和歌山市広報番組
和歌山市のゲンキな情報をお伝えします!
「ゲンキ 和歌山市」は和歌山市のイベントや旬な話題・情報、
そして和歌山市をゲンキにするために頑張っている市民の方々にスポットをあて、
月曜日から金曜日の朝、お伝えします。
2025年9月18日
☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
「個人情報を聞き出す不審な電話やメールに注意してください」について市民自治振興課の田中裕美さんにお話伺います。
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Q:最近は個人情報を聞き出そうとする不審な電話やメールが増えてきているんですね?
最近では、実在する組織をって、電話やメール・ショートメッセージなどで個人情報を詐取しようとするフィッシングと呼ばれるトラブルが増えています。和歌山市消費生活センターにも多くの相談が寄せられています。
Q:「フィッシング」によるトラブルとはどのようなものですか?
相談事例を紹介します。数カ月前にスマートフォンに宅配便の不在連絡のようなショートメッセージが届いたので、記載されていたURLにアクセスした。その時に何を入力したのかはっきり覚えていないが、住所・氏名・クレジットカード情報などの個人情報を入力し、返信してしまった。その後、高額な金額のキャリア決済がされていて、電子マネーが購入されていることがわかった。という事例です。
他にも、実在するクレジットカード会社や銀行、大手企業、携帯電話会社などをって、本物の内容をコピーして作成されている場合が多く、一見して見分けることが大変難しくなっています。
フィッシングメールは、基本的にID、パスワード、クレジットカード情報を詐取し、不正利用しようとするものが大半ですが、最近では携帯電話会社のID、パスワードを詐取し、キャリア決済を不正利用するパターンも発生していますので注意してください。
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Q:正式なメールとフィッシングメールの見分け方はありますか?
スマートフォンや携帯電話に届いたメールが正式なものかどうか見分けることは非常に困難ですので、公式ホームページや正規のアプリ等で真偽を確認するようにしてください。
Q:このようなトラブルに遭わないためにはどうすればいいですか?
このようなメールが届いた場合、記載のURLへアクセスし、IDやパスワード、クレジットカード情報などの個人情報を入力してしまう前に、一度立ち止まり、本当に大丈夫かと確認することが大切です。
初めて利用するサイトの場合は、運営者情報や問い合わせ先など確認し、実在する組織の信用のおけるサイトか、また、詐欺事例等がないかを確認するようにし、確認することなく、個人情報などを入力しないように注意してください。
このようなトラブル以外にも、不安に思った場合やトラブルになった場合は
消費生活センター(073-435-1188)や消費者ホットライン(188)へ連絡してください。
Q:それでは最後に10月9日(木)開催予定の「消費者教育講座」のご案内です。
消費生活センターでは様々なテーマの消費者教育講座を開催しています。
今回のテーマは「豊かな老後のために知っておきたいお金の話」です。
日時は10月9日(木)午前10時から、
場所は和歌山市勤労者総合センターです。
事前申し込みが必要で、
申込期間は9月25日(木)までです。
参加無料ですので、ぜひお申込みください。
詳細は市報わかやまやホームページなどをご覧ください。
2025年9月17日
☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
「災害時の避難」について地域安全課の山口遥士さんにお話伺います。

