8/15放送 済州国際観光マラソン②

2024年8月15日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆


今回は、昨日に引き続き、韓国の済州島で行われた「済州国際観光マラソン」に、和歌山市派遣団として参加され、ハーフマラソンの部で3位に入賞された、三浦雄亮さんにお話を伺います。

Q: マラソン大会には、よく参加されるのですか?
コロナ禍では大会自体が中止で出られていませんでしたが、それ以前は毎年フルマラソン含め数回は参加してきました。済州島への派遣は、マラソンランナーとして私が目標にしてきたことのひとつだったので、叶えることができてうれしく思っています。

Q: マラソンは、小さい頃から好きだったのですか?

中学生の時の陸上部で短距離種目をやっていまして、マラソンをはじめたのは社会人になってからです。25歳の時に市民ランナーとして初めて出た大会もジャズマラソンでした。ハーフマラソンでいえば今より30分以上遅かったと思いますが、一緒に切磋琢磨できる仲間と出会える縁があって、ここまで記録を伸ばすことができています。

Q: 日々トレーニングをされているのですか?
今朝も走ってきたのですが、平日は出勤前に10キロ程度走り、週末は仲間と集まって、少しきつめのペース走やロング走をしたりしています。

Q: 和歌山ジャズマラソンは、何度も出られているのでしょうか? 今年も出場されますか?
何度も走っていますし、今年も是非、出たいなとは思っています。去年初めて親子の部で小学生の長女と一緒に走ったので、今年は今、年長の次女もいるので、一緒に妻も誘って家族みんなで走りたいなと思っています。
今度は済州市の選手もジャズマラソンを走りに来られると聞いているので、交流もしたいと思っています。

Q: どんどん広がりますね。マラソンの魅力や、和歌山ジャズマラソンの魅力を教えて下さい。
ジャズマラソンでいうと県内で一番大きい大会ですし、私にとっては地元なので特別な大会です。
また、ファミリーランの部もありますので家族で参加できるところも良いと思っています。
コース自体は公認コースなのですが、記録が狙いやすいとは言えません。きついところがあったり、坂があったりするのですが、運営がしっかりされていますので安心してできる大会だと思います。

Q 音楽と景色、色々なものも楽しめますよね。
景品も豪華になっていると聞いていますので楽しみです。

今年も和歌山ジャズマラソンが、11月10日(日曜日)に開催されます。
エントリー受付は9月2日(月曜日)まで
インターネットやローソンのLoppiでエントリーができます。ぜひ、みなさんもご参加をお願いします。
ジャズマラソンの詳細はこちらをクリック

8/14放送 済州国際観光マラソン①

2024年8月14日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は、韓国の済州島で行われた「済州国際観光マラソン」に、和歌山市派遣団として参加され、ハーフマラソンの部で3位に入賞された、三浦雄亮さんにお話を伺います。

この派遣事業は、和歌山市と姉妹都市である韓国済州市との「両市民ランナーを互いに大会に派遣することにより交流を深め、スポーツを通じて友好親善を図ろう。」という目的で2003年から始まったもので、今回で17回目となるそうです。

Q:今回は、どういった経緯で、韓国の済州(チェジュ)国際観光マラソンに参加することになったのですか?
和歌山市民または和歌山市内で勤務されている人の中で、昨年のジャズマラソンで成績上位の人が派遣対象となるとのことで、私は10kmの部に出場し、総合7位だったのですが、対象者の中では1位だったので、選出していただきました。

Q:何人で参加されたのですか?
ハーフマラソンの部と10kmの部の男女それぞれ1名ずつが選ばれたので、4名で参加しました。

Q:今までに海外のマラソンの参加されたことありますか?
私は今回が初めてでしたが、お祭りしょくがとても強いと感じました。運営側の盛り上げ方とか参加者の反応は、日本のマラソン大会では見たことがないくらいの盛り上がりようで、また、良い意味でも悪い意味でも大らかというか、スタート時間になってもランナーが整列していなくて、スタート時間が2分ほど遅れるなどあったのですが、これも日本では経験がないことでした。

