6/27放送 FAVTOWNについて②

2024年6月27日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回も昨日に引き続き、「FAVTOWNwakayama」について、移住定住戦略課と連携しているシナジーマーケティング株式会社の藤井香帆さんに伺います。

Q FAVTOWN wakayamaの取り組みを和歌山市と始めようとしたきっかけを教えてください。
ご縁があって、和歌山市のワークショップに参加をさせていただいたのがきっかけでした。そこで和歌山の若者の転出課題を伺い、FAVTOWNの構想をスタートしました。
その後も和歌山市の議員さん、職員さんにご助言をいただきながら実証事業として始められるところまで一緒に構想を固めてきました。その後は、和歌山市の皆様が暖かく受け入れて下さったおかげで続けることができています。

Q 続けることができているポイントになるのが、登録だけでなく情報やその後の交流も大事にしている、というのがポイントじゃないですか?
繋がり続けられるように、
皆さんの後輩の活躍がわかるような「母校の活躍」シリーズ
学生団体の皆さんと作る「和歌山弁あるある」シリーズ
和歌山市のグルメやイベント情報など
和歌山市にゆかりのある方に楽しんでいただけるようなコンテンツを発信しています。

Q:発信内容で大事にされていることは何ですか?
和歌山市にゆかりのある皆さんにとって「懐かしい」「だれかに共有したい」と思ってもらえるようなコンテンツを発信するようにしています。私だけでなく地元の大学生からご意見もらいながら地元の魅力を再発見できるコンテンツを定期的に届けられたと思っています。

Q:思わず見たくなる、思わず言いたくなる発信ですね。藤井さんが携わっていて特に印象に残っている投稿はありますか?
「母校の活躍シリーズ」です。投稿を見た卒業生の方からも好評をいただいていますし、学生たちが頑張っている姿を多くの方に届けられるのはうれしいですね。これからもFAVTOWNではローカルな母校の活躍を発信していきたいと思っているので、より多くの和歌山市の学校を取り上げていけると嬉しいです。

Q 定期的にプレゼント企画も実施されていますよね
前回のわかやま農業協同組合様のわかやまジンジャエールプレゼント企画が大変好評でしたので、定期的にプレゼント企画を実施する運びとなりました。
このプレゼント企画はフードロス商品を少しでも減らしていきたいという想いから、和歌山市の各企業さまとともに行っています。次回プレゼント企画も FAVTOWNからお知らせしますので今のうちにLINEから会員登録をしてお待ちいただけると嬉しいです!

Q:最後に、和歌山市民の方へのメッセージをお願いします。
FAVTOWNは、住民、出身者、行政、地元企業など、「地元が好き」という共通項でつながるファンメディアです。また、Instagramを中心にLINEやメール、Xでも情報発信していますので「FAVTOWN」で検索してみてください。
今年の港まつりも企画を実施いたします。企画の概要や応募方法もFAVTOWNからお知らせします。
和歌山市の皆さんや県外にご家族、ご友人が転出されたみなさんも是非、この機会にFAVTOWNに入って地元和歌山市の若者を一緒に応援していただけると嬉しいです!
FAVTOWNのHPはコチラ

6/26放送 FAVTOWNについて①

2024年6月26日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は、「FAVTOWNwakayama」について、移住定住戦略課と連携しているシナジーマーケティング株式会社の藤井香帆さんに伺います。

Q:FAVTOWN wakayama とはどのような取り組みになりますか?
FAVTOWNは「ふるさとを離れて頑張る人を応援したい」という自治体の思いが詰まった無料のファンメディアです。
実は和歌山市は、高校生・大学生の県外進学率が高い傾向にあり、県外に出ていったまま、都会で就職してしまうことで、生産年齢人口の減少につながっています。
若者が和歌山市を離れること自体が問題なのではなく、大切なのは和歌山市から離れても「つながり続ける」ことです。
「いままで以上に和歌山市を離れてがんばるみなさんを応援したい、そしてもっとつながりたい。」
そんな想いで和歌山市と一緒に FAVTOWNwakayama を開始しました。
FAVTOWNwakayama では和歌山市に帰りたくなるような、さまざまな情報発信や企画を実施しています。

Q:繋がりつづける事で和歌山愛も深まりそうでとても嬉しい企画ですね。この取組は、いつからされているのですか?
2022年10月、和歌山市とシナジーマーケティングが実証事業連携協定を締結し、2023年2月からサービスをスタートしました。

