7/15放送 「なんでもいいから買い取ります」不用品の買取りトラブル

2024年7月15日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は「なんでもいいから買い取ります」不用品の買取りトラブルについて市民自治振興課の窪田義孝さんにお話伺います。

Q:最近はどのような消費者トラブルが発生していますか?
最近は高齢者の方、一人暮らしの方を中心に訪問買取りに関する相談が寄せられています。

Q:訪問買取りですか、使わなくなったり必要なくなったものを買取ってもらうんですよね。家の整理ができるならトラブルになりそうなイメージはないのですが。
実際はそうではないんです。「靴や食器など、なんでもいいから買い取ります」などと電話をかけてきて、いざ来ると事前に約束していた品物ではなく、貴金属や着物などの高価なものを強引に買い取られてトラブルになってしまいます。

Q:押し売りではなくて、押し買いと呼ばれる手口ですね。「約束と違う!」とトラブルになってしまうんですね。
この不用品の買取りについてのトラブルは高齢者の方の割合が多いのが特徴です。家族や介護ヘルパーの方などが後から気付いて消費生活センターに相談されることもあります。

Q:高齢者に多いトラブルなんですね、具体的にはどのような相談内容ですか。
相談事例を紹介します。

電話で「不用品を回収している」と勧誘を受け、訪問を依頼した。
後日、訪問してくると「アクセサリーなどの貴金属はないか」と聞かれたので、数十万円で購入したネックレス、ブレスレットなどを見せたところ1,000円を置いて全て持ち帰ってしまったといった相談です。

Q:最初から高価な物が目当てだったんですね、トラブルを避けるための注意点を是非教えてください。
「要らないもの」や「なんでもいい」は誘い言葉です。本当の狙いは貴金属や着物などの高価なものです。事前に買い取りを依頼したもの以外を買い取り勧誘することは法律で禁止されていますので注意してください。

Q:約束した品物と違うものを要求されても、きっぱりと断らないといけませんね。
一度売却すると取り戻すのは困難な場合もあります。業者の訪問時には、できるだけ一人で対応せず家族などに同席してもらいましょう。危険や不安を感じた場合はすぐに警察へ連絡してください。

Q:それでは最後に一言、メッセージをどうぞ!
訪問購入は特定商取引法が規定するいわゆるクーリング・オフ制度の対象です。心配なことがあれば出来るだけ早く消費生活センター(073-435-1188)や消費者ホットライン(188)に相談してください。

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