和歌山市広報番組
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2026年7月21日
☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
知ってるようで知らない和歌山城の歴史について、和歌山城整備企画課の伊津見孝明さんにお話を伺います。
Q 実際に和歌山城を歩きながら、知ってるようで知らない和歌山城の歴史を聞いていくこのシリーズ。 前回は伏虎像のところで石垣を見ました。
そこからまた少し進みまして、今いるのが、桜の季節にお花見したり屋台の並んでるところになります。ここは何という場所になるんでしょうか?
ここは「蔵ノ丸」という場所になります。

Q 「蔵ノ丸」 気になるところがあるんですが、お堀の石垣、和歌山城の方に向かって石の階段があるのですが、これはお堀に出るための階段なのか、それか何かステージで、皆さんがアリーナ席のように座って見る場所だったのか。これは何なんでしょうか?
これはですね、石段に見えるんですけども、呼び方としては「雁木(がんぎ」と言います。 その雁木を登った先に、今はもう石垣の上には木とかが生えてますが、江戸時代は「多聞櫓(たもんやぐら)」という長屋状の平屋の建物が建っておりまして、そこに上がっていくための階段になります。


Q 結構距離ありますよね。ぐるーっと180度じゃないですけれども、ぐるっと囲んでますよね。
そうですね。 雁木はこの蔵ノ丸を全てではないんですが、そのほとんどを囲むように取り囲むように張り巡らされています。当時は多聞櫓がこの石垣に沿って全部に乗って建てられていましたので、そこへアクセスするためにこれだけの長い雁木が作られたということになります。
Q その櫓はどういった使い方をしてたんでしょうか。
そうですね、江戸時代においては倉庫として使われることがほとんどだったんですけども、仮に戦争が起こった時に、多聞櫓の中に素早くたくさんの人がアクセスできるように、と、これだけの横長の長い階段(石段)が作られたと考えられています。
Q 確かに。一部分だけの階段だったら、その階段に人が集中して危ないですが、これならどこからでもその櫓のところに登っていけるということですね。これは和歌山城だけじゃなくても他のところでもあるんでしょうか?
あります。よく見られるというわけではありませんが。
有名なところでは山口県萩市にあります萩城、毛利家の居城ですが、萩城の石垣にもこういう横長の長い雁木を備えた石垣が見られます。
Q 石垣だけど雁木「木」という文字を使うところにも、ちょっと興味を持ちました。今回は蔵ノ丸の雁木について伺いました。
明日はどこをご紹介いただけますでしょうか?
明日は蔵ノ丸の雁木からほど近くにあります虎伏山に上がるための入り口である「表坂」をご案内したいと思います。
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