Q:日本のマラソン大会と比べて違う点、他にもありますか?
お祭りという感じで、ブースもたくさんあり、副賞も大変豪華で、おもてなしもしっかりしていると感じました。商品券も結構高額なものでスポンサーさんのスポーツ用品をいただける商品券をいただきました。

Q:和歌山市と韓国の済州市との交流のために行かれたとのことですが、交流は図れましたか?
済州市役所の方や現地ガイドさんに本当に親切にしていただき、たくさんのおもてなしをいただきました。
前日のレセプションで済州市のカン市長に激励をいただきましたし、レースの翌日には市長室で結果報告をしてきました。カン市長は穏やかでとてもやさしい人でしたし、和歌山市のことを大切に思ってくれているのが伝わり、市どうし良い関係が築けているなと感じました。市長とは今度家族旅行で来ます、と約束をしてきました。

ありがとうございました。明日も引き続きお話伺います。

7/31放送 和歌山城の歴史②「浅野期」

2024年7月31日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

昨日に引き続き和歌山市市民が知っているようで知らない「和歌山城の歴史」について和歌山城整備企画課の伊津見孝明さんにお話伺います。

Q:昨日は豊臣秀長が和歌山城を築城し、家臣の桑山重晴が和歌山城の城代を務めたというところがメインでした。その後の歴史はどうなっていくのでしょうか?
秀長の城代であった桑山重晴は、文禄4年(1595)に大名として独立して和歌山城主になりますが、関ヶ原の合戦後に隣の和泉国(大阪府岬町辺り)に領地を与えられて和歌山城を離れます。その代わりに和歌山城には浅野幸長(よしなが)が紀伊国37万石の大名として入ってきます。

Q:浅野幸長はどのような人物なのですか?
幸長は豊臣政権で主に司法行政を担当していた浅野長政の息子で、豊臣秀吉の正室北政所(おね)の甥にあたる人物です。当時豊臣家とは非常に近い存在でした。

Q:浅野幸長が和歌山城主になった時に城に大きな変化はあったのですか?
この時期に和歌山城は大規模な増改築が行われます。
虎伏山の北麓に幸長が住むための「御屋敷」が構えられ、これがのちに 二の丸の原型になります。この他、西の丸庭園などもある西の丸も造成されています。

Q:その他和歌山城に見られる大きな変化はありますか?
今、見られる連立式天守が建てられた点が挙げられます。現在の天守は漆喰塗りの白い外観ですが、幸長が建てた天守は板張りの黒い外観をしていました。今と全く真逆の外観をしていた、ということです。

Q:浅野期の和歌山城に関するエピソードが何かあれば教えてください。
(虎伏山の北側)今の西之丸庭園の南側に石垣に囲まれた鶴の渓と呼ばれているエリアがあります。この名前の由来は浅野期にここで鶴が飼育されていたという伝承に由来しています。

実際、江戸時代後期に鶴の餌鉢として利用された石の容器が置かれていた、ということがわかっています。
その餌鉢は今も天守の台所に展示されています。天守閣は小天守から入ってぐるっと一周して外に出るようになっているのですが、その最後の出口があるところが台所で、台所まで辿り着いたら鶴の餌鉢を置いてありますので見ることはできます。

Q:浅野期の和歌山城の名残が見られる場所が他にあれば教えてください。
当時の建造物は残っていませんが、浅野期に積まれた石垣は城内各所に今も残っています。新裏坂辺りや西の丸西側の石垣(駐輪場の向い側)が該当します。

また、不定期にはなりますが「和歌山城の歴史」に迫るコーナーをお届けします。是非、お楽しみにしていてください。

「和歌山城の知ってそうで知らない歴史」過去放送分はコチラ🔽
1. 7月30日放送「豊臣・桑山時代」

7/30放送 和歌山城の歴史①「豊臣・桑山時代」

2024年7月30日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は和歌山市市民が知っているようで知らない「和歌山城の歴史」についてシリーズで和歌山城整備企画課の伊津見孝明さんにお話伺います。

Q: 今回はどの時代のお話を聞かせていただけますか?
関ヶ原の戦いの前の豊臣・桑山時代の話をしたいと思います。

Q: 和歌山城と言えば 徳川吉宗というイメージがあるのですが、実際は違うのですね
和歌山城はいつ頃誰によって築かれたのですか?

