6/6放送 成人の風しん抗体検査

2024年6月6日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は「成人の風しん抗体検査」について
保健対策課の後藤彩子さんにお話し伺います。

Q 風しんとはどういったものか教えてください
風しんは、飛沫感染により、人から人に感染する感染力が強い病気です。軽い風邪症状で始まり、発
熱、発疹、首や耳の後ろのリンパ節が腫れる
などが主な症状です。発疹や熱とも約3日間で治るため
、「三日ばしか」と呼ばれますが、まれに脳炎などを合併することがあります。また、特に大人で発症
した場合、高熱や発疹が長く続いたり、関節痛を認めるなど、子どもより重症化することがあります。
 さらに、妊娠初期の女性が風しんに感染すると、赤ちゃんが先天性心疾患や白内障、難聴を特徴とす
る先天性風しん症候群をもって生まれてくる可能性が高くなります。

Q.風しん追加的対策について
 平成30年に風しんの患者が大都市圏を中心に増加し、患者の中心は30~50歳代の男性でした。
この年代の風しん抗体保有率が女性や他の年代の男性に比べ低いことがわかっています。そのため、
風しんの感染再拡大を防ぐことを目的に、平成31年4月から、対象者の方に無料のクーポン券を送付
し、風しんの抗体検査(血液検査)や、免疫がない場合に予防接種を実施
しています。

Q.対象者
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性が対象です。
令和5年の5月に対象の方で抗体検査を受けていない方に、新たなクーポン券を送付しています。
紛失された場合は、再発行ができますので、お問い合わせください。

Q.検査方法
医療機関や職場での定期健康診断、特定健診等で抗体検査ができます。また、全国の医療機関、健診
実施機関で検査が可能ですので、希望される実施機関にお問い合わせください。
検査の結果、風しんの免疫がない場合、予防接種の対象となります。予防接種は、風しんと麻しんの
混合ワクチン
になります。

Q.実施期間はいつまででしょうか?
抗体検査及び予防接種ともに、令和7年2月28日までです。
抗体検査の結果が出るまで、約1週間かかりますので、抗体検査は早めに受けましょう。

Q.休日の風しん抗体検査についておしえてください
6月30日(日)に、和歌山市保健所で対象者の方に風しん抗体検査を行います。平日になかなか時
間をとることが難しい方は、休日に検査ができる機会ですので、ぜひ受けてみませんか。
6月12日から、WEBや電話で申し込みを受付します。市報6月号や感染症情報センターホームペー
ジに掲載していますのでご覧ください。

その他、風しん第5期定期予防接種に関するお問い合わせ先
和歌山市保健所 保健対策課 感染予防対策グループ 073-488-5118になります。

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