10/28放送 有吉佐和子記念館②

2025年10月28日

☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今日も昨日に引き続き南海和歌山市駅近くの和歌山市立有吉佐和子記念館について、館長の恩田雅和さんにお話を伺います。

Q 今日は施設の中を案内していただけると嬉しいです。まず、記念館の1階にはすてきなカフェがありますよね。
リエールさんというところが入ってくれてまして、ここは和食がおいしいところで日替わり定食「紀ノ川定食」という名前がついています。あるいは「茶がゆ定食」とか、日によっては完売するくらい人気商品です。

ある日の紀ノ川定食

Q そしてまた、その1階には展示室がありますね。
3、4ヶ月に一回展示替えしてるのですが、現在展示してるのは有吉佐和子の長編小説「木瓜の花」という作品があるのですが、それの生原稿を全部展示しています。原稿の量の多さによって長編小説はこれくらいあるんだな、というのを目で感じ取っていただけたらと思います。

Q 原稿が積み上がってるというか、すごい高さがありますよね。そして、生原稿なので書き直した跡もわかって、本来こう書こうとしていたのかな、というのも見えて、いいですよね。

そうなんですよね。作家の考え、思考の跡をですね辿ることができて、とても貴重な資料だと思います。

Q そして2階に上がってくると、また明るくて景色もいいですね。
2階は有吉佐和子がいろいろな名作を書き継いだ「書斎」がそのまま再現されてます。書斎の机と椅子と電気スタンドは東京にあったものをそのまま持ってきてますので、本当にここでいろんな作品が生まれたんだな、というのを実感してもらえる書斎になってます。

Q この2階では毎月、イベントや教室も開催されているんですよね。
有吉佐和子原作のものを劇団ゼロさんが中心になって朗読劇を毎月必ずやってます。ただ、日程は月によって日が変わりますので、毎月10日、水曜日で休館日だったら翌11日、この日に申し込みをしていただけたらと思います。

Q その場合は電話ですか?それとも直接来館して?
電話でお願いしたいと思います。

Q 朗読劇もあって、他にもあるのでしょうか?
2階の和室で偶数月の第一日曜日の午前中、有吉佐和子作品を読む会というのを主催していますので、是非これもご参加いただきたいと思います。

和歌山市民の方だけでなく大阪の方からもこの読書会に来てくださってる方もいますので、是非一緒に有吉佐和子作品を読んで、有吉文学とはどういうものか感じていただけたらと思います。
で、偶数月ですのでこの次は12月7日(日)
テキストが「針女(しんみょう)」という長編小説。これを12月7日のテキストにしますので、是非これを読んでいただいて一緒に参加して感想をみなさんで語りあっていただければと思います。

申し込み先の電話番号は073-488-9880になりますので、もっと詳しいことを聞きたいな、または申し込みたいなという方はこちらまでお電話ください。
有吉佐和子記念館ホームページはこちら

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