和歌山市広報番組
和歌山市のゲンキな情報をお伝えします!
「ゲンキ 和歌山市」は和歌山市のイベントや旬な話題・情報、
そして和歌山市をゲンキにするために頑張っている市民の方々にスポットをあて、
月曜日から金曜日の朝、お伝えします。
2025年7月30日
☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
昨日に引き続き、第二回「有吉佐和子文学賞」で奨励賞に選ばれた、開智中学校の滝本昇生さんにお話を伺います。

Q 昨日の放送で、受賞した作品の紹介をいただきましたか、このお話に出てきてる。亡くなられたおじいさんの忘れられない言葉をもう一度、教えてもらっていいですか?
「来年も年明けはここに集まってご飯を食べような」という言葉です。この言葉はおじいちゃんが年明けに親戚が集まってご飯を食べ終わり、帰る前にいつもかけてくれた言葉です。おじいちゃんがいなくなった時、私は一つの言葉の重要性に気づかされました。
Q そこにおじいちゃんへのどういったことを感じましたか?
おじいちゃんが亡くなったというのもありますが、次がまたいつか会えるという意味があり、とても嬉しかったです。
Q この言葉を自分がおじいさんになった時にも言いたい、という内容だったのですが、応募する作品のテーマとして、どうしてこのテーマにしようと思ったのでしょうか?
このエッセイを書く時になった冬休みにおじいちゃんの納骨がありました。その思い出を文章に書き表そうと思ったからです。
Q おじいちゃんがあって、このエッセイが生まれたということで、おじいちゃんのおかげでもありますね。
文章を読んでいても、本当に感動的な内容で、まとまっていて読みやすいなと思ったのですが、この文章は中学一年生の時に書かれた、ということなんですよね。書くのに時間がかかったんじゃないかな、何度も考え直したんじゃないかな、まだ中学一年生ということも考えたら、すごく思うのですが、その辺りいかがですか?
内容をしっかり考えましたが、何度も書き直すということはあまりしませんでした。気持ちがどうやったらいかに伝わるのか、ということを考えて下書きを書き、それを清書しました。
Q それは全部一人でやったんですか?
はい、一人でしました。
Q 大人でも文章を書くということは抵抗がある人も多いのですが、もともと文章を書くことは好きだったのですか?
そんなに好きではありませんでしたが、読むことは好きでした。
Q 今までにもエッセイや作文を書いたり、というのはされていましたか?
いいえ、そこまでしていませんでした。
Q 今回の有吉佐和子文学賞への作品が本格的に、気合を入れて書いた作品になりますか?
はい、そうです。
Q それがいきなり受賞!びっくりですよね。
とてもびっくりしました。
Q 和歌山市で第三回有吉佐和子文学賞も秋ごろに募集をする予定、とのことですが、今後、応募を検討されている方へアドバイスがあればお願いします。
難しく考えず、心の赴くままに気持ちを素直に伝えることが大切だと思います。是非、チャレンジしてみてください。