和歌山城は天正13年(1585)に羽柴(のちの豊臣)秀吉が弟の秀長に命令して築かせました。当時は虎伏山の山頂と山の南東側で構成された今より規模の小さな城でした。

Q: 和歌山城が築かれた背景には何があったのでしょうか。
和歌山城が築かれる前、戦国時代の和歌山市一帯は雑賀衆という自治集団が治めていましたが、雑賀衆は秀吉と敵対していました。天正13年に秀吉は大軍を率いて雑賀衆を滅ぼしますが、秀吉はこうした敵対勢力への自分の権力の誇示、そしてこの後に控えていた四国攻めの拠点とすべく和歌山城を築いたと考えられています。

Q: 当時の和歌山城にも天守閣はあったのでしょうか。
秀長による築城時に天守閣が存在したかどうかは史料が存在しないため、よくわかっていません。

Q: 築城にまつわるエピソードとして何かありますか?
城内、特に虎伏山山頂の天守郭や本丸の石垣には、五輪塔やお寺の柱の礎石といった転用石がはめ込まれている箇所があります。これは、築城を当時急いでいたため和歌山城周辺の寺院から墓石等をかき集めて石垣用の石材として利用したからだと考えられています。

Q: 豊臣秀長はずっと和歌山城主だったのですか?
いいえ、実は築城されたその年には秀長は大和国(奈良県)の郡山城に居城を移したため、和歌山城に本人がいたのは実質4か月程度です。ただし、所有権はあくまで秀長にあり、和歌山城には家臣の桑山重晴が城代として派遣されていました。

Q: 今の和歌山城で築城当時の面影が見られる場所はありますか。
和歌山城は秀長以降、桑山、浅野、徳川と城主が変わっていく中で、改築が進んだので、築城当時の面影が残されている箇所は限られています。

基本的には天守閣の下の石垣や、虎伏山下の伏虎像後ろの石垣が野面積という石をそのまま加工せず積んでいるのですが、これが築城当時の石垣と考えられるため、もし興味のある方は見に来られてください。

次回は、関ヶ原の戦いの後、紀伊の国を与えられた浅野氏についてご紹介します。
さらに詳しく和歌山城について知りたい方は、和歌山城ホームページをご覧下さい。http://wakayamajo.jp/index.html


7/18放送 和歌浦天満宮②

2024年7月18日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

昨日に引き続き、和歌浦天満宮について、和歌浦天満宮 宮司の小板政規さんにお話を伺います。

Q 和歌浦天満宮の建物も歴史を感じますよね。再建された本殿、楼門などは国の需要文化財にも指定されているということですが、どんな特徴がありますか?
和歌山の方はあまりびっくりされないのですが、他府県の方から「えっ!」といわれるのですが、ほぼ97%、100%と言ってもいいくらい和歌山特有の青石を使って高い石垣の上に立つ楼門を見て、他府県からきた方や、海外の方も英語で”Amazing!!”と言われるのを聞きます。

楼門から見えるのは紀南に続く山々、太平洋に続く和歌浦湾で、夏には海風がそよぎます。あと、彫り物や設計を行ったのは岩出市根来出身の方で、後に江戸に渡って作事方(さじかた)大棟梁という、今でいう建設大臣の第一号に任命された方が最初に手掛けた物件だとされています。

Q 他にも見所はあるのでしょうか?
元々天満宮が立つ前、平安時代より前に本殿の横に山道があるのですが、そこを少し行ったところに天照皇大御神と豊受大神・多賀大社・白山比め神社を祀っているのですが、今も石碑があります。

