和歌山市広報番組
和歌山市のゲンキな情報をお伝えします!
「ゲンキ 和歌山市」は和歌山市のイベントや旬な話題・情報、
そして和歌山市をゲンキにするために頑張っている市民の方々にスポットをあて、
月曜日から金曜日の朝、お伝えします。
2025年6月16日
☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
今回は「子どもの麻疹・風疹」について保健対策課の後藤彩子さんに伺います。

Q 麻しんについて教えてください。
麻しんは、麻しんウイルスの感染によって起こります。はしかともいいます。感染力が非常に強く、飛沫・接触だけでなく空気感染もします。症状は、高熱、せき、鼻汁、眼球結膜の充血、発疹等です。時には肺炎や脳炎など重症化する場合もあり、かかった方の1,000人に1人が死亡する重症の病気です。
Q. 風しんはいかがでしょうか?
風しんは、風しんウイルスの飛沫・接触感染によって起こります。風邪症状で始まり、発熱、発疹、後頸部リンパ節腫脹等が主な症状で、3日はしかともよばれます。妊娠中の女性が妊娠20週までに感染すると、先天性風しん症候群と呼ばれる先天性の障害を持った児が生まれる可能性が高くなります。
Q. 麻しんや風しんにかからないようにするためにはどうすればいいですか。
麻しん風しんは人から人へ感染が広がっていくため、予防接種を受けることで、感染拡大を抑えるこ
とができます。特に麻しんは感染力がきわめて強いウイルス感染症で、マスクや手洗いといった一般的
な感染予防対策ではふせぎきることができず、予防接種が極めて効果的です。予防接種では、MRワクチンという麻しん及び風しんウイルスを弱毒化して作った混合生ワクチンが用いられます。
無料で接種を受けていただける定期予防接種の対象者は、
第1期が1歳の誕生日から2歳の誕生日の前日まで。
第2期が小学校就学前の年長児(H31年4月2日から令和2年4月1日生まれ)で、第2期の接種期限はR8年3月31日までとなっています。
また、令和6年度に第1期と第2期の対象者だった方が、MRワクチンの供給不安定で接種を受けることができなかった場合でも、無料で接種を受けられる期間が2年延長しています。
予防接種は、1回の接種ではまれに免疫がつかなかったり、ついた免疫が持続しないことがあり、2回の接種で98~99%の方に免疫がつきます。接種が受けられる時期がきたら、早めに、かつ確実に2回の接種受けることをおすすめします。
Q. 受け方についておしえてください
基本的には、市内の実施医療機関に予約の上で受診し、接種を受けていただきます。
予防接種に関する詳細は073-488-5118 和歌山市保健所 保健対策課までお問い合わせをお願いします。

2025年6月12日
☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
今回は「事業所ごみは家庭ごみ集積場に出せません」について収集センターの田中さんにお話伺います。

