8/25放送 動物の適性飼育について

2025年8月25日

☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

動物の適性飼育について動物愛護管理センターの渡邊 喬さんにお話伺います。

Q 動物の適正飼育ということですが、飼う時に心がけることはなんでしょうか?
まずは動物を飼うからには最後まで、その動物が亡くなるまできちんと愛情と責任を持ち世話をしていただく。これが一番大切かと思います。そのためには飼う前にしっかりと色々なことを想定して考えていただくことが必要です。

Qどんなことを考えないといけないのでしょうか?
繰り返しになりますが、最期まで飼えるかをしっかり考えること、そのためには今の状況だけではなく10~15年先を見据えて考えていただくことが大切かと思います。
また、万一途中で飼うことが難しくなってしまった場合に、代わりに飼っていただける方がいらっしゃるかどうか、その辺りも含めて考えていただくことが大事かと思います。

Q 具体的に犬をどういうふうに飼ったらいいでしょうか?
犬については大切な飼育のポイントとしては散歩としつけをするというのが大事なことかと思います。たくさん運動させてあげるのも必要なことですけれども、飼い主さんと色々なところを一緒に歩いて色々な経験を積ませてあげて、精神的な成長を促してあげてほしいと思います。

ただし犬は人間より暑さに弱い動物ですので、暑い時期には行く時間などを考えていただいて、暑さ対策をして行っていただければと思います。

しつけについてですが、色々なやり方があると思うのですが、「褒めて伸ばすしつけ」をお勧めしたいと思います。

Q 「褒めて伸ばすしつけ」といっても、つい怒ってしまったりしてしまいそうですが、どうすればよいですか?
ワンちゃんは怒られたとしてもなぜ怒られたのかというのをキチンと理解することは難しいと思います。されたら困る行動をやめさせるのではなく、飼い主さんにとって、望ましい行動を選んで強化していくやり方をとっていただくのが良いかと思います。

例えば、トイレ以外の場所で排泄をしてしまった時には、怒るのではなくて、黙って片付けていただいて、その後、改めて、その子が正しい場所で排泄できた時にしっかり褒めてあげる、おやつやご褒美などをあげて褒めていただくことで、犬にとってはここで排泄をすれば褒めてもらえた、良いことがおきた、という風に学習していきますので、そういうかたちでしつけをしていただければと思います。

Q 猫の場合はいかがでしょうか?
猫の場合は完全室内飼育をおすすめしています。いっさい外に出さない、ということを意味しています。

一度、外に猫を出してしまいますと交通事故であったり、色々な感染症であったり、そういう猫自身に起こるリスクから飼い主さんが守ってあげることができなくなりますので、必ずお部屋の中で見守っていただきたいなと思います。

Q 最後にラジオをお聞きのみなさんにメッセージをお願いします。
これから動物を飼おうと考えている方には、様々なことを考えた上で、慎重に決めていただきたいと思います。

和歌山市動物愛護管理センターでは定期的に譲渡会もおこなっておりますので、動物の入手方法の一つとしてご検討いただけたらありがたいなと思います。

動物愛護管理に関すること
動物の適正飼育に関すること

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