Q:災害時の避難に備えて私たちができることを教えてください。
非常持ち出し品の準備や避難所、避難場所の把握が挙げられます。
Q:非常持ち出し品とは?
一時的に避難する時に持ち出す必要最低限のものです。
災害時には、行政の支援がすぐに届かないことも想定されます。また市の備蓄も限りがあることから、避難の際に備えて非常持ち出し品を準備しておくことが重要です。
持ち運びやすさを考慮し、リュックサックにまとめておくと安心です。
Q:具体的にどんなものを用意すれば良いですか?
特に必要なのは、水と食料です。
ほかにも、情報を得るために、携帯型のラジオやモバイルバッテリー、停電に備えて懐中電灯やランタンなど用意してください。断水によってトイレが使えないこともあるので携帯用のトイレも準備してください。
また、自分にとって欠かせないものもあるかと思います。例えば、視力が悪い人だと眼鏡やコンタクトレンズ、普段から薬を飲んでいる方は、お薬手帳や処方箋のコピーを入れておいてください。女性の場合は生理用品、赤ちゃんがいる世帯ではミルクや離乳食、おむつなど、自分や家族にとって必要となるものも入れておくようにしてください。
Q:近くの避難所や避難場所、住んでるところでそれぞれかと思いますが、どこで確認すれば良いでしょうか。
和歌山市防災マップを使うことで確認が可能です。
お持ちでなければ消防局庁舎5階の地域安全課、お近くの支所・連絡所、サービスセンターにも置いてあります。また和歌山市HPにも載せていますので、インターネット上でもご確認いただけます。その際、ご自宅が津波浸水の想定から外れていた場合には災害発生時でも無理に避難所等に向かう必要はございません。
避難とは難を避けること全体を指しており、屋内の安全が確保されており、水・食糧などの備えが十分にある場合は、その場にいることも避難となります。
Q:7月30日にカムチャッカ半島沖で地震があり、津波警報が発令されましたが、津波時の避難で気を付けることはどのようなことがありますか。
1つ目は、早急な避難が最も重要です。津波は浅瀬でも時速約36キロメートルと、まるで短距離走者並みの速さで迫ってきます。そのため、走って逃げるのは現実的ではありません。津波が視界に入ってから避難を始めるのでは、間に合わない可能性が高いです。
2つ目は、徒歩で避難することです。車で避難を考える方も多いかもしれませんが、道路の損壊や信号機の停止、道路上の障害物による渋滞など、さまざまなリスクが伴います。そのため、避難行動要支援者など、車で避難せざるを得ない方を除き、原則として徒歩での避難を推奨します。
災害はいつ起こるか分からないこそ、日頃の準備が大切です。自分の命、大切な人の命を守るために、備えを習慣にしておきましょう。
2025年9月16日
☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
今日はお仕事紹介。
和歌山市役所1年目の職員の方に出演いただきます。
シティプロモーション課の前田采美さんにお話しを伺います。よろしくお願いします。

Q:前田さんは、シティプロモーション課で勤務されているのですが、シティプロモーション課とはどんな課なのですか?
シティプロモーション課は今年度から新設された課で、3つのグループに分かれています。
一つ目は、和歌山市のまちの魅力や情報など様々なプロモーションを行うシティプロモーショングループ。
二つ目は、民間事業者との関係構築や庁内の担当部局への橋渡しなどを行う公民共創室。
三つ目は、移住の促進や関係人口の創出の取組を行う移住・定住グループです。
Q:その中で、前田さんは、どんな仕事を担当されているのですか?
私は、移住・定住グループに所属しており、移住相談の対応や、移住フェアへの参加、移住支援金の交付などを主に担当しています。
他にも、FAVTOWNという、和歌山市を離れた人と地元をつなぐコミュニケーションサービスの事業にも関わっています。
Q:和歌山市役所へ就職しようと思ったきっかけなどは何ですか?
大学2年生のときに、FAVTOWNに登録し、和歌山市の名産品が入った「ふるさと便」を受け取ったことがきっかけでした。
地元を離れて一人暮らしをしていたため心細さを感じることも多かったのですが、そんな時期に「ふるさと便」が届き、離れていても応援してくれる場所があることの暖かさを強く感じました。
そのことがきっかけで、そのような事業を行っている和歌山市役所の仕事に興味を持つようになりました。
Q:FAVTOWNの目的がまさに地元を離れた方を応援し続けるというところ。今回こうやって前田さんが働くことになって・・繋がりがあるってすごいですね。
市役所へ入庁して数か月がたったと思うのですが、やりがいを感じたことはありましたか?
移住という、人生の中でも大きな決断のご相談を受ける中で、一人ひとりの人生に深く関われることにやりがいを感じています。
まだ知識も経験も浅いので、ご相談いただいた方のお力になれるよう、より和歌山市について学んでいこうと思います。
Q:最後に、市民の方にメッセージをお願いします。
今回、お話ししたFAVTOWNの新しいサービスとして、「FAVTOWNキャリア」という、和歌山市内の企業の情報を得たり、オファーを受けたりすることができる就職支援サービスが7月から開始されました。
私も就職活動の時には企業の情報を得るのに苦労したので、これから就職活動を控えている方にはぜひ活用していただいて、スムーズに就職活動を行っていただきたいです。
ありがとうございました。
・FAVTOWNについてはこちら
・FAVTOWNキャリアについてはこちら
2025年9月15日
☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
「2025年度和歌山市人権講座」について人権同和施策課の大峰加奈子さんにお話伺います。

