10/14放送 乳がん月間について

2024年10月14日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は「乳がん月間」について地域保健課の寛座有里奈さんにお話伺います。

Q:10月は乳がん月間ということですが、乳がんについて教えてください。
乳がんは、日本人女性がかかるがんで最も多く、9人に1人がかかると言われています。年齢でみると、30代後半から60代前半の子育てや仕事、介護などで忙しい年代に多く、この年代の女性の死亡原因の上位となっています。
乳がんにかかる人数は年々増加していますが、乳がんは治らない病気ではなく、早期発見、早期治療ができれば90%以上が治癒するとの報告もあります。

乳がんの早期発見にはマンモグラフィによる検診が大事です。「乳がんになるとしこりができる」と思われている方もいらっしゃるでしょうが、小さながんはしこりとして触れません。自分で触って分かるのは、しこりがある程度の大きさになってからです。マンモグラフィはそれより小さながんを発見できる検査です。2年に1度の乳がん検診が早期発見、早期治療につながります。

Q:乳がん検診はどのようにすれば受けられますか。
乳がん検診は、和歌山市では市内13箇所の医療機関での個別検診と、検診バスによる集団検診を実施しています。
現在、和歌山市の制度では、40歳以上の方を対象に2年に1度、乳がん検診を自己負担少なく受けていただくことができます。検診を受診できる医療機関や料金など詳しくは和歌山市のホームページをご確認ください。集団検診の日程については毎月市報わかやまにも掲載しています。

また、10月は乳がん月間ということで、休日乳がん検診として、市内3箇所の病院で10月中の日曜日に乳がん検診を実施する予定です。平日はお仕事などで忙しく、検診に行く時間がなかなか取れないという方もいらっしゃると思います。この機会を利用して、ぜひ乳がん検診を受けていただきたいです。

乳がんが見つかることは怖いことではありません。知らないまま発見が遅れることのほうが怖いです。40歳以上の女性の方には、2年に1度、乳がん検診を是非受診していただきたいです。

Q:現在「紀州ピンクリボン乳がん市民公開講座」が開催されているということですが、どういった内容でしょうか。
10月1日から31日まで、第11回紀州ピンクリボン乳がん市民公開講座がウェブ上で無料配信されています。
今年は「乳がん早期発見のための診断と正しい知識を得るにはどうしたらいいの」ということをテーマに和歌山県立医科大学、日本赤十字社和歌山医療センター、和歌山ブレストクリニックの医師らが協働して乳がんの診断・治療についてわかりやすくお話します。
お問い合わせ先は日本赤十字社和歌山医療センター社会課073-422-4171です。

がん検診の詳細はコチラ

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