和歌山市広報番組
和歌山市のゲンキな情報をお伝えします!
「ゲンキ 和歌山市」は和歌山市のイベントや旬な話題・情報、
そして和歌山市をゲンキにするために頑張っている市民の方々にスポットをあて、
月曜日から金曜日の朝、お伝えします。
2025年9月17日
☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
「災害時の避難」について地域安全課の山口遥士さんにお話伺います。

Q:災害時の避難に備えて私たちができることを教えてください。
非常持ち出し品の準備や避難所、避難場所の把握が挙げられます。
Q:非常持ち出し品とは?
一時的に避難する時に持ち出す必要最低限のものです。
災害時には、行政の支援がすぐに届かないことも想定されます。また市の備蓄も限りがあることから、避難の際に備えて非常持ち出し品を準備しておくことが重要です。
持ち運びやすさを考慮し、リュックサックにまとめておくと安心です。
Q:具体的にどんなものを用意すれば良いですか?
特に必要なのは、水と食料です。
ほかにも、情報を得るために、携帯型のラジオやモバイルバッテリー、停電に備えて懐中電灯やランタンなど用意してください。断水によってトイレが使えないこともあるので携帯用のトイレも準備してください。
また、自分にとって欠かせないものもあるかと思います。例えば、視力が悪い人だと眼鏡やコンタクトレンズ、普段から薬を飲んでいる方は、お薬手帳や処方箋のコピーを入れておいてください。女性の場合は生理用品、赤ちゃんがいる世帯ではミルクや離乳食、おむつなど、自分や家族にとって必要となるものも入れておくようにしてください。
Q:近くの避難所や避難場所、住んでるところでそれぞれかと思いますが、どこで確認すれば良いでしょうか。
和歌山市防災マップを使うことで確認が可能です。
お持ちでなければ消防局庁舎5階の地域安全課、お近くの支所・連絡所、サービスセンターにも置いてあります。また和歌山市HPにも載せていますので、インターネット上でもご確認いただけます。その際、ご自宅が津波浸水の想定から外れていた場合には災害発生時でも無理に避難所等に向かう必要はございません。
避難とは難を避けること全体を指しており、屋内の安全が確保されており、水・食糧などの備えが十分にある場合は、その場にいることも避難となります。
Q:7月30日にカムチャッカ半島沖で地震があり、津波警報が発令されましたが、津波時の避難で気を付けることはどのようなことがありますか。
1つ目は、早急な避難が最も重要です。津波は浅瀬でも時速約36キロメートルと、まるで短距離走者並みの速さで迫ってきます。そのため、走って逃げるのは現実的ではありません。津波が視界に入ってから避難を始めるのでは、間に合わない可能性が高いです。
2つ目は、徒歩で避難することです。車で避難を考える方も多いかもしれませんが、道路の損壊や信号機の停止、道路上の障害物による渋滞など、さまざまなリスクが伴います。そのため、避難行動要支援者など、車で避難せざるを得ない方を除き、原則として徒歩での避難を推奨します。
災害はいつ起こるか分からないこそ、日頃の準備が大切です。自分の命、大切な人の命を守るために、備えを習慣にしておきましょう。