Q:今回の「2025年度和歌山市人権講座」を開催ということですが、どのような目的で開催されるのでしょうか。
和歌山市人権講座は、広く市民のみなさまに人権の大切さを認識していただくとともに、人権意識の高揚を図るために開催させていただきます。
Q:和歌山市人権講座は、いつ、どこで開催されますか?
人権講座は
10月8日(水曜日)
午後2時から午後3時30分まで
和歌山城ホール大ホールで開催いたします。
Q:和歌山市人権講座は、どのような内容になりますか?
今回の講座は、講師に弁護士の大胡田誠さんをお迎えし、
「対話こそ共生社会を開くカギ~全盲弁護士、障害者差別解消法を語る~」というテーマで講演していただきます。
講師の大胡田さんは、先天性緑内障により12歳で視力を失いながらも弁護士を志し、8年に及ぶ苦学の末に司法試験に合格。全盲で司法試験に合格した日本人で3人目の弁護士になりました。
著書「全盲の僕が弁護士になった理由~あきらめない心の鍛え方〜」は、2014年にドラマ化され大きな反響を呼びました。障がい者側、健常者側が、何をするべきなのか、どんなことをしてはいけないのかというのは、基本的にはお互いの対話で発見していくことが大切であるということについて考えるきっかけにしていただきたいと思います。
Q:大胡田さんの信念、あきらめない心を直接聞けるこの機会、いろいろな方にご参加いただきたいですよね。
こちらの和歌山市人権講座についてもう一度、ご案内をお願い致します
2025年度和歌山市人権講座は、
9月10日(水曜日)から9月30日(火曜日)まで申込受付しております。
入場は無料で、手話通訳・要約筆記も行います。
定員は600人です。
定員に達し次第受付終了となりますので、参加を希望される方は、お早めにお申し込みください。
この和歌山市人権講座に関するお問合せは、和歌山市人権同和施策課までご連絡ください。電話番号は、073-435-1058です。

Q:最後にラジオをお聞きのみなさんに一言お願いします。
和歌山市人権講座は、弁護士の大胡田誠さんの貴重なお話をたくさん聞くことができる機会となっております。
是非ご参加ください
2025年度和歌山市人権講座の詳細はこちら
2025年9月12日
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今日はゲンキトピックス
和歌山市のおすすめのスポット、イベントをご紹介します。
スポーツ振興課の紀川竜一さんにお話を伺います。
Q 今日はどんなイベントをご紹介いただけますか?
「和歌山ジャズマラソン」についてお話させていただきます。

Q. 和歌山ジャズマラソンはどういった大会ですか?
和歌山ジャズマラソンは、大会名の通り「ジャズ」と「マラソン」を融合させたミュージックマラソンです。ジャズの生演奏を聴きながらマラソンを楽しんでいただけるという、全国でも珍しいマラソン大会となっています。
Q. 開催日はいつですか?
今年は、11月9日 日曜日に開催します。
Q. 参加種目を教えてください
ハーフマラソン・10km・5km・3km・2kmジョギングの全部で5種目です。各種目では年齢ごとに部門が分かれていますので、お気軽にご参加いただけます。

