
和歌山市広報番組

和歌山市のゲンキな情報をお伝えします!
「ゲンキ 和歌山市」は和歌山市のイベントや旬な話題・情報、
そして和歌山市をゲンキにするために頑張っている市民の方々にスポットをあて、
月曜日から金曜日の朝、お伝えします。
2025年6月30日
☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
今回は「大雨に備えて」について地域安全課の廣野瑞輝さんにお話伺います。
Q:大雨に備えて私たちができることを教えてください。
1つ目は非常持ち出し品や非常備蓄品を用意することです。地震や風水害など災害の種類に関係なく、避難の際に非常持ち出し品は必要となります。避難の際の持ちやすさを考慮してリュックサックにご準備ください。非常備蓄品は被災後の生活に必要となります。どちらも水と食料は必ずご準備ください。
2つ目は和歌山市防災マップを使って浸水想定を確認することです。お持ちでなければ消防局庁舎5階の地域安全課、お近くの支所・連絡所、サービスセンターにも置いてあります。また和歌山市HPにも載せていますので、インターネット上でもご確認いただけます。その際、ご自宅が浸水の想定から外れていた場合には災害発生時でも無理に避難所等に向かう必要はございません。日頃の備えをしっかりと行えば、ご自宅での避難も可能です。
3つ目は避難が必要になった場合に落ち着いて対応できるようにマイタイムラインを作成することです。
Q:マイタイムラインとはなんですか?
マイタイムラインとは、避難に備え「いつ」、「何をするのか」を時系列に沿って決めておく防災行動計画のことです。近年、毎年のように河川が氾濫するような水害が発生しており、人的被害も出ています。そのなかで、市民の方から「いつ」「どのタイミング」で避難すればいいのか分からないという声も聞いています。そうならないためには、事前に状況を想定し、行動を決めておくことが重要です。
Q:ではマイタイムラインはどうやって作成すればよいですか?
まずは和歌山市防災マップを参考に、自宅やその周辺、避難経路などに災害の危険性があるかを確認してください。その後自宅の階数や予測される浸水の深さなどを参考に避難場所を決めましょう。避難場所が決まったら、避難情報や気象情報から避難を始めるタイミングを考えてください。目安としては警戒レベル3で避難に時間のかかる人は避難、警戒レベル4で危険な場所にいる人は全員避難になります。最後に避難開始までの行動や準備を確認しましょう。警戒レベルの低いうちに安全な避難経路の再確認や持ち出し品の準備などを行い、警戒レベルが引き上げられたときには、すぐに避難に取り掛かれるようにしておきましょう。
警戒レベルとは災害の危険度を5段階で表したものです。警戒レベル5ではすでに災害が発生している可能性が高く、安全な避難ができない状況です。警戒レベル5の発令を待たず、警戒レベル4の段階で必ず避難をお願いします。
避難とはあくまで「難」を「避」ける行為であり、避難場所に行くことだけが避難ではありません。ご自宅に浸水の想定がなく、十分な量の備蓄がある場合はご自宅での避難も可能です。
また、風水害は地震と違ってある程度事前に情報が取得できます。災害が発生してから行動するのではなく、平時からの備えや情報収集を大切にしていただけたらと思います。
問い合わせ先は和歌山市役所消防庁舎5階の地域安全課です。電話番号は073-435-1005です。
和歌山市の風水害に関する防災マップ