和歌山市のゲンキな情報をお伝えします!
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そして和歌山市をゲンキにするために頑張っている市民の方々にスポットをあて、
月曜日から金曜日の朝、お伝えします。
2024年11月25日
☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
今回は「うつ病」について保健対策課の孔瑞羅さんに伺います。
Q. うつ病とはどのような病気でしょうか?
無気力になって何もしたくないような状態が2~3週間以上続いた状態を「うつ状態」といい、うつ状態が現れる病気を「うつ病」と呼んでいます。何らかの強いストレス等の影響により、脳の神経伝達物質のバランスが崩れて起こる病気です。一生のうちに15人に1人はうつ病にかかると言われていますが、正しく対処すれば治すことができる病気です。
Q どのような症状が現れますか?
症状は、こころや体に様々な形で現れます。
こころのサインとしては、気持ちが沈む・やる気が出ない・考えがまとまらない・不安でイライラする・興味や関心が持てない などがあります。
からだのサインとしては、眠れない・疲れやすくてだるい・食欲がない・頭痛・肩こり・動悸 などがあります。
Q 周りの人が感じるサインは何でしょうか?
表情が暗く、元気がない・口数が減る・体調不良をよく訴える・仕事や家事をこなせなくなり、ミスが増える・遅刻、欠席、早退が増える・