Q ごみの収集方法で4月以降変わったことをおしえてください
ふれあい収集の要件が緩和されたことで以前より、ご利用しやすいようになりました。
具体的にはこれまで、70歳以上かつ要介護3以上であった利用要件を、65歳以上かつ要介護2以上に見直したことにより4月からの問い合わせ、申し込みが高まっており多くの方にご利用していただいております。たいへん好評をいただいている制度なので皆さんの周りの方で、ふれあい収集の要綱に当てはまり、ごみ出しでお困りの方がおられましたら
収集センター 北事務所 073-471-1503 までお問合せください。
また布の回収について品目の組み合わせも変わっています。
4月に全戸配布している分別収集カレンダーにも記載していますが、かん・びんの資源と同じ曜日に回収を行っております。
Q 資源の排出で気を付けることはありますか。
資源の収集についてですが、品目ごとに収集しますので、びんが残っているからと、かんを出すと収集済みの品目となり収集できません。
他にも、ペットボトルの場合も同様で、ペットボトルが残っているからと遅い時間に古紙を出すと、収集されない場合がございますのでご注意ください。かん・びん・布・ペットボトル・古紙は、それぞれ回収車両が違っています。ごみや資源は地区により品目、曜日が異なります。朝8時までにお出しいただきますようご協力お願いします。
Q ごみ集積場のごみを見て気になることはありますか。
私ども収集センターでは家庭のごみを収集しているわけですが、事業者の方が家庭ごみ置き場に、ごみを出し、付近の住民の方が困っている声を多く聞きます。
会社や店舗から発生したごみは、ごみの量や質に関係なく、家庭ごみと同じ物であっても、個人事業主・法人を問わず、家庭ごみ置き場に出すことはできません。
また、店舗と住居が一体化している場合は、住居のごみと、店舗のごみを分けていただく必要があります。
事業者のごみの処理方法については、青岸清掃センターへ自己搬入か和歌山市の許可を持つ一般廃棄物運搬業許可業者へ委託してください。
廃棄物の種類によっては産業廃棄物に分類される物もありますのでホームページからカタカナで「リリクルネット」と入力して検索してください。リリクルネットでは事業者のごみの処理に関することや和歌山市のごみの出し方や地域別収集カレンダーなど、和歌山市のごみに関する情報が満載です。ぜひともご活用ください。
リリクルネットのURL 和歌山市ごみ分別検索サイト
2025年6月9日
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今回は「わかやまインターシップ」について産業政策課の清竹良憲さんに伺います
Q. 「わかやまインターンシップ・キャリア」は、どのような事業ですか?
「わかやまインターンシップ・キャリア」は、学生に説明会や就業体験を通し和歌山の企業の魅力を発見してもらい、和歌山への就職を促進するとともに、自らのキャリアに対する意識を高めてもらうことを目的として実施している事業です。通年で実施する「ちょこっと仕事体験コース」と夏季の間に集中して実施する「がっつり就業体験コース」の2つのコースで開催されます。
Q. 「ちょこっと仕事体験コース」について教えてください。
会社や業界を知ること、働くことへの理解を深めるための教育を目的に実施しており、5月12日から2026年3月31日までの間で、その都度開催している企業のカリキュラムに参加することができます。
対象は高校生を除く全学年の学生で、早い段階から企業や業界に関する情報収集や働くことへの理解を深めてもらうことができます。

Q. 「がっつり就業体験コース」について教えてください。
就業体験を通じて、自らの適性を見極めることを目的に実施しており、5日以上の就業体験が行われます。8月1日から9月30日までの夏季休みの間で行われ、対象は高校生を除く2026年・2027年卒業予定の学生となっています。応募期間は6月1日から7月14日の間となっております。5日以上の就業体験を通して、参加した企業のことを深く知り、また、自分の適性を知ることができます。

Q. 色々な体験コースがあっていいですね。
申込みはどうすればいいですか?また参加までの流れを教えてください。
和歌山県の企業情報サイトの「UIわかやま就職ガイド」よりお申し込みください。
まずはアカウント登録をしていただいてから、気になる企業へエントリーしていただきます。企業ごとに実施している時期や日数、実施方法が異なりますのでご注意ください。エントリー後は申込み先より承認の通知が届くようになっております。また、随時開催となっている企業の場合は、その企業の担当者と相談して日程を決めていただく必要があります。企業毎の実施内容をよくご確認の上、お申込みください。
Q. 最後に一言お願いします。
学生の方々の就職活動が早期化している中、夏休み前の早い段階から和歌山県内の企業のことを知っていただくことのできる「わかやまインターンシップ・キャリア」は和歌山での就職を考える学生の皆様にぴったりの事業だと考えています。県内にお住まいの方だけでなく、県外の方も自分のスケジュールの都合に合わせて参加企業を選んでいただくことができるので、多くの方に参加していただきたいです。
最後に「UIわかやま就職ガイド」はアプリ版もございます。お気軽にダウンロードしていただき、お申込みください。よろしくお願いします。
「UIわかやま就職ガイド」
2025年6月5日
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今回は「大名行列参加者の募集」について文化振興課の西本裕輝さんにお話を伺います。
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Q 大名行列の参加者を募集されているということですが、大名行列とはどのようなイベントなのでしょうか。
大名行列は、江戸時代の歴史資料に基づいて復元製作した大名駕籠などを用いて、参加者の皆さんに藩主や御駕籠之者、 中間などの衣装を着ていただき、大名行列の一部を再現するというイベントです。
Q 大名行列はいつ、どこで実演されるのでしょうか。
今年も8月2日(土)に開催される紀州おどり「ぶんだら節」で実演させていただくこととなりました。場所は和歌山城前のけやき大通りを中心に実施します。
Q 江戸時代の歴史資料に基づいた衣装を着て大名行列、なかなかない機会ですね。
募集内容を教えてください。
お申込みは、一般参加と親子参加の2種類からお選びいただけます。
一般参加は、身長約 155cm~185cm 程度でフリーサイズの衣装を着用できる方であればどなたでも参加可能です。
親子参加は、小学生のお子様と保護者の方の2人1組で参加いただけます。子供用衣装のサイズ目安は身長約 120cm~150cm です。
一般参加は、参加料1人2,000円、定員20人です。
親子参加は、参加料1組4,000円、定員15組30人です。
お好きな衣装を選んでお申込みいただけますが、定員を超えた場合は抽選になりますのでご注意ください。
Q 配役はどのようなものがありますか。
一般参加の配役は、
侍、御駕籠之者、中間、挟箱持ち、槍持ちの5つから、
親子参加の配役は、
紀州藩主もしくは姫と御駕籠之者の組み合わせ、
先払いと御駕籠之者の組み合わせ、
小姓と中間の組み合わせ、
近習と御駕籠之者の組み合わせ
の4組から選ぶことができます
Q 申し込み方法を教えてください。
申込締切は6月29日(日)で、予約フォームからのお申込みをお願いします。募集内容の詳細は市のホームページをご覧ください。
問い合わせは、和歌山市役所文化振興課073-435-1194までお問合せください。
Q 最後に文化振興課から一言
江戸時代の衣装を着て、お城の周りを歩くことができる滅多にない機会ですので、個人で参加される方はもちろん、親子で参加される方も楽しく歴史を体験いただけるイベントになっております。たくさんのご応募お待ちしております。
紀州おどり「ぶんだら節」で大名行列を実演!参加者募集!!
2025年6月4日
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今回は「ぶんだら参加連の募集」について観光課の向井彬博さんにお話伺います。


