9/12放送 紀三井寺②

2024年9月12日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

昨日に引き続き、紀三井寺について、紀三井寺住職の前田泰道さんにお話を伺います。

Q 見どころはどんなところになりますか?
まずは桜の寺ですから、花見で春先には来られる方が多いです。そして、境内から見る景色が絶景の宝庫和歌の浦という、日本遺産、和歌の浦の景色を見ることができます。寺の境内から直接景観があるのは珍しいと言われる方が多いです。
それから色々な建物や仏像や文化財をお預かりしているという意味でも見どころはわりあいあると思っています。

Q なかには国や県の重要文化財に指定されているものもいくつもありますね。
いちばん下の楼門という門と鐘撞堂(鐘楼)多宝塔という二重の塔の3つが国の指定文化財ですし、仏像では本尊の十一面観世音さまや千手観世音さま、あるいは梵天、帝釈天、あるいはもう一体の十一面観世音さまといったところが重要な文化財となっています。

全て収蔵庫に収められているのですが、秘仏でない三体は常時大体公開しています。いつ来られても三体は10時半〜午後3時ごろまでに来られると拝観していただくことができます。

Q 今回10月19日(土)に夜間拝観を実施するとのことですが、夜間拝観は行われたことがありますか?
めったにないと思います。おそらく初めてではないかと思います。お坊さんは朝が早いものですから、夜は早く寝てしまうのですが、この日だけはちゃんとしっかり目を開けてお迎えをします。
先ほどお伝えしました大光明殿(収蔵庫)の重要文化財なども通常の昼間ご覧になるのとは違い、夜の拝観というのは別な味わいがあるのではないかと思いますので、一度またお運びいただければと思います。

Q 夜間拝観用にライトアップもされるのでしょうか?
ライトアップはさせていただきます。千日詣やお正月のようなライトアップになるかと思います。

この夜間拝観をご希望の場合は
9月23日(月)までに往復ハガキで和歌山市文化振興課あてにお申し込みをお願いします。
料金は1500円を当日お支払いいただくことになります。
定員は50人となっており、応募多数の場合は抽選になります。
詳しくは和歌山市文化振興課073-435-1194までお問い合わせください。

Q 最後に市民のみなさんにメッセージをお願いします。
2020年が紀三井寺開創1250年の節目でした。その年に色々と記念事業をしまして境内が随分変わっておりますので、みなさん一度来ていただければと思います。

バリアフリーをテーマにケーブルカーをつけたりしたので車椅子の方でも本堂まで来れます。
また、景観のバリアフリーとして、景色をじゃましていた木を伐採しまして景観がきれいに見れるようになっております。
バリアフリーをテーマとしてこれからもやっていきたいと思っております。私もバリアフリー和尚と呼ばれるようになりたいと思ってますので、みなさん、どうかこの紀三井寺に足を運んでいただければと思います。

*ケーブルカーから遊歩道を通ってエレベーターに乗ると本堂の横まで行くことができます。車椅子の方もベビーカーの方もどんな方も安心。
紀三井寺HPはコチラ

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