和歌山市のゲンキな情報をお伝えします!
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2024年12月24日
☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
今回は、令和3年4月に和歌山市にまちなかに開校した「和歌山県立医科大学 薬学部 伏虎キャンパス」について、薬学部長 太田茂先生と3年生の神田浩貴さんにお話を伺います。
Q 令和3年に新しく薬学部を新設されたということですが、経緯は?
従来から和歌山県には薬剤師の数の偏在が認められている、ということは県もよく承知をしていただいてるとこだったという風に聞いております。
特に紀南地域ですとか橋本の方とかなかなか薬剤師の数が少ない地域がございまして、それを非常に問題視した県の薬剤師会、あるいは病院薬剤師会の団体のみなさんが署名活動をしていただいて県庁がそれを受けて薬学部新設に至ったと聞いております。
Q 伏虎中学校の跡地にあるのですが、どれくらいの学生が学ばれているのでしょうか?
薬学部の学生は1学年100名です。創設4年目になっているところなので400名が勉学をしております。教員は約60名。事務の職員が15名ですので、結構なボリュームになってきているかなと思います。
これからあとまだ5年生、6年生になりますとトータルで600名になりますので、かなりの賑やかな大学の学部になるのではないかなと思います。
Q 大きな校舎で新設したて、ということで新しいのですが、設備も特別なものとか多いのではないでしょうか?
新しいですから、学生の講義室、それからラウンジというような休憩のするところ、簡単ではありますがジムみたいなところも設けておりますし、中には体育館もございます。そのような形で学生には喜んでいただけるような施設になっているのではないかな、と私たち自身は考えております。
Q 設備・環境って大事ですよね。
そうですね、教員にとっては、あるいは学生もそうですけども、研究機器も県のお計らいもあって整っておりますので研究をしたり、教育をしたり、それに十分なだけの施設が整っていると思います。
Q 先生は専門は何になりますか?
私の専門は衛生薬学という領域でして、その中でも特に医薬品、環境化学物質の生体内での変化、そういうものを研究するのが中心としてしております。
Q 神田さんはこの薬学部でどんな事を学ばれていますか?
現在薬学部の3回生の後期課程に入っておりまして、研究室が先ほど紹介がありました太田先生の衛生薬学研究室に所属しております。
自分自身の研究のテーマが「におい」についてなのですが、妊娠期につわりがあると思うのですが、つわりの時にお米の匂いが苦手になったりだとか、フライドポテトの匂いを特に好んだりということが経験的に言われていて、その匂いについて、どういう風に匂いが分解されているか、というテーマを扱っています。