Q 今年の7月24日(水)、25日(木)には毎年恒例の天神祭がありますよね。どんなお祭りなのか教えてください。

祇園祭とすごく関係があります。京都の祇園祭は7月1日から31日間あります。山鉾とか有名なのですが、あくまで巡行であり、御神輿がでたり、花笠巡行とか色々なお祭りが行われます。それは疫病をおさえるための京都の市民の御祭なんです。
疫病は悪い神がもたらすと信仰され、それをおさえる、より強力な神様が必要と持ち出されたのが日本の歴史史上で最強の怨霊神である天神様その天神さまが持ちいられて悪霊を祓ってくれるのが天神祭だと伝わっています。

Q この天神祭、毎年、決まった日に行われているのですよね。
2月25日に亡くなっています。そして生まれたのが6月25日、ということで25日が天神様の日とされております。ついたちと25日にお祭りをしています。月次祭といってお供物をして皆さんの健康と平安を1000年間祈り続けています。

Q 最後に市民の皆さんに小板さんの思いをお願いします。
和歌山には何もないではなくて今一度色々な歴史を振り返って発掘して、皆さんと他府県から来てもらえるような町づくりを一緒にしていきたいと思っています。
で、讒言によって道真公が亡くなったのですが今でも正直な者を助けてくれる神様であります。

和歌浦天満宮の天神祭は
7月24日(水)宵宮は午後6時から
7月25日(木)は午前11時半から開催されます。
是非、みなさんお揃いでお出かけください。

※天満宮の境内で見守ってくれているオリジナルの置物。季節によって飾りも変わるそうです。

7/17放送 和歌浦天満宮①

2024年7月17日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は和歌の浦を代表する名所でもある和歌浦天満宮について、和歌浦天満宮 宮司の小板政規さんにお話を伺います。

Q 和歌浦天満宮はいつからあるのですか?
978年〜83年ぐらいには御社があったという文献が当社の「関南天満宮伝記」という書物に残されています
今も狛犬が残っていますが、そこから想像すると今の本殿の半分くらいの大きさがあったと言われています。

Q 和歌浦天満宮の始まりについて教えてください
西暦901年 菅原道真公が京都から九州に左遷させられた時に、風波を避けてこの和歌浦に立ち寄った
と伝わっています。
その後、役人の橘なおもと という方が祠のような物を立てたのが始まりとされています。

Q 菅原道真を祀っている神社は全国に他にもたくさんあるのでしょうか?
天満宮は全国に1万1千社あるといわれています。

Q 天満宮はどうして「学問の神様」といわれているのですか?
本来は学問の神様として祀ったのではありません
道真公は平安時代の学者で、ずっと勉強されていたので学会の一大勢力の菅原家の私塾をするのですが、盛況を望まない学者たちの嫌がらせによって四国に赴任させられています。

その後、地方に飛ばされたので逆にみんなの生活がどういうことかがわかって、4年後に都に戻ったらその事が活きて宇多天皇によって出世いたします。右大臣に昇進したりしてるのですが、他の家柄の地位の上昇を快く思わない藤原氏は、天皇の位を撤廃しようと企てていると嘘のことをいわされまして、九州に左遷させられます。その時に道真公の子供4人も仕事を失います。

その太宰府での生活は雨が漏っている部屋に閉じ込められたり、蛙がないているような家で生活されてまして、903年3月25日に亡くなります。その後が大変なことになります。

まず、疫病が大流行したり、左遷を企てた人が次々と亡くなります。洪水やら大火やら水疱瘡、渇水、天然痘大流行、挙げ句の果てには清涼殿(京都の重要な所)に落雷で何人か亡くなりました。
その時に道真公の祟りだ、とみんなが噂します。

何故、天神さまが学問の神様かというと、日本は逆にきちんとお祀りすれば最高の神様になれるという日本独特の信仰があって、やがて勉強もできたので、学問の神様としても信仰することになりました。

