和歌山市のゲンキな情報をお伝えします!
「ゲンキ 和歌山市」は和歌山市のイベントや旬な話題・情報、
そして和歌山市をゲンキにするために頑張っている市民の方々にスポットをあて、
月曜日から金曜日の朝、お伝えします。
2024年9月3日
☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
今回の放送は「地震に備えて」について地域安全課の辻本佑輝さんに伺います。
Q: 先月、南海トラフ地震臨時情報が発表されましたが、南海トラフ地震臨時情報とはどのようなものなのでしょか。
「南海トラフ地震臨時情報」とは、南海トラフ沿いで異常な現象を観測された場合や地震発生の可能性が相対的に高まっていると評価された場合等に、気象庁から発表される情報です。
情報名の後にキーワードが付記され「南海トラフ地震臨時情報(調査中」等の形で情報発表されます。
Q: 南海トラフ地震が心配される中、災害時に重要となることを教えてください。
災害時は自分の身は自分で守る「自助」、地域や身近にいる人同士が助け合う「共助」が重要になります。災害の初動期に行政が公助力をフルに発揮するには限界があります。そのため、自助ともに、近隣の人々が集まって、互いに協力し合いながら、防災活動に組織むこと(共助)が必要となります。
Q:「自助」の部分で私たちができることを教えてください。
まずは、和歌山市防災マップで自宅やよく行く場所のハザード情報を確認することです。
次に家具の転倒・落下の対策や電気火災の対策など、自宅の安全対策をとることです。
家具を置く場合は、なるべく背の低いものにすることや、倒れて出入り口をふさがないように、家具の向きや置く場所を工夫する必要があります。また、家具を固定することも大切です。
電気火災は電気コードが揺れによって引っ張られ、接触不良によって、出火したり、停電が起きていた場合は、停電から復旧した時に出火することもあります。対策としては、強い揺れを感知した時に、自動でブレーカーを落としてくれる感震ブレーカーという、器具の設置がおすすめです。
最後に、地域の防災訓練や防災講座への参加をすることです。防災訓練では、情報の収集伝達、避難·誘導、初期消火、応急救護、避難所運営など実践的な対応を経験することにより、一人ひとりが災害発生時の対応策を身につけることができます。防災講座では、ハザード状況及び防災対策について、改めて理解を深めることができます。
また、防災訓練や防災講座へ参加することにより、近隣住民とのお付き合いなど、共助の部分に繋がってきます。
Q: 最後に災害対策について一言お願いします。
ここ最近では南海トラフ地震臨時情報が発表され、大きな地震もいつ起こるかわからないので日ごろからできる準備をしておいてください。
地震発生時には、自宅周辺が津波や土砂災害の危険がないかを事前に確認してください。また、地震に備え、家具の固定や感震ブレーカーの設置も検討してください。