
和歌山市広報番組

和歌山市のゲンキな情報をお伝えします!
「ゲンキ 和歌山市」は和歌山市のイベントや旬な話題・情報、
そして和歌山市をゲンキにするために頑張っている市民の方々にスポットをあて、
月曜日から金曜日の朝、お伝えします。
2025年6月16日
☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
今回は「子どもの麻疹・風疹」について保健対策課の後藤彩子さんに伺います。
Q 麻しんについて教えてください。
麻しんは、麻しんウイルスの感染によって起こります。はしかともいいます。感染力が非常に強く、飛沫・接触だけでなく空気感染もします。症状は、高熱、せき、鼻汁、眼球結膜の充血、発疹等です。時には肺炎や脳炎など重症化する場合もあり、かかった方の1,000人に1人が死亡する重症の病気です。
Q. 風しんはいかがでしょうか?
風しんは、風しんウイルスの飛沫・接触感染によって起こります。風邪症状で始まり、発熱、発疹、後頸部リンパ節腫脹等が主な症状で、3日はしかともよばれます。妊娠中の女性が妊娠20週までに感染すると、先天性風しん症候群と呼ばれる先天性の障害を持った児が生まれる可能性が高くなります。
Q. 麻しんや風しんにかからないようにするためにはどうすればいいですか。
麻しん風しんは人から人へ感染が広がっていくため、予防接種を受けることで、感染拡大を抑えるこ
とができます。特に麻しんは感染力がきわめて強いウイルス感染症で、マスクや手洗いといった一般的
な感染予防対策ではふせぎきることができず、予防接種が極めて効果的です。予防接種では、MRワクチンという麻しん及び風しんウイルスを弱毒化して作った混合生ワクチンが用いられます。
無料で接種を受けていただける定期予防接種の対象者は、
第1期が1歳の誕生日から2歳の誕生日の前日まで。
第2期が小学校就学前の年長児(H31年4月2日から令和2年4月1日生まれ)で、第2期の接種期限はR8年3月31日までとなっています。
また、令和6年度に第1期と第2期の対象者だった方が、MRワクチンの供給不安定で接種を受けることができなかった場合でも、無料で接種を受けられる期間が2年延長しています。
予防接種は、1回の接種ではまれに免疫がつかなかったり、ついた免疫が持続しないことがあり、2回の接種で98~99%の方に免疫がつきます。接種が受けられる時期がきたら、早めに、かつ確実に2回の接種受けることをおすすめします。
Q. 受け方についておしえてください
基本的には、市内の実施医療機関に予約の上で受診し、接種を受けていただきます。
予防接種に関する詳細は073-488-5118 和歌山市保健所 保健対策課までお問い合わせをお願いします。