明日も引き続きよろしくお願いします。

7/10放送 SDGs推進ネットワーク2

2024年7月10日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

昨日に引き続き、和歌山市と SDGs 推進に向け連携をされている花王株式会社の取組について、花王株式会社和歌山事業場の佐久間 正さんにお話をお伺いします。

Q: 花王株式会社さんも SDGs の取り組みをいろいろされていると思うのですが、どんな取り組みをされているかご紹介お願いします。
花王和歌山工場では、工場内にある社員食堂から出る食品廃棄物(調理くずや残 食)を削減しながら、それでも残ってしまう食品廃棄物を生ごみ処理設備で堆肥原料化して野菜などの農作物を育て、その収穫物を再び社員食堂の食材として活用する「持続可能な循環型の食品リサイクル」活動に取組んでいます。 この取組みは、“もったいないを、ほっとけない”、何とか役立たせたいという思い から生まれました。

Q: この肥料は、どこに活用されているのですか?
社会福祉法人きのかわ福祉会ふるさとファーム様のところの農作物を育てている畑で、堆肥原料と堆肥を一緒に活用して戴いています。できた農作物は、和歌山工場が購入して、社員食堂で調理した料理を社員に提供 しています。

Q: この他にも花王株式会社さんがされている取り組みもあるのでしょうか?
食品リサイクルの取組みでできた堆肥原料を活用した取組みとして、「花・彩のある暮らしプロジェクト」活動もしています。

この活動は、業種の異なる日本製鉄関西製鉄所と堺ブレイザーズと 花王和歌山工場の3 社がプロジェクトチームを組んで、“花苗セット”を希望する施設に提供する活動です。
花苗セットとバレーボールのイベントもしたりしています。

この活動きっかけに、地域社会とのコミュニケーションの活性化や、住みよい町づくりに貢献し、持続可能な地域社会の実現に向けた SDGs 活動につなげていければと思います。

Q: 今後の展望などはありますか?
2023 年から県奨励品種のもち米(モチミノリ)を用いて、工場の社員とその家族、 海外からの技術研修生の方に、田植え、稲刈り、餅つきの一連の“農作業体験しながら「“食の大切さ”を伝える食育活動」にも展開し ています。
一緒に農作業体験して戴くことで、人と人との交流が盛んになり、自然とコミュニケーションや笑顔が生まれていることに気づかされました。

こうした活動を継続して、参加者の生活の質の向上や地域の課題解決や活性化に繋げていければと考えています。

Q: 最後に、市民の皆さんにメッセージをお願いします。
一つ目は、今回紹介した和歌山市の市のSDGsサイトの「SDGs 活動紹介」を見て戴ければと思います。
二つ目は、花王のSDGs 活動も知っていただければと思います。
最後に、知ってもらうことで 、同じ考え、思いをもつ仲間づくりにつなげていければ、また新たな活動につながるきっかけになると思います。そうした積み重ねが和歌山市の SDGs 活動に役立てればうれしいと思います。


7/9放送 SDGs推進ネットワーク

2024年7月9日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は、和歌山市と SDGs 推進に向け連携をされている花王株式会社の取り組みについて、花王株式会社和歌山事業 場の佐久間 正さんにお話を伺いします。よろしくお願いします。

Q: 花王株式会社さんは、令和2年10月から和歌山市と SDGs 推進に関する連携協定しているということですが、 どのような内容なのでしょうか?
和歌山市の SDGs 活動の推進と持続可能な地域社会の実現に向けて、幅広い領域で連携協力して取り組んでいこうというものです。

Q: 佐久間さんは、その中でどのような活動をされているのでしょうか?
和歌山市と連携協力していく実際の活動の 1 つとして、 和歌山市からの依頼を受けて、和歌山市 SDGs 推進ネットワーク会員の企業・団体さまが実施・取り組まれているSDGs 活動を取材して、SDGs 活動レポートの形にまとめて、それを市 HP 内 SDGs サイトの「SDGs 活動紹介」に掲載していただいて会員の SDGs 活動を紹介する活動をしています。

