3/3放送 自殺対策強化月間について

2025年3月3日

☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は「自殺対策強化月間」について保健対策課野田優さんにお話伺います。

Q. 自殺対策強化月間とは?
日本では、例年自殺者数が多い傾向にある3月を「自殺対策強化月間」と定め、自殺対策を集中的に展開することとなっています。和歌山市では地域自殺対策強化事業として、相談対応や啓発活動を、関係機関と連携して行っています。

Q. 和歌山市の自殺の現状は?
日本では毎年2万人前後の方が自殺で亡くなられています。
私たちが住んでいる和歌山市でも、毎年60人前後の方が自ら命を絶たれています。自殺は、その多くが追い込まれた末の死であり、健康問題、経済問題、家庭問題などさまざまな問題が複雑に関係しています。自殺対策は一人でも多くの人の力が必要です。

Q. 私たちができることはありますか?
自殺対策では「ゲートキーパー」を増やすことが重要です。
「ゲートキーパー」とは「悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人」のことで、誰でもなることができます。
もし、周囲の方が「元気がなくなった」、「食事量が減った」、「よく眠れていない」など、「いつもと違う」様子のときは、「最近眠れてますか?」「どうしたの?」と声をかけてあげてください。そして、本人を責めたり安易に励ましたりせず、しっかりと話を聞いてあげてください。話を聞いた後は、必要に応じて相談機関や医療機関につなぎ、本人の孤立や孤独を防ぐ支援を行うことが重要です。

Q. 自殺対策強化月間における和歌山市の具体的な取組みは?
3月6日にJR和歌山駅前で街頭啓発を行い、パンフレットやエコバッグなどの啓発物を配布します。
3月6日から14日には、和歌山市役所1階市民ギャラリーにて、令和6年度「いのち支えるポスターコンクール」入選作品を展示します。その他にも、市報わかやまへの記事掲載や、SNS等での普及啓発活動に取り組んでいます。

また、毎月2回、平日午後に、精神科医による相談日を設けています。
毎月第二水曜日には、日中仕事や家事などで相談に行くことができない方を対象に『うつ病夜間相談』を実施しています。どちらも予約制になっていますので、まずはお電話ください。相談は、本人に限らず、ご家族やご友人など周囲の方からもしていただけます。お気軽にご相談ください。

Q. 保健所への電話相談や相談予約などの問い合わせ先は?
和歌山市保健所 保健対策課 こころの健康対策グループ
電話番号:073-488-5117です。
①和歌山市の自殺対策の取り組みの詳細はコチラ
②精神保健福祉の相談についての詳細はコチラ

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