Q:このサービスは他の市町村でもされているのでしょうか?
現在は和歌山市との取り組みのみですが、他自治体とも連携を進めており、和歌山市発のモデルとして今年度中に別の自治体さまとも FAVTOWNの取り組みを開始する予定です。また、和歌山県下の自治体さんにも是非広げていきたいと考えています。

Q:和歌山市発というのも嬉しいですね。どんどん広げていきたいですね。
FAVTOWNwakayamaは、どのような方が登録できるのですか?
どなたでも登録することができます!
「転出した方しか登録できないの?」とご質問頂くことも多いのですが、もちろん市内の方にもご登録いただけるサービスです。

Q:登録はシンプルにできますか?
簡単にLINEで登録することができます。

Q 登録するとどんないいことがあるのでしょうか?
オリジナルのデジタル会員証を発行しています。
会員登録者には、母校の活躍や地元和歌山市のイベント、飲食店の情報が届くほか、会員限定のイベントに招待しています。

高校卒業から新社会人まで、最大3回まで無料で届けられるふるさと便
昨年は港まつりの協賛席に地元の高校生や帰省する大学生を招待する企画
「はたちのつどい」にあわせて同窓会を支援をする企画
屋上で晴れ着姿を撮影してプレゼントする企画
東京で和歌山出身者の若い方同士が和歌山の懐かしい食べ物を味わいながら交流できるイベント

なども好評でした。

和歌山を旅立った人たちがこれをきっかけにまた和歌山に戻ってきて、交流するのが広がっていくのもいいですね。
明日も引き続きお伺いします。

6/20放送 雑賀崎漁港②

2024年6月20日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回も昨日に引き続き、雑賀崎の魅力について、雑賀崎漁協共同組合の池田佳祐さんと池田篤紀さんにお話を伺います。

Q 雑賀崎で漁師をされてどのくらいになりますか?

10年になります。父親が病気を患ってしまったので、調子が元に戻るまで一緒に(船に)乗っていかないか、ということで、そこから乗り出してかれこれ10年になります。

今年で5年目になります。サラリーマンをしていたのですが、漁師をしたいな、という気持ちが強くなってきて、父親にだいぶ反対されたのですが、なんとかやりたい、ということで今は乗せてもらってます。
Q お父様はどちらかというと漁師をされることが反対だったのですか?
そうですね。やはり危険ですし安定もしないというので2年ほど反対されました。
Q それでも漁師をしたい!という熱い思いがあったんですね。
やっぱり、雑賀崎の漁師は日本でも誇れるくらいみんな腕がいい漁師なので、この漁師の文化を残したいな、という気持ちもあったので・・・。

Q 素敵な思いですね。ただ、漁師という職業は大変なイメージもありますが、その辺りいかがでしょうか?
そうですね、やはり天候でかなり左右されてしまうので、漁師の連休後に台風が来たりであったり、雨が続いたよ、となると自分の思っていた通りの働きができない時にはすごく大変だなと思います。

Q 漁師をしていてうれしいことや楽しいことは何ですか?
行って獲れなかったりした時に、次、自分たちの漁をして行く方向であったり、作戦とかを考えてる時はもちろん楽しいですし、その作戦通りに魚が入ってきた時にはものすごく嬉しくなります。

Q 印象に残っている思い出はどんなことになりますか?
いい思い出でいくと、初めて漁に行った日。無事、漁が終わって漁港で妻と母親とおばあちゃんが待っていてくれたその景色が残っています。
あと、漁師は危険な仕事でもあるので、半年くらい経った時にタンカーに当てられそうになったというのがちょっとビックリした思い出です。

Q その時にこれは気をつけていかないと、と思いましたか?
そうですね、やっぱりこっちもちゃんとウォッチしておかんとあかんな、と、それ以来、よりこっちも見るようにしてますし、あっちが見ていないと仕方がないのですが、こっちが見て回避できるように事前に避けておくということを気をつけています。

Q 雑賀崎という場所は魅力たっぷりで観光名所として有名ですが、おすすめのスポットはどこになりますか?