Q. 今年の紀州おどり「ぶんだら節」について教えてください。
今年は8月2日(土)、午後5時30分から午後9時20分頃まで、和歌山城周辺で開催します。
今年は暑さ対策のため、開会時間を40分遅く設定しています。
けやき大通りでは、街頭おどりが実施され、公園前交差点付近から、市役所のほうまで、連と呼ばれる各チームが紀州おどりを練り歩く姿が見られます。
このほか、和歌山城の西の丸広場は、櫓が設置され、その櫓の周りをぐるぐると周りながら踊っていただく「輪おどり」の会場となります。この輪おどりには、当日どなたでもご参加いただけます。
また、西の丸広場周辺には、縁日横丁として祭りの醍醐味である食べ物や、お子さんが楽しめる出し物など、多様なお店が出る予定です。
Q. 今年の祭りのテーマを教えてください。
今年は、「架け橋~未来への道~」をテーマとしています。
祭りを通じて様々な世代をつなぐ架け橋となって、特に子供たちの参加を促し、未来へつなげていくための動きを強化していきたいと考えています。そして、和歌山市の夏の風物詩として、ぶんだら節が踊り続けられることを目指し、一緒に祭りを創りあげる担い手になってくれる方々を募集しています。
Q. 具体的に、どういった募集を行っているのでしょうか。
今日は時間の関係もあるので、募集関係のうち、2つご紹介します。
まず、一つ目が、「参加連の募集」です。
けやき大通りでの街頭おどりに参加する10人以上のグループを募集しています。
紀州おどり「ぶんだら節」のメインといえば、街頭おどりですので、これまでご出演されていない方々にも積極的にご参加いただきたいと考えています。
2つ目が、「サポーター、ぶんだらーず」の募集です。
これは昨年から導入しておりまして、簡単にいえば、ボランティアスタッフの募集なのですが、事務局からサポート希望リストを公開します。例えば、カメラが好きな方には、当日カメラマンとして従事いただくなど、得意なことやスキルを活かして、祭りの運営サポートにご協力いただくというものです。
Q. 今年の新たな試みはありますか。
今年は8月2日の当日だけでなく、前日からお祭り気分を盛り上げるために、8月1日(金)の夕方から西ノ丸広場で前夜祭を計画しています。
前夜祭では当日使用する櫓の回りで正しい踊り方を先生から教わっていただき、実際みなさんで踊っていただくとともに、キッチンカーにも出店していただき、「踊って」「食べて」「飲んで」当日に向けて盛り上げていけたらと思っています。
詳細につきましては現在計画中ですので、決まり次第、市ホームページでお知らせさせていただきます。
Q. 最後に一言お願いします。
今年の紀州おどり「ぶんだら節」は、8月2日(土)開催です。
現在、参加連等について、6月20日を期限に募集していますので、市のホームページからお申し込みください。どうぞよろしくお願いします。
ぶんだら節ホームページはコチラ
2025年6月3日
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今回は「食育月間」について農林水産課の岡室奏志さんに伺います。

