

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今日も昨日に引き続き、和歌山城おでかけバージョン、ということで色々なところを見ております。
天守閣の最上階、一番上に来ました。伊津見孝明さんです。

Q 天守閣、風の通りが良いですね
そうですね。四方に扉がありますので全部この時期は開けておりますから、非常に風の通りはよくて涼しいですね。

Q まず上がってきて目に入るのが、この鞠(天井にあるライト)もあります、(和歌山城の)模型もあります。そして、この景色。どんな感じで見ていきましょうか?
まず、ベランダみたいになってますから外に出ることができますので、まず外に出ていただいて、順番に、方角ごとに見える景色の内容を説明していきますと・・・

北側の眼下には市役所とか和歌山城ホールが見えまして、さらにその奥に目を転じると、ビルとビルの間に紀ノ川が見え隠れしています。さらに紀ノ川を渡った先には山が、和泉山脈という巨大が山脈が横たわっているのですが、それを超えたら大阪、ということになります。

、JR和歌山駅方面になるのですが、さらにその先に目を転じますと、ずっと紀ノ川筋で山々が奥の方まで続いています。

ここから見ることは出来ませんが、方角でいうと、高野山の方になりますので、こちら側に高野山があるんだな、というのを知っていただけたらと思います。

Q 今、ちょっと霞がかかっているのですが、スカッと晴れてる時、見えそうな気がするくらいに展望がいいですよね。
そうですね。本当に霞かかっていない冬の日なんか結構多いのですが、そういう時に四方を見渡すと、すごくはっきり見えて感動しますね。

Q お正月の「天守閣から初日の出を拝もう」という時なんか最高の角度ですよね。
ここまさにベストショットだと思います。

今度は目を転じて、南側に行きますと、和歌山県立博物館、それから県立美術館が右側の方に見えまして、右奥ずっと見ていきますと和歌の浦がちょっとだけ見えるんですね。山と山の間のところに少し海が見えるのですが、かろうじて和歌の浦を見ることができます。
方角的にはこっち側の白浜や海南の方になりますね。

和歌山城を訪れた後に和歌の浦も是非一緒に訪れていただきたいな、と思います。

Q そして、西側になりますが、またここも景色がころっと変わりますね
今度、西側の川と海が見えます。右側には紀ノ川の河口部分が見えておりまして、その先が紀淡海峡、徳島と和歌山を結ぶ間を隔てている海峡になります。

Q 和歌山城がなぜここで、そして文化がどうして発展したのか、わかるような地形ですね。
今日は残念ながら見えないですけれども。天気の良い日は奥に徳島県が見えます。

大阪と江戸を結ぶ船も全て和歌山の目の前を通りますし、徳島は徳島で外様大名蜂須賀家の領地ですから外様大名を出る蜂須賀家を睨むために、ここに紀州徳川家が置かれたということも一つ可能性としては考えられています

このラジオを聴きながら天守閣楽しんでみてください。

和歌山城のホームページ

9/29放送 知っているようで知らない和歌山城の歴史「大天守の展示」

2025年9月29日

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「知ってるようで知らない和歌山城の歴史」について和歌山城整備企画課の伊津見孝明さんにお話を伺います。今回もおでかけバージョンです。

Q 前回は本丸、そして天守閣の入り口と、みなさんにご案内しました。
いよいよ天守閣に入って参りました。

今、中に入ってきて大天守の1階におります。

Q ここの特徴は何でしょうか?
天守閣全体が紀州藩や徳川家に関する史料展示室みたいな形になっております。

大天守1階は主に江戸時代の武具、刀、甲冑とか槍とか古文書等を中心に展示をしております。

Q この階での1番、ここは必ず見ておいて、というのはありますか?
大天守の平面が歪んでいるというのが、実は中に入るとよくわかるんですね。

大天守の南側に立って西の方を向いていただくと、壁が90度になっていないというのがわかると思います。そこからさらに北の方向を振り向いていただくと、ちょっとわかりにくいのですが、また、角度が90度になっていない。
いかにこの建物が正方形ではない、歪んでいるのかというのが、南東の隅に立つとよくわかるようになってます。

Q これは伊津見さんだから教えてもらえるマル秘情報ですね。是非、みなさん、こちらに立って、その歪みを楽しんでみてください。
では、次の階へ行きましょうか。階段を登って2階にやって参りました。
こちらは先ほどとは雰囲気が少し変わりますね。

ここは下とは違いまして、主に紀州徳川家に関係する史料、例えば藩主が自分で直接書いた「書」とか「絵」とかあるいは過去の和歌山城の発掘調査で出土した瓦とか出土遺物類をここで展示をしています。

Q 今、私たちの目の前には掛け軸があるのですが、これもやはり由緒ある方が書かれたものになりますか?

この掛け軸は12代藩主の徳川成勝が自ら書いた書になります。ちゃんと印鑑も、本人の印鑑も押してありますので非常に格式の高い史料じゃないかなと思います。

Q 達筆なんですけれど、今の現代人の私でも読める、というところも、時代が変わっても感じるものありますよね。
そうですね。字の上手い人は現代の人からしてもありがたいくらいに読めますよね。

Q 伊津見さん、ちょっとこれ面白い・・桃の瓦ですか?

はい、そうなんです。桃を模った瓦が置いてあります。桃というのは災いを避ける意味合いがありまして、これは元々天守閣の入り口、我々がさっき最初入ってきた入り口の玄関の屋根に葺かれていた桃の瓦になります。

Q 普通、天守閣の屋根の上だったら鯱鉾とか、厳ついって感じがするのですが、本当に可愛い桃。この時代も桃は桃だったんですね。
そうですね。桃としてはやはり江戸時代も日本にもありましたので、元々中国の伝承で桃は魔除けの力があると信じられていましたので魔除けの意味合いを込めて作られた瓦になります。

そんな感じで気になるものが見つかるかもわからないので一つ一つご覧になっていただきたいですね。
和歌山城のHP

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