Q: 和歌山市 SDGs 推進ネットワークは、SDGs に取り組む企業や団体のパートナーシップを深め、それぞれの活動の 活性化を目指すとともに、地域における SDGs の達成に向けた取組の推進につなげるための会員組織なのですよね。
その会員企業に取材をされているということですが、どういったきっかけでこの活動を始めることになったのでしょうか?
和歌山市の担当者の方から SDGs 活動の事例をわかりやすく紹介するサイトを作りたいと要望がありまして、それなら私ができます、ということで過去にやったレポートを紹介したり、実際の活動のレポートを取材する様子を見ていただいて、ではこの活動レポートをやってください、ということになりました。

Q: 花王株式会社さんも SDGs の取り組みをされていると思うのですが、他の企業の取り組みを取材してみていかがですか?
実際にいろいろな企業さんを取材してみると、“みなさん、いい活動をしているな”というのが第 1 印象です。 それで結構共通していることがあることに気が付きました。
一つは自分たちの活動をSDGs 視点で見つめ直してみると実際に結構SDGsの活動をしているな、と再認識されている、ということと
もう一つは、その内容が自分たちの業務内容に関連していたり、今までずっと活動していたものをやっていたんだ、ということで無理なく継続しやすい形のものが非常にいい活動につながっている、という風に思いました。

Q: 気づきの場にもなる、ということですね。
はい、そうですね。

Q: 佐久間さんが取材された記事は、どこで読むことができますか?
和歌山市ホームページのSDGs 推進ネットワークの中に SDGs活動紹介というのがありますので、そこで見ることができます。
和歌山市SDGs推進ネットワーク会員等のSDGs活動紹介はコチラ

6/27放送 FAVTOWNについて②

2024年6月27日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回も昨日に引き続き、「FAVTOWNwakayama」について、移住定住戦略課と連携しているシナジーマーケティング株式会社の藤井香帆さんに伺います。

Q FAVTOWN wakayamaの取り組みを和歌山市と始めようとしたきっかけを教えてください。
ご縁があって、和歌山市のワークショップに参加をさせていただいたのがきっかけでした。そこで和歌山の若者の転出課題を伺い、FAVTOWNの構想をスタートしました。
その後も和歌山市の議員さん、職員さんにご助言をいただきながら実証事業として始められるところまで一緒に構想を固めてきました。その後は、和歌山市の皆様が暖かく受け入れて下さったおかげで続けることができています。

Q 続けることができているポイントになるのが、登録だけでなく情報やその後の交流も大事にしている、というのがポイントじゃないですか?
繋がり続けられるように、
皆さんの後輩の活躍がわかるような「母校の活躍」シリーズ
学生団体の皆さんと作る「和歌山弁あるある」シリーズ
和歌山市のグルメやイベント情報など
和歌山市にゆかりのある方に楽しんでいただけるようなコンテンツを発信しています。

Q:発信内容で大事にされていることは何ですか?
和歌山市にゆかりのある皆さんにとって「懐かしい」「だれかに共有したい」と思ってもらえるようなコンテンツを発信するようにしています。私だけでなく地元の大学生からご意見もらいながら地元の魅力を再発見できるコンテンツを定期的に届けられたと思っています。

Q:思わず見たくなる、思わず言いたくなる発信ですね。藤井さんが携わっていて特に印象に残っている投稿はありますか?
「母校の活躍シリーズ」です。投稿を見た卒業生の方からも好評をいただいていますし、学生たちが頑張っている姿を多くの方に届けられるのはうれしいですね。これからもFAVTOWNではローカルな母校の活躍を発信していきたいと思っているので、より多くの和歌山市の学校を取り上げていけると嬉しいです。

Q 定期的にプレゼント企画も実施されていますよね
前回のわかやま農業協同組合様のわかやまジンジャエールプレゼント企画が大変好評でしたので、定期的にプレゼント企画を実施する運びとなりました。
このプレゼント企画はフードロス商品を少しでも減らしていきたいという想いから、和歌山市の各企業さまとともに行っています。次回プレゼント企画も FAVTOWNからお知らせしますので今のうちにLINEから会員登録をしてお待ちいただけると嬉しいです!