Q 「食育」と目や耳にしますが、食育とはどういったものでしょうか?
食に関する知識とバランスの良い食を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。
Q 毎年6月は食育月間ということですが、どのような目的で開催されてますか。
6月を食育月間としているのは進学や就職、転職をされた方もひと段落し、自分の生活に目を向けられる時期でもあるからです。食育のより一層の浸透を図ることを目的とし、様々な地域でイベントや啓発活動が行われます。
Q 食育のために具体的にはどのようなことをすればいいのでしょうか。
食育の取組を四つ紹介します。
一つ目に、朝ご飯を食べましょう。
朝ごはんには、1日の始まりに脳や身体をウォーミンングアップさせる効果があります。
二つ目に、バランスのいい食事を心がけましょう。
主食・主菜・副菜がそろった食事は栄養バランスが整いやすいことが分かっています。
三つ目に、地元の食材について知りましょう。
和歌山市の特産品には、わかやま布引だいこん、しょうが、足赤エビ、しらすなどがあります。
四つ目に、食文化を大切にしましょう。
食育を通じて、子供たちに地域の食材や料理法を教えることは、健康的な食生活を促進するだけでなく、地域の文化や伝統を守ることにも繋がります。
2013 年には「和食:日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されたこともあり、食文化の継承が注目されています。

Q. 食から健康が始まる、というように、普段の食生活を考えることで、健康的に過ごせ、地産地消にも繋がって良いことだらけですね。
最後に農林水産課から一言お願いします。
食は人が生きていくのに欠かせないものです。現代社会は食による様々な課題を抱えています。その課題を解消するため、みなさんも食に関することに関心を持って家族や友人と食事を楽しみましょう。是非ともこの機会に食育について考えましょう。
2025年6月2日
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今回は「禁煙週間」について地域保健課の坂口貴久子さんにお話伺います。

Q. 受動喫煙とはどういったものか教えてください
ほかの人が吸っているたばこから立ち上る煙や、たばこを吸っている人が吐き出す煙を吸いこんでしまうことを「受動喫煙」といいます。この煙にはニコチンやタールなどの多くの有害物質や発がん性物質が含まれていて、健康への影響が大きな問題となっています。
は5月31日を「世界禁煙デー」と定め、日本では5月31日から6月6日までの1週間を「禁煙週間」と定めています。この期間は全国的に禁煙及び受動喫煙防止の普及啓発活動がより積極的に行われ、期間中は、和歌山城ホールがシンボルカラーにちなみ、グリーンにライトアップされています。
Q. 受動喫煙の健康への影響とは?
受動喫煙によって、肺がんや虚血性心疾患、脳卒中といった病気のリスクが上がるといわれています。さらに、子どもの呼吸疾患や中耳炎、乳幼児突然死症候群の発症、妊婦では低体重児や早産のリスクが上昇することが分かっています。
子どもの頃に受動喫煙の機会があった人は、成人になってから慢性の咳や痰のほか、喘息があらわれるなど、肺機能低下や呼吸器障害のリスク上昇と関連していると示唆されています。
Q. 受動喫煙を防ぐにはどうしたらいいでしょうか?
2018年7月に健康増進法の一部を改正する法律が成立し、2020年4月1日に全面施行されました。
望まない受動喫煙の防止を図るために、特に健康への影響が大きい子どもや、患者の皆さんに配慮し、多くの方が利用する施設の区分に応じ、屋内原則禁煙となりました。受動喫煙を防ぐためには、たばこを吸わない人、たばこを吸う人、お互いが改正法の趣旨と内容を理解することが重要となります。
Q. 禁煙のお店かどうか、どうやって見分けられますか?
飲食店の屋内は原則禁煙となっていますが、所定の条件を満たせば喫煙室を設けることは可能です。しかし、その場合は定められた標識を掲げることが義務付けられているので、外からでも喫煙設備のあるお店は簡単にわかるようになっています。例えば、喫煙専用室ありというものや、受動喫煙のおそれがあるため20歳未満の人は立入禁止を表したものなどです。20歳未満の人は、たとえ喫煙を目的としない場合でも、喫煙エリアへの立ち入りはできません。