Q. 自分に合った種目で参加できるのが嬉しいですね。プレイベントもあるそうですが、どんなのがありますか?
大会前日の11月8日(土)に今大会のゲストランナーである川内優輝さんによる小学生対象のランニング交流会を開催します。四季の郷公園で13時から約2時間を予定しております。
現在、参加者を募集しておりますので、ご検討中の方はぜひご参加ください。プロランナー・川内優輝さんと一緒にランニングを楽しみましょう。
Q.ジャズマラソン受付が始まっていますが、エントリーの締切が延長されたそうですね。
当初、9月1日までとなっていましたが、多くのご要望にお応えし、9月29日まで延長となりました。参加をご検討中の方はぜひお申込みください。パソコン・スマートフォンやコンビニ店頭端末のロッピーからお申込みいただけます。

Q. お問合わせ先を教えてください
和歌山市役所スポーツ振興課内、和歌山ジャズマラソン実行委員会事務局
電話番号073-435-1364までお問合わせください。
Q. 最後にメッセージをお願いします
この度、9月29日までの約1か月、エントリーの締切を延長いたしました。
昨年とはまた一味違った、今年の和歌山ジャズマラソンでプロランナーである川内優輝さんと一緒に走ってみませんか。参加をご検討の方、ぜひご参加ください。心よりお待ちしております。
今日は和歌山ジャズマラソンをご紹介しました。
ジャスマラソンの詳細はコチラ
2025年9月11日
☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
「和歌山市民図書館 図書リサイクル」について和歌山市民図書館の藤本美波さんにお話伺います。


Q 今、私は和歌山市民図書館の2階に来ています。平日にも関わらず多くの方が来られていますね。
はい、いつもたくさんの方で賑わっています。
Q 今回「図書リサイクル」のイベントがあるということで、どういった内容か教えてください。
11月3日(月・祝日) 文化の日に行われる図書リサイクルなのですが、和歌山市民図書館で不用になった図書を無償でお譲りするイベントでございます。
Q 不用になった図書を無償で、ということですが、どういった図書になるのでしょうか?
ジャンルとしては児童書と雑誌は含まれないのですが、基本的にジャンル問わず、様々なジャンルでご用意しています。
Q 対象はどういった方になりますか?
和歌山市内にお住まいの方が対象になります。
Q 1階から屋上までいろいろありますが、場所はどの階になりますか?
2階にあります多目的ルームでいたします。
Q 申し込み方法を教えてください。
往復ハガキに必要事項をお書きいただいて市民図書館宛にご送付をお願いします。先着400名。入場時間は指定をさせていただき一人30分の時間になります。時間が来ましたら完全に入れ替え制になりますのでよろしくお願いします。
Q 30分の持ち時間の中で自分の気に入った本に出会う。これも楽しみですね。
そうですね。宝探しのような感覚で楽しんでいただけるかと思います。


Q ふらっとその時に図書館に来て「あれ、こういうのやってるんだ」と飛び入り参加はできるのでしょうか?
はい。申し込みなしでの入場に関しましては、10月下旬以降にホームページなどでお知らせさせていただきます。
Q 当日の持ち物等はどうなりますか?
申し込みの際に送っていただいた往復ハガキの返信ハガキ、と申込者の住所と名前が確認できる本人確認書をお持ちください。必要な方は本を入れる袋などもご持参いただければ幸いです。
Q 一人何冊まで譲っていただけるのでしょうか?
一人10冊までお持ち帰りいただけます。
Q 消印はいつまででしょうか?
9月30日までの消印有効となります。
Q 例えば図書の補充であったり、重複して申し込んだ場合、どうなりますか?
9時30分以降図書の補充はございません。重複した申込に関しては無効とさせていただきます。
Q 何か気をつける点とかありますか?
図書がなくなり次第、終了にはなりますので、当日来ていただいても参加いただけない可能性がありますので、参加ご希望の方は是非事前にお申し込みをお願いします。
Q もう少し詳しいことを聞きたいなという方のために、問い合わせ先を教えてください。
問い合わせ先お電話番号は073-432-0010までお願いします。
Q ラジオをお聞きのみなさんに一言メッセージをお願いします。
11月3日の図書リサイクルはもちろん、市民図書館では様々なイベントを開催しております。Instagramでも情報を発信しておりますので、是非、フォローいただいて「いいね👍」もよろしくお願いします。
図書リサイクルのお知らせはコチラ
2025年9月10日
☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
「自殺予防週間」について保健対策課の松山宏子さんにお話伺います。

