和歌山市のゲンキな情報をお伝えします!
「ゲンキ 和歌山市」は和歌山市のイベントや旬な話題・情報、
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月曜日から金曜日の朝、お伝えします。
2024年12月9日
☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
今回は、和歌の浦を代表する名所である塩竈神社について権禰宜の遠北貴美代さんにお話伺います。
Q 和歌山市民にとって、塩竈神社は和歌山市を代表する観光地や安産祈願等で馴染みのある神社ですが、まず塩竈神社の歴史についておしえてください。
創立は定かではないのですが、鹽槌翁尊(しおづちのおじのみこと)様が古事記にも登場する神様で塩の流れを司っている神様です。人間の生命は塩の満ち引きによる、と説いた神様です。
Q 名前とご縁があるんですね。
来られる方がお清めされたり、お神輿もお清めされると聞いたことがあるのですが、それは昔の歴史がございまして、玉津島神社とかつらぎの天野にある丹生都比賣神社が同じ神様なんです。稚日女神様と丹生都比賣神様は。
それでそのころ、古から丹生都比賣神社から紀ノ川を下って玉津島神社へお参りに来る歴史的な「浜降りの神事」という催しがありました。その時にまず塩竈神社にお参りして清め1日安置をし、そのあくる日、玉津島神社へお参りされたという歴史がございまして、古は玉津島神社の祓所であったといわれています。
安産祈願になったのはやはり鹽槌翁尊さまをおまつりした古事からだと思います。
Q 玉津島神社と塩竈神社はセットだったんですね。
そうですね
Q 塩竈神社が海に面しているところにあって、祠が岩の中にある、という感じで特色ありますよね。
自然の波の侵食によってできた祠でございましてとても神秘的な感じがいたします。女性のお腹の中のような。
Q そうですね。丸く侵食されている中にぽっとありますよね。これも自然のもので昔から変わらずこの形なんですね。
そうなんです。本当に。神様の賜物ですかね。
明日も引き続きよろしくお願いいたします。