9/22放送 結核・呼吸器感染症予防週間②「結核」

2026年9月22日

☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

2日間にわたってお届けしている「結核・呼吸器感染症予防週間今日はもう一つのテーマ「結核」について保健対策課の工藤悠貴さんにお話お伺いします

Q. 「結核」というと昔の病気というイメージがありますが、今も結核はあるのですか?
結核は、今でも1年に1万人近くの患者が発生しており、今でも日本の主要な感染症です。和歌山市でも令和7年は28人の方が新たに結核と診断されています。そのうち、7割以上が65歳以上の方となっています。全国でも同じような状況で、高齢者の割合が多くなっています。

Q. 結核はどうやって感染するのですか?
結核菌によって主に肺に炎症を起こす病気です。咳やくしゃみなどで飛び散った菌を、周りの人が直接吸い込むことで感染する「感染症」です。感染経路は空気感染で、結核菌は空気中を漂う時間が長く、誰もが感染する可能性があります。
また、近年、結核と症状が似ている非結核性抗酸菌症の患者も増えています。非結核性抗酸菌症では、長引く咳や痰、発熱、倦怠感、体重減少などのさまざまな症状がみられますが、結核とは異なり、通常は人から人へ感染しません。

Q. 結核に感染するとどうなるのでしょうか?
結核に感染しても身体の免疫力があれば、結核菌を抑え込むことができます。しかし、抑え込まれた結核菌は体内からなくなったわけではなく、肺の中で眠っている状態になります。そのため身体の免疫力が下がると、眠っていた結核菌が目覚めて増殖し、身体を攻撃し始めることがあります。これが結核の「発病」ということになります。

結核に感染しても発病するのは1割~2割くらいです。多くの場合は免疫力により結核菌の増殖が抑えられます。小さな子どもさんや免疫が低下した状態にある方などは、結核菌を抑え込めずに、感染後早期に結核菌が増殖し発病することもあります。

Q. 結核を発病すると、どんな症状が現れるのでしょうか?
2週間以上 咳が続く、体がだるい、微熱が続く、胸が痛い、食欲がなくなって体重が減るなどといったことが多いです。風邪に似ていますが、症状が長引く場合は必ず医療機関を受診してください。結核は、早期に確実な治療をすれば完治可能な病気です。

Q. 早めの受診が、大切ですね。
結核を発病しても、早期に発見し、早期に治療できれば重症化を防げるだけではなく、家族や友人などへの感染拡大を防ぐことができます。結核を発病していても咳などの特徴的な症状がでない場合がありますので、症状がなくても、年1回は胸部レントゲン検査による健康診断を受けることが大切です。

Q. 和歌山市でも検査を行っているんですか?検査の情報を教えてください。
和歌山市では、65歳以上の方を対象に、バスで各地区を巡回して胸部レントゲン検査を実施しています。費用は無料で、申込や保険証などは必要ありません。

日程は市報わかやま9月号や和歌山市感染症情報センターのホームページに掲載しています。日程が分からない方は保健所 保健対策課までお問い合わせください。
【問合せ先】和歌山市保健所 保健対策課 TEL:073-488-5118

2日間にわたってお届けした「結核・呼吸器感染症予防週間」
体調の変化に気をつけ、いつもと違うと感じたら早めの受診を心がけましょう。

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