Q 自殺予防週間とはどういったものになりますか?
WHO(世界保健機関)は本日9月10日を「世界自殺予防デー」としており、これにちなんで日本では毎年9月10日から16日の1週間を「自殺予防週間」としています。
和歌山市でもこれに合わせて、自殺予防に関する知識の普及や、誤解・偏見をなくすための啓発活動を行っています。
Q. 自殺の現状は今、どんなかんじでしょうか?
日本の自殺者数は年間およそ2万人で、深刻な状況が続いています。和歌山市においても年間60人前後の方が自殺により亡くなられています。
Q 和歌山市保健所の主な取り組みとしてどんなことをしていますか?
和歌山市保健所では、毎年いのち支えるポスターコンクールを実施しています。命の尊さ・人とのつながりの大切さが伝わる作品を募集しています。
市長賞に選ばれた作品は、翌年の自殺対策啓発ポスターとして活用させていただいています。学生さんを中心に毎年100作品程度のご応募をいただいています。
現在、今年度の作品を募集中です。応募の締め切りは9月30日(火)です。詳しくは、和歌山市保健所保健対策課へお電話、または和歌山市のホームページでご確認ください。


また、予防週間にあわせて市役所の窓口や各サービスセンター、コミュニティセンター、地域包括支援センター等に相談窓口カード付きの啓発用ポケットティッシュとリーフレットの設置をお願いしています。
自殺対策は、「生きることの包括的な支援」と言われています。和歌山市では「誰も自殺に追い込まれることのない、いのち支える和歌山市の実現」を目指し、全庁的な取り組みとして総合的に自殺対策を推進しています。
Q 保健所ではこころの健康についての相談も受け付けているのですね?
「眠れない」「食欲がない」「だるくてやる気が出ない」など心配な症状が続く時は、ご自身やご家族だけで抱え込まずご相談ください。
和歌山市保健所では年間を通じて様々なこころの健康に関する相談を受け付けています。
Q 保健所での相談について具体的にはどういったことがありますか?
◎精神保健福祉相談員や保健師による電話や来所等による相談と、
◎精神科医による予約制の相談があります。
精神科医による相談は、日中に2回、夜間に1回の合計月3回行っています。
Q お問合せや相談のご予約はどちらへ?
和歌山市保健所 保健対策課 こころの健康対策グループまでご連絡下さい。
連絡先は073-488-5117です。
2025年9月9日
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昨日に引き続き、和歌山市の「有限会社 菊井鋏製作所」の代表取締役 菊井健一さんにお話を伺います。

Q 昨日は万博で出店されたお話を伺ったのですが、万博に出店されたきっかけや思いはどういったものだったのでしょうか?
弊社はモノ作りの会社なので、あまりお客さんと触れる機会とか、一般の方に知られることがない会社なんです。
そういった中で、こういった万博の会場に行くことで自分たちのことをまずは知ってもらいたいな、と夢洲で出会った人たちが今度は和歌山の工場に実際足を運んで見に行きたいな、と思ってもらえるような、そういった繋がりができるといいな、と思って出店しました。
Q 実際に繋がりはありましたか?
直接、万博でという訳ではないのですが、この後もいろいろなところで外に出る機会が増えてきたことで、実際に工場に来てくれる美容師さんであったり、ハサミを買いたいよ、と言ってくれる人が少しづつ増えてきています。
Q 実は私たちも今、工場にいるのですが、いろいろな方が作業されています。ハサミをつくる工程を教えてもらっても良いですか?