Q. 最後にメッセージをお願いします。
ご自宅や集合住宅の共用部分やベランダ、屋外など、改正法の適用外の場所においても、改正法の目的である「望まない受動喫煙を防ぐ」ために、小さな子供たちの近くでは配慮したり、多くの方が出入りする入り口付近での喫煙を避ける等、皆さまのご協力をお願いいたします。
2025年5月29日
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HIV検査普及週間について保健対策課の高橋真由子さんにお話伺います。


Q 6月1日から7日までの一週間をHIV検査普及週間と定め、普及啓発を行っています。まず、HIVについて教えてください。
HIVはエイズの原因となるウイルスの名前です。様々な病原体から私たちの体を守っている免疫細胞に感染し破壊します。感染から数年~10年程度かけ、免疫力を徐々に低下させ、極限まで低下すると、本来なら自分の力で抑えることができる感染症やがんなどを発症するようになってしまいます。
このような感染症や病気を発症した状態をエイズと言います。エイズを発症するまでの数年間は、自覚症状がないので、感染に気が付きにくく、検査を受けることではじめて、感染の有無を確認することができます。
Q. 和歌山市保健所でもHIV検査は実施していますか。
毎週火曜日、午後6時から午後8時まで匿名、無料の検査を行っています。予約制なので、ほかの方と顔を合わすこともありません。ただし、正確な結果を得るために、感染の可能性のある機会から3か月経過してから検査を受けるようにお願いしています。
Q もし感染していたらと思うと、検査を受けるのが怖いと感じることもありますよね。
HIVは治療の進歩により、感染に早く気付き、治療を続けることで、エイズにならず、感染していない
人と同じくらい長く生きることが可能になってきています。感染前と変わらず社会生活送る方もおら
れます。治療が効果的であれば、他の人へ感染させない研究結果も報告されています。いまやHIVは「
死の病」ではありません。
和歌山市保健所では、土日祝を除く、平日8時30分から17時15分まで、HIVに関する相談もお受けして
いますので、心配があれば、ひとりで悩まず、まずはお電話ください。
Q. 気になるなら検査を受けて、感染していないか調べることが大事ですね。
早く感染がわかるとその後の治療コントロールもしやすくなります。検査を受けて早く感染に気付き、治療することが重要になってきます。また、HIVは正しくコンドームを使用することで、ほぼ100%予防できるウイルスです。正しい知識を知り、感染予防を心がけることも大切です。
Q. 最後に、HIV検査普及週間のイベントやエイズ検査についてのお問合せ先をお願いします。
6月2日から7日まで、HIV検査普及週間に合わせて市堀川に架かる京橋と中橋をエイズへの理解と支
援のシンボルである赤色にライトアップします。
HIV検査のお問合せは、和歌山市保健所保健対策課073-485-5118までお電話ください。
HIV検査の詳細はコチラ
2025年5月28日
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今回は「子どもの生活リズム」について西保健センターの中村詩歩さんにお話伺います。

