9/17放送 認知症に関する施策について

2024年9月17日

 ☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は「認知症に関する施策」について地域包括支援課の中本有美さんにお話伺います。

Q 9月は認知症月間ということですが、いつ、どのようにして決まったのでしょうか?
1994年「国際アルツハイマー病協会(ADI)は世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と定め、この日を中心に認知症の啓蒙を実施しています。
我が国でも認知症の方は年々増えており、2040年には高齢者の6.7人に1人、軽度認認知障害30.5%、約3人に1人が認知症になるとの推計を発表しました。
このような状況の中、今年1月1日に「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が施行されました。基本法のなかで9月を「認知症月間」、9月21日を「認知症の日」と定められています。

Q 和歌山市では認知症月間や、認知症の日に何か取り組みをされていますか?
今年は、9月13日〜25日迄、和歌山市役所1階市民ギャラリーの展示を行います。
他にも、9月16日〜9月22日迄和歌山城ホールや市堀川をオレンジ色にライトアップします。

Q オレンジ色にライトアップと言われましたが、オレンジ色には何か意味があるのでしょうか?
オレンジ色は、認知症のシンボルカラーです。
温かさを感じさせるオレンジ色には手助けします、という意味があります。

Q 他にも認知症の普及啓発等について、何か取り組みをされているのでしょうか?
和歌山市では認知症に対して正しい理解が広まるように、和歌山市認知症キャラバンメイト連絡会を中心に認知症サポーター養成講座や認知症フォーラムなどを開催しています。「認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らせるまちづくり」を目指しています。「認知症サポーター養成講座」受講修了者が認知症を正しく理解したことをいかし地域や職場、学校などで認知症の人と家族を支える応援者として活動しています。

他にも「認知症安心ガイドブック」や認知症カフェを紹介したパンフレットの作成なども行っています。また認知症について医師に無料で相談ができる、認知症相談会も毎月、各地城包括包援センター7か所で開催しています。詳しくは地域包括支援課にお問い合わせいただくか、和歌山市のホームページや市報わかやまにも掲載しておりますので、ご覧ください。

Q 最後に市民の皆様にメッセージをお願いします。
認知症に関する正しい情報を広く知っていただき、認知症に対しての偏見がなくなることで、自分自身が認知症になっても、身近な人に認知症であると伝えることができ、住み慣れた地域で安心して生活を送ることができる、そんな街になるように、是非この機会に認知症について考えてみていただければと思います。

認知症の日について

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