
和歌山市広報番組

和歌山市のゲンキな情報をお伝えします!
「ゲンキ 和歌山市」は和歌山市のイベントや旬な話題・情報、
そして和歌山市をゲンキにするために頑張っている市民の方々にスポットをあて、
月曜日から金曜日の朝、お伝えします。
2025年7月2日
☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
今回は熱中症の予防について警防課の和田直也さんにお話伺います。
Q:熱中症は、どのような病気なのでしょうか。
高温多湿の環境下で、体温の調節機能がうまく働かなくなり、体に熱がこもることで、体内の水分や
塩分のバランスが崩れて発症する体のさまざまな障害の総称です。
Q:昨年は、何名くらいの人が熱中症で救急搬送されていますか。
令和6年は、4月から9月までの間に362名の方を熱中症で救急搬送しました。これは令和5年の同時期と比べて、64人以上も増加しています。
今年もすでに十数名の方を熱中症で搬送しており、「まだそんなに暑くないから大丈夫」などと油断
することなく、熱中症のことをよく知り、早めの対策を行うことが大切です。
Q:熱中症はどんなとき、どんな人がなりやすいのでしょうか。
熱中症は気温が高い時や屋外だけで起こるわけではありません。
湿度が高い時、風が弱い時などは、発症のリスクが高くなります。
特に高齢者の方は、体温調節機能の低下や暑さも感じにくくなるなど、熱中症のリスクが高くなりま
す。実際に令和6年に熱中症で搬送された方の内、6割以上の方が65歳以上の高齢者の方でした。
Q:どのような対策をすれば、熱中症を予防できるのでしょうか。
対策として、3お伝えさせていただきます。
1点目は、エアコンの使用です。熱中症は屋内でも十分起こるため、暑い日には積極的に冷房などを
使用して、涼しい環境に保つようにしましょう。
2点目は、水分補給です。脱水症状にならないよう、のどが渇いていなくても、早め早めの水分補給
を心掛けましょう。
3点目は、運動です。1日1回汗をかく運動をして、暑さに備えた体力作りをしましょう。ただし、暑い日中は避け、早朝や夕方などに行いましょう。
また、日常生活や屋内外で活動している際、体調に異変を感じた時は早めに休息をとることが大切で
す。熱中症リスクが高い身近な方へ、こまめな水分補給やエアコンを使用するよう声掛けをお願いしま
す。
Q:最後に警防課から一言お願いします。
熱中症は、対策を行うことで未然に防ぐことができます。
私たちは和歌山市民の皆さんが笑顔で健康的な毎日を送れることを心から願っています。熱中症に関
することや予防策などを和歌山市消防局のホームページに掲載していますので、是非ご覧ください。