7/18放送 和歌浦天満宮②

2024年7月18日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

昨日に引き続き、和歌浦天満宮について、和歌浦天満宮 宮司の小板政規さんにお話を伺います。

Q 和歌浦天満宮の建物も歴史を感じますよね。再建された本殿、楼門などは国の需要文化財にも指定されているということですが、どんな特徴がありますか?
和歌山の方はあまりびっくりされないのですが、他府県の方から「えっ!」といわれるのですが、ほぼ97%、100%と言ってもいいくらい和歌山特有の青石を使って高い石垣の上に立つ楼門を見て、他府県からきた方や、海外の方も英語で”Amazing!!”と言われるのを聞きます。

楼門から見えるのは紀南に続く山々、太平洋に続く和歌浦湾で、夏には海風がそよぎます。あと、彫り物や設計を行ったのは岩出市根来出身の方で、後に江戸に渡って作事方(さじかた)大棟梁という、今でいう建設大臣の第一号に任命された方が最初に手掛けた物件だとされています。

Q 他にも見所はあるのでしょうか?
元々天満宮が立つ前、平安時代より前に本殿の横に山道があるのですが、そこを少し行ったところに天照皇大御神と豊受大神・多賀大社・白山比め神社を祀っているのですが、今も石碑があります。

Q 今年の7月24日(水)、25日(木)には毎年恒例の天神祭がありますよね。どんなお祭りなのか教えてください。

祇園祭とすごく関係があります。京都の祇園祭は7月1日から31日間あります。山鉾とか有名なのですが、あくまで巡行であり、御神輿がでたり、花笠巡行とか色々なお祭りが行われます。それは疫病をおさえるための京都の市民の御祭なんです。
疫病は悪い神がもたらすと信仰され、それをおさえる、より強力な神様が必要と持ち出されたのが日本の歴史史上で最強の怨霊神である天神様その天神さまが持ちいられて悪霊を祓ってくれるのが天神祭だと伝わっています。

Q この天神祭、毎年、決まった日に行われているのですよね。
2月25日に亡くなっています。そして生まれたのが6月25日、ということで25日が天神様の日とされております。ついたちと25日にお祭りをしています。月次祭といってお供物をして皆さんの健康と平安を1000年間祈り続けています。

Q 最後に市民の皆さんに小板さんの思いをお願いします。
和歌山には何もないではなくて今一度色々な歴史を振り返って発掘して、皆さんと他府県から来てもらえるような町づくりを一緒にしていきたいと思っています。
で、讒言によって道真公が亡くなったのですが今でも正直な者を助けてくれる神様であります。

和歌浦天満宮の天神祭は
7月24日(水)宵宮は午後6時から
7月25日(木)は午前11時半から開催されます。
是非、みなさんお揃いでお出かけください。

※天満宮の境内で見守ってくれているオリジナルの置物。季節によって飾りも変わるそうです。

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