夏場にかけて灯台から見る景色はすごく良いですし、リニューアルもしたので是非、そこに行ってもらえたらいいのかな、夕陽が沈むのもきれいです。
後はレモンの丘という公園もあるので、そこに登ってもらったり、街並みを、迷路みたいなのを散策してもらってもいいかな、と思います。

Q 最後に市民の皆さんにメッセージをお願いします。
雑賀崎漁港では漁師さんが頑張って獲ってきた魚をどこよりも新鮮でリーズナブルに提供しているので、是非一度、気軽に足を運んでもらえたらと思います。

6/19放送 雑賀崎漁港①

2024年6月19日

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今回は和歌山市が誇る観光名所の雑賀崎。その中でも、鮮魚を船から直接販売してくれることで全国的にも有名な雑賀崎漁業協同組合の池田佳祐さんと池田篤紀さんにお話を伺います。

Q 船からの直接販売はいつからされているのでしょうか?
大体20年くらい前から飲食店の方などが買いに来られて、一般の方にも広がったのが15年くらい前、という感じです。
最初は漁港でセリがあったのですが、そのセリが無くなって、会員以外の飲食店の人が買いに来始めたのですが、一般の人も買いたいという思いが多くなり、広げていったという感じになります。

Q 船から直接買える場所というのは、全国的にも珍しいですよね?
漁師から直接買えるというのを日常的にやっている市(イチ)というのはほとんど無いのでは、と思っています。漁から帰ってきた直後からすぐに始まるのでこれ以上新鮮な魚はないんじゃないかと思います。

Q お客さんはどんな方が多いですか?
和歌山県内の人もたくさん来てくれるのですが、(車の)ナンバーを見ていたら、奈良の方や大阪、遠くは京都、神戸とかからも来てくださっています。

Q 年齢層はいかがですか?

50代くらいのお客様が多いですが、お子様連れの若いご夫婦なども来られてます。

Q これを機に魚を食べるようになったという方も増えると嬉しいですね。
まずは食べやすいエビやイカから始まって、慣れてきたら魚もどんどん食べてもらえたら嬉しいです。

Q 具体的にどんなお魚が買えるのでしょうか?
僕の船ではジャコエビをメインにアジであったり、ハモであったりが獲れるのですが、他の漁師さんだとアマダイ、カマス、ウボゼなど色んな魚の種類が獲れてると思います。

Q 直接行くと、魚の種類もわからなければ、食べ方もわからないという方も相談することできますか?
もちろんできます。うちの奥さんや他の漁師の奥さま方も一緒に販売しているので、食べてみたい魚をどういう風にしたらおいしい、とかアドバイスもらえると思うので気軽に聞いてもらえたら、と思います。

Q お魚の食べ方がわかると、じゃあ食べたことないけど、食べてみようとなりますよね。
お客様も一回買ってみようかな、と聞いてきてくれたり、一回料理挑戦してみようかな、と言ってきてくれるので、是非がんばってみてくださいと応援しています。

Q 販売はいつ、何時から行われていますか?
今の季節ですと、夕方18時から船が帰ってき次第販売させてもらってます。
11月以降になりますと、また、出港の時間が変わりますので、その場合は3時からの販売となります。来る時は季節を気をつけてもらえればと思います。

Q 販売状況はどこで知ることができますか?
雑賀崎の漁協組合のホームページに記載されています。Xであったり、
雑賀崎漁協組合の073-444-2282に問い合わせていただくと自動音声にはなりますが説明させていただいています。

明日も引き続きお話をお伺いします。

6/13放送 『令和5年度和歌山市ベストSDGsアクション』浜野優子さん②

2024年6月13日

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今回も昨日に引き続き、『令和5年度和歌山市ベストSDGsアクション』として市民等の投票によって選ばれ、「すべての子どもたちに性教育で学べる機会を作る取組」で受賞された助産師の浜野優子さんにお話を伺いします。

Q:一般的には、助産師というと病院や助産院で出産のお手伝いをするイメージなのですが、もともとはそういったこともされていたのですか?
数年前まで病院やクリニックで出産のお手伝いや産後のママや赤ちゃんのお世話をさせていただきました。とてもやりがいがあり、楽しかったのですが、助産師としての自分の生き方を考えたときに、自分にしかできないことをしてみたい!と一大決心をして退職し性教育に出会い、自分の開業している助産所も「性の健康相談室 はまの助産院」と変更し性教育について力を入れていってるところです。

Q:この性教育に関する講演会の他に、助産師として取り組まれていることはありますか?
新生児訪問や看護学校の非常勤講師として授業をしたりしています。他には和歌山県助産師会の副会長として和歌山県の助産師同士の連携を図り、助産師の活動の場を広げられるように力を入れています。

Q:数々の講演会をされているのですが、具体的にどのような内容をお話しされているのか、お聞かせください。
幼稚園や小学校では命の大切さや誕生、自分を守ることなどについてお話しします。