Q:最後に、和歌山市民の方へのメッセージをお願いします。
FAVTOWNは、住民、出身者、行政、地元企業など、「地元が好き」という共通項でつながるファンメディアです。また、Instagramを中心にLINEやメール、Xでも情報発信していますので「FAVTOWN」で検索してみてください。
今年の港まつりも企画を実施いたします。企画の概要や応募方法もFAVTOWNからお知らせします。
和歌山市の皆さんや県外にご家族、ご友人が転出されたみなさんも是非、この機会にFAVTOWNに入って地元和歌山市の若者を一緒に応援していただけると嬉しいです!
FAVTOWNのHPはコチラ

6/26放送 FAVTOWNについて①

2024年6月26日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は、「FAVTOWNwakayama」について、移住定住戦略課と連携しているシナジーマーケティング株式会社の藤井香帆さんに伺います。

Q:FAVTOWN wakayama とはどのような取り組みになりますか?
FAVTOWNは「ふるさとを離れて頑張る人を応援したい」という自治体の思いが詰まった無料のファンメディアです。
実は和歌山市は、高校生・大学生の県外進学率が高い傾向にあり、県外に出ていったまま、都会で就職してしまうことで、生産年齢人口の減少につながっています。
若者が和歌山市を離れること自体が問題なのではなく、大切なのは和歌山市から離れても「つながり続ける」ことです。
「いままで以上に和歌山市を離れてがんばるみなさんを応援したい、そしてもっとつながりたい。」
そんな想いで和歌山市と一緒に FAVTOWNwakayama を開始しました。
FAVTOWNwakayama では和歌山市に帰りたくなるような、さまざまな情報発信や企画を実施しています。

Q:繋がりつづける事で和歌山愛も深まりそうでとても嬉しい企画ですね。この取組は、いつからされているのですか?
2022年10月、和歌山市とシナジーマーケティングが実証事業連携協定を締結し、2023年2月からサービスをスタートしました。

Q:このサービスは他の市町村でもされているのでしょうか?
現在は和歌山市との取り組みのみですが、他自治体とも連携を進めており、和歌山市発のモデルとして今年度中に別の自治体さまとも FAVTOWNの取り組みを開始する予定です。また、和歌山県下の自治体さんにも是非広げていきたいと考えています。

Q:和歌山市発というのも嬉しいですね。どんどん広げていきたいですね。
FAVTOWNwakayamaは、どのような方が登録できるのですか?
どなたでも登録することができます!
「転出した方しか登録できないの?」とご質問頂くことも多いのですが、もちろん市内の方にもご登録いただけるサービスです。

Q:登録はシンプルにできますか?
簡単にLINEで登録することができます。

Q 登録するとどんないいことがあるのでしょうか?
オリジナルのデジタル会員証を発行しています。
会員登録者には、母校の活躍や地元和歌山市のイベント、飲食店の情報が届くほか、会員限定のイベントに招待しています。

高校卒業から新社会人まで、最大3回まで無料で届けられるふるさと便
昨年は港まつりの協賛席に地元の高校生や帰省する大学生を招待する企画
「はたちのつどい」にあわせて同窓会を支援をする企画
屋上で晴れ着姿を撮影してプレゼントする企画
東京で和歌山出身者の若い方同士が和歌山の懐かしい食べ物を味わいながら交流できるイベント

なども好評でした。

和歌山を旅立った人たちがこれをきっかけにまた和歌山に戻ってきて、交流するのが広がっていくのもいいですね。
明日も引き続きお伺いします。

TOPへ戻る
a