7/14放送 子宮頸がん予防接種

2025年7月14日

☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

「子宮頸がん予防接種」について保健対策課の高橋真由子さんにお話伺います。

Q. 子宮頸がん予防ワクチンとはどういったものになりますか?
ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種のことです。

Q. ヒトパピローマウイルス感染症とはどんな感染症ですか?
ヒトパピローマウイルスは、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するといわれている一般的なウイルスです。
子宮頸がんを始め、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。子宮頸がんは、若い世代の女性のがんの中で多くを占めるがんです。一生のうち子宮頸がんになる人は1万人あたり125人、子宮頸がんで亡くなる人は1万人あたり34人です。患者さんは20歳代から増え始めて、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまい、妊娠できなくなってしまう人も、1年間に約1,000人います。

Q. 子宮頸がん予防のHPVワクチンとはどのようなワクチンですか?
HPVワクチンは、子宮頸がんの原因であるヒトパピローマウイルスの感染を予防するワクチンです。現在公費で受けられるワクチンは3種類あり、いずれも子宮頸がんをおこしやすい種類のウイルスを防ぐことができ、その中でも9価ワクチンは、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。いずれのワクチンを接種するかは、接種する医療機関にご相談ください。

Q. 接種の対象年齢と接種スケジュールはどのようになっていますか?
無料で接種できる定期接種の対象者は、小学校6年~高校1年相当の女子です。接種期限は、高校1年相当の年度の3月31日までとなっています。

15歳になる前日までに9価ワクチンでの接種を開始した場合、2回の接種で終了することができます。
また、現在高校1年相当の女子で一度も接種していない方は、接種期限が迫っています。
3回接種を完了するためには、約6か月かかりますので、令和7年9月までに1回目の接種を開始する必要があります。接種期限を過ぎると全額自己負担となり、3回接種で約8~10万円かかります。
この無料で接種できる機会に、ワクチンの効果とリスクを十分ご理解いただいた上で、接種を検討いただきたいと思います。
 
Q. 予防接種を受けるにはどうすればいいですか?
市内の実施医療機関に予約の上、母子健康手帳と予診票を持って受診してください。
予診票がお手元にない場合は、和歌山市保健所2階9番窓口、または各保健センターでお渡ししますので、母子健康手帳をお持ちの上お越しください。
詳細は、和歌山市感染症情報センターのホームページをご覧いただくか、和歌山市保健所保健対策課にお問い合わせください。電話番号は073-488-5118です。

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