元々ハサミは一体の金属なのですが、美容師さんのハサミなので仕上がったものは一体の金属なのですが、一番最初は持ち手の部分が二つのパートが分かれた状態から作っています。
そこから溶接でくっつけて職人の手で削って磨いて刃をつけて、最終ピカピカに磨き上げた後にネジで組んでお客様の元に届ける、といったことをしています。

Q 言葉で聞くと、シンプルじゃない?!と思いそうなのですが、実際、本当に細かい繊細な作業をされていますよね。
そうですね。どの工程も一つ一つ手を抜けない作業で、僕らは美容師さんのハサミを作っているということで、こだわりが強いお客様に向けての商品なので、特に失敗が許されない仕事というか、どの工程も神経を研ぎ澄ませながら作っています。
Q 全て、その方のためのサイズ、みたいな感じなのですよね。
そうですね、お客さん一人一人によって、手の形も違えば、好みの大きさも違うし、カットのやり方も違ってくるので、一人一人の切れ味の好みに合わせて、注文をいただいてから全てのハサミを作っていくという作り方をやっています。
Q ハサミを作ってる過程で菊井さんたちが大事にしていることは何ですか?
僕らの会社は「髪を切る職人と、共にあり続ける」というのを企業ビジョンに掲げていまして、もちろん僕らも職人なんですが、僕らの作った道具を使っているお客様も職人だ!と、いうことをすごく大事に考えています。
職人が職人のために作るモノ作り、というのが自分たちの仕事だ、ということを常に忘れないように仕事をしています。
Q そのハサミを使ってみたいな、とか、作っているところ見てみたいな、という方がいらっしゃれば、こちらに連絡して見にくること、見学することはできるのでしょうか?
美容師さんじゃなくても、例えば昨日やっていただいたワークショップも工場でやってもらえるようにやっているので、気軽に連絡いただければなと思います。
Q 連絡先を教えてください
「菊井鋏製作所」の会社名でホームページを調べていただくと工場見学のページがありますので、そちらからお問い合わせいただきますと幸いです。
2025年9月8日
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「大阪・関西万博」に出店された和歌山市の「有限会社 菊井鋏製作所」さんをご紹介します。代表取締役 菊井健一さんにお話を伺います。

Q まず、菊井鋏製作所さんについて、どういったものを作られている会社なのか教えてください
菊井鋏製作所は美容師のハサミを作っている会社です。僕で3代目になるのですが、祖父の代から72年間ずっとこの美容師さんのハサミだけを作りつづけてきた会社です。
Q 美容師さんのためのハサミなんですね。
はい。なので一般の方はなかなか目にする機会はないのですが、プロが使う専用のハサミをつくっている会社です。

Q その会社が今回、どういった形で万博に関わられたのでしょうか?
今回、この万博に6月と7月の二つのイベントに出店してきました。
Q 具体的にはどんなことをされてきましたか?
6月は「日本工芸産地博覧会」というイベントに出店いたしまして、実際にハサミの販売と、実際に僕がハサミを作る技術を使ってキーホルダーを製作するという実演販売もやってきました。
Q そして7月は?
7月の時は万博の一番真ん中にあるシグネチャーパビリオンのくらげ館という場所で、これは実際に子どもさんに体験してもらう、僕らのハンマーを使って「金属の加工をしよう」というワークショップをやりました。
Q 喜ばれたんじゃないですか?
そうなんです。木とか紙とか布は触ったことあるよ、とか、紙粘土とかある子はいると思うのですが、金属の加工はなかなかすることがないので、こんなに力がいるんだ、というのを体験してもらえたかな、と思っています。
Q 今ちょうど工場に来ていますので、使っている道具いろいろなものにこだわりがあるので、こちらで実演してもらってもいいですか?
実際やりながら見てもらえれば、と思いますので、どうぞ。
Q 場所を移動してきました。作業場になるのですが、硬い丸い木があって、その上に金槌があるのですが、これらの道具もこだわりがありそうですね。
そうですね、これ実際に僕らが美容師のハサミを仕上げる用の道具立てを使っています。この木の台はウバメガシという和歌山の県の木にも指定されているようなすごく硬い木を使っています。
ハンマーもこういう変わった形のハンマーを使っているのですが、自分たちで使う道具も自分たちの手で作る、というようなハンマーを使っています。

