和歌山市広報番組
和歌山市のゲンキな情報をお伝えします!
「ゲンキ 和歌山市」は和歌山市のイベントや旬な話題・情報、
そして和歌山市をゲンキにするために頑張っている市民の方々にスポットをあて、
月曜日から金曜日の朝、お伝えします。
2025年8月21日
☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
昨日に引き続き、丸和ニット株式会社の代表取締役 辻雄策さんにお話を伺います。

Q 万博に出店された時の様子をお伺いしたのですが、今日は「ニット」のお話をお伺いします。丸和ニットさんはここ和歌山市で長年繊維業をされているんですよね?
私たちのひいおじいちゃんの時代から約90年、丸編ニット生地、みなさんが普段着られているTシャツとかスウェットとかになるための生地を和歌山市内で作り続けてます。
Q 辻さんは何代目になるのでしょうか?
私で四代目になります。
Q 和歌山市は、昔から「ニット」産業が盛んなのですよね。
100年以上の歴史を持つ産業になりまして、和歌山市に1900年代初頭に5台のスイス製丸編み機が導入されてから始まっているといわれてます。
丸編みニットについては、和歌山県、和歌山市の方もほぼ認識されてないのですが、日本一の産地なんです。
Q 日本一、とはすごいですね。
「ニット」産業に携わる会社もこのあたりには多いですよね。
先ほど申し上げたように、日本一の産地ですので、和歌山ニット組合というのがあるのですが、そちらに今でも約50社が加入しています。そのほとんどが和歌山市に工場のある会社さんになります。
Q 「丸和ニット」さんがこだわる強みは何になりますか?
弊社は元々は肌着とかインナーウエアから生地を作るところを始めたのですが、時代と共に作るものを変えていき始めまして、今ではファッション用品、他社では作れないような編み地を作ったり、自社のアパレル製品を作ってみたりとか、日々挑戦しながらものづくりを楽しんでいるマインドになります。
中でも、一番象徴的なのが「バランサーキュラー®︎」といいまして、ニットに縦糸を編み込む、という世界的にみても丸和ニットにしか作れない生地を作ることに挑戦し続けてます。


Q ニットというとひとつの生地、ニット編み、と思うのですが、柄は入ってるわ、ニットの素材?に立体感はあるわ、本当にバラエティがすごいですよね。
本当に着られる用途に合わせてロゴを表現してみたりとか、立体的に見せたりとか、素材を選んだりとか試行錯誤しながら日々ニット生地を作っています。
Q 他にはないオンリーワンのものがあります。是非、みなさんに実際にご覧いただきたいと思います。丸和ニットさんの製品を買える場所、見ることができるサイト、とかはどうしたらいいですか?
自社のホームページに「Bebrain」という名前でブランドを展開していますので、そちらのECサイトがあるのと、自社工場の2階に自社ブランドのショールームを設置しております。

あとはスポットで全国百貨店の期間限定店に出店させてもらったりとか、和歌山市のふるさと納税の返礼品にもださせていただいてます。
また、メイドインジャパンのものづくりにこだわられてる「ファクトリエ」さんというのがあるのですが、そのファクトリエさんのサイトで「丸和ニット」を検索していただいても弊社の特にバランサーキュラーの縦糸の編まれた製品を目にしてただくことはできます。
Q 最後に市民の皆様にメッセージをお願いします。
パンダロスと言われるくらいに、この間和歌山からパンダがいなくなって寂しい思いをされてると思うのですが、和歌山にはニットを始め、本当に他府県に誇れるものが他にもたくさんあるので、そういうのを和歌山で日本一のものを探すのもおもしろいんじゃないかと思います。