Q なぜ子どもの生活リズムを整えることはなぜ大切なのでしょうか
成長過程にある子どもは、規則正しい生活リズムを送ることで、成長ホルモンなど、心と体の成長に必要なホルモンが分泌されるからです。
また、子どもの頃に身に付けた生活リズムは成長してからも崩れにくく、生涯にわたる生活習慣の基盤となり、その子の一生の健康に大きな影響を及ぼすといわれています。
Q 生活リズムを整えるために大切なことは何ですか?
生活リズムの三本柱は「睡眠、食事、運動、子どもであれば遊び」です。
生活リズムの乱れが出やすいのは睡眠です。私たちの体にある体内時計は1日約25時間で動いています。そのため早寝よりも遅寝、昨日より1時間遅く寝て、1時間遅くまで起きている方が楽な身体の仕組みになっています。そこで毎朝、体内時計をリセットする必要があり、そのためには、早起きをし、朝の光を浴びることが必要です。
Q 何時に起きて何時に寝ると良いのでしょうか。
厚生労働省では、子どもの睡眠時間について、1-2歳児は11-14時間、3-5歳児は10-13時間、小学生は9-12時間、中学・高校生は8-10時間の睡眠時間の確保を推奨しています。そのため、平日も休日も同じ時間に起きるようにし、推奨睡眠時間から逆算して、夜寝る時間を決めましょう。ただ、子どもを早く寝かしつけようと躍起になりがちですが、体内時計は朝起きて光を浴びることによってリセットされるので、睡眠のリズムを整えるには、朝決まった時間に起こすことの方が重要になってきます。「早寝・早起き」ではなく、「早起き・早寝」が必要になってきます。
Q 食事や運動が大切なのはなぜですか?
食事を摂らない、特に朝食を摂らない生活習慣は、朝の光を浴びない生活環境と同様に、生活リズムの崩れに繋がります。夜ふかし・朝寝坊になると、朝食の欠食が増えますが、これはさらに夜ふかし・朝寝坊を助長するという悪循環が生まれてしまいます。そのため、朝の光を浴びるとともに朝食もしっかり摂るようにしましょう。また、日中に運動や体を使って遊ぶことは夜間の良い眠りに繋げることができます。朝食からエネルギーをしっかり摂り、体を使って運動をしたり、遊んだりする習慣を心掛けましょう。
Q 最後に一言お願いします。
子どもの頃から生活リズムを整えることは、子どもの成長や大人になってからの健康のためにとても大切です。しかし、テレビやスマートフォンの普及により、夜ふかしをする大人も増えているのが現状です。子どもの生活リズムは大人や周囲の方の生活リズムに大きな影響を受けるため、大人も子どもと一緒に生活習慣を見直してみませんか。できることから少しずつ取り組み、子どもの健やかな成長に繋げていきましょう。
2025年5月22日
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今回は「市民公益活動」について市民自治振興課の上田勝也さんにお話伺います。

Q 市民自治振興課 市民協働推進班ではどのような業務を行っていますか?
市民協働推進班では、みなさんが「市民公益活動」に参画しやすい環境づくりに取り組んでいます。
この「市民公益活動」とは、市民のみなさんが自主的に行うボランティア活動のことです。例えば、ボランティア活動に興味のある個人の方と、ボランティアを募集している団体との橋渡しや、どなたでも参加することのできる掃除イベントを開催することで、ボランティアを始めるきっかけづくりを行っています。
また、フォルテワジマ6階にある「和歌山市地域フロンティアセンター」を拠点として、地域の方やNPO団体、学生など異なった組織や立場の人の連携、交流を促進し、協働の輪を広げられるようにサポートを行っています。
Q.「市民公益活動登録制度」とは、どのようなものですか?
「市民公益活動」を推進するため、和歌山市内で市民公益活動に携わっている地域の方やNPO団体など「団体」や「個人」の登録を行っています。この制度に登録していただくことで、ボランティア活動中のケガに対応した「市民公益活動保険」に無料で加入することができます。
「団体登録」の場合は「地域フロンティアセンター」の会議室などを利用することができます。
「個人登録」の場合は、当課が行っているボランティア募集情報を受け取ることができます。
このようなメリットがありますので、登録されることをお勧めします。
Q. ボランティア活動の募集はどうやって確認できますか?
和歌山市HPに現在行われているボランティア活動への参加者募集や、過去に行われていた募集の確認を行うことができます。また、旧ツイッターであるXでも「地域フロンティアセンター」の名前で発信しています。Xでは過去に行われたボランティア活動の様子を写真で紹介していますので、そちらもご確認ください。Xのフォローも是非よろしくお願いします。
Q. お問い合わせ先についておしえてください。
「和歌山市市民公益活動登録制度」や「和歌山市内のボランティア活動」についての相談やお問い合わせは、市民自治振興課 市民協働推進班 電話073-435-1045までお願いします。
Q. 最後に、一言お願いします。
和歌山市が主催するイベントなど、広く市民の方や学生の方にご参加していただき、職域や世代を越えた人の力の結びつきによりイベントを盛り上げ、ボランティア活動の機運醸成を図っていきたいと考えていますので、皆様のご協力をよろしくお願いします。