Q では、早速お願いします。(実演開始)
このハンマーを使って、今日はアルミの棒を叩いています。これは実際に万博でも同じことをやってきたのですが・・・

Q 丸いアルミがどんどん平べったく叩かれていきますね
これはアルミなので実際に刃物にはならないのですが、アルミを叩いていくことで実際に僕らがハサミを作る時に道具をどういう風に使っているのか、あるいは金属がどういう風に形が変わって加工されていくのか、というのを少し模擬的に説明する実演をやっています。
Q みなさんご覧になってて、反応はいかがでしたか?
すごく驚いていただけたりとか、実際に自分たちもやってみたい、という風に言っていただけたりとか、すごく良い反応をいただきました。
また、明日も引き続き、お話を伺っていきます。
2025年9月5日
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N: 今日は、ゲンキトピックス
和歌山市の週末のイベント情報やお出かけスポットなどについて紹介します。今日は、どんなイベントを紹介していただけますか?
I: 今日は、明日、9月6日土曜日に西コミュニティセンターで開催される「西コミ防災フェスタ2025秋」についてご紹介します。

N: 西コミュニティセンターといえば、砂山地区に新しくできたコミュニティセンターですよね?
I: 今年の4月にオープンした和歌山市で一番新しいコミュニティセンターです。
N: 近くを通りがかったときに、見たことがあります。西和中学校や和歌山商業高等学校の近くに新しい施設が建っていますよね。
この西コミュニティセンターで明日開催される「西コミ防災フェスタ2025秋」はどんなイベントなのですか?
I: 西コミュニティセンターには、地域の交流の場という役割の他に、避難場所、避難所としての役割があります。
今回、この施設が防災拠点であることを地域の方に知っていただき、もしもの時には頼ってほしいという願いのもと、防災イベントが企画されました。
N: 具体的にどんな催しがあるのですか?
I: 午前11時から午後4時までの間に、いろいろな防災に関する催しが行われます。

屋外では、はたらく防災の車大集合と題して、消防車やVR防災体験車、トイレカーが集まります。
また、炊き出しを食べようというイベントでは、炊き出しの豚汁やアルファ化米が午前11時30分から先着500名さまに振舞われます。
N: それは、うれしいですね。他に屋内での催しもあるのですか?
I: 屋内では、事前予約が必要なものとして、段ボールベッド組み立て体験や東京医療保健大学の学生が中心となってお伝えする応急手当教室などの教室があります。事前予約なしでも参加できるものもあります。
当日、誰でも参加できるものとして、館内の各所をめぐってクイズに答える防災クイズラリーや防災備蓄倉庫見学、子育て世代の防災バッグ展示があります。
N: いろいろな防災関連の体験、展示があるのですね。他にもありますか?
I: 室内イベントで一番盛り上がりそうなものが、「消防音楽隊の防災コンサート」です。演奏は、1階オープンスペースで行われ、午後1時から1時間程度となっています。
ぜひ、こちらも聞いていただけたらと思います。
N: ぜひ、聞いてみたいですね。
明日9月6日は、西コミュニティセンターで消防音楽隊のコンサートや炊き出し、クイズラリーなど、当日も予約なしで楽しく学べる催しが行われます。
ぜひ、「西コミ防災フェスタ2025」に行ってみてはいかがでしょうか?
詳しくは、こちら
https://bunkyonomori.jp/news/10/