中学校では思春期の心や身体の変化、大人になっていくってどういうことなのか、LGBT、同意と境界線、恋愛について、などをお話しします。
高校生や大学生には妊娠、避妊、出産、中絶、デートDV、人間関係などについて
保護者や教育者、大人の方には子どもたちを取り巻く性の現状、今の学校での性教育、家庭でどう伝えればよいかなどのお話をさせていただいてます。

Q:講演に参加された方の声はいかがですか?
講演後、積極的に相談や質問に来てくれる子どもたちもたくさんいます。
また、誰にも言えなかった悩みをSNSで話してくれる子どもたちももいます。
子どもたちの感想は、「がんばって産まれてきて自分ってすごいなと思った」「初めは少し恥ずかしかったけど命に関わる大事なことなんだと思った。」
高校生・大学生からは「私は性行為について中3まで何も知りませんでした。学校や親から何も教えられなかったからだと思います。もし、今回のお話を聞いていなければ無知だったと思うととても怖いです。」
保護者の方からは「性について子どもと話したいけどどこからどう切り出せばよいのか常々思っていました。今回のお話を聞いて悩んでいた目の前が明るくなりました」というような感想をいただいています。

Q:最後に、市民の皆さんに向けて、浜野さんが伝えたい思いをお願いします。
大人の皆さんも性について学んでほしいと思います。大人が学ぶことで意識が変わり、子どもへの声掛けが変わってきます
子どもの心と体を守るために、是非一緒に学んでいきましょう。

6/12放送 令和5年度和歌山市ベストSDGsアクション浜野優子さん①

2024年6月12日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は、『令和5年度和歌山市ベストSDGsアクション』として市民等の投票によって選ばれ、受賞された助産師の浜野優子さんにお話を伺いします。

Q:今回、取り組まれた「SDGsアクション」について教えてください。
「すべての子どもたちに性教育を学べる機会を!」というテーマを掲げ、子どもたちを対象に性教育を実践しています。
性教育というと二次性徴や妊娠避妊などのことを学ぶ、と考えがちですが、今スタンダードになっているのは「包括的性教育」というものです。包括的性教育は、ジェンダーや人間関係、性の健康、暴力・安全、価値観・人権などを含む学問です。

子どもたちの年齢に応じて、体験やクイズなどを交えながら、正しく楽しく学べるように工夫しています。命の大切さや体の不思議を知り、正しい性の知識を持つことで選択肢を増やし自分自身を大切に、周りの人を大切にできるように、すべての子どもたちに伝えていきたいと考えています。

Q:この取り組みを始められたきっかけは何だったのでしょうか?
数年前、新生児遺棄事件のニュースを聞いてショックを受けました。遺棄することを、選んだ、その時に選ばざるを得なかった女性のことを考えたときに、自分が助産師として大人としてこの女性に何かできなかったのか、を考えさせられたことがきっかけです。
大人たちは子どもたちに性のことをきちんと伝えられているでしょうか?隠さないといけないこと、と考えるのではなく正しい知識を伝えることが大事で、それが子どもたちを守ることにつながると思います。

Q:この取り組みはいつからされていて、どのくらいの方が参加されましたか?
2021年から取り組みをしていまして、これまで約150講座 延べ6000人以上の方にお話を聞いていただいてます。

Q:どんな年齢層の子どもたちに講演会を行っているのですか?
幼稚園保育園や小学校から、中高大学生まで、また学校の先生や保護者、障害者施設や児童養護施設の職員さん向けにも講演を実施しています。一人一人にいろんな家庭があり、家族構成も育ってきた環境もそれぞれです。
子どもたち一人ひとりの人権を守り、気持ちを大切に語りかけるよう気を付けています。

Q:今後も続けられる予定ですか?
続けていきたいと思っています。
今後は、子どもたちへの性教育の実践を続けていくとともに、子どもたちへの性教育を充実させていくために、学校の先生や、保護者の方々、専門職の方々など大人たちが性教育を学ぶ機会も増やしていきたいと考えています。

Q:SDGsの一環で行ったこの取り組みは、SDGsの17の目標の何に合致しますか?
目標3 すべての人々に健康を福祉を
目標4 質の高い教育をみんなに
目標5 ジェンダー平等を実現しよう
に当てはまると思っています。

ありがとうございました。また、引き続き、明日も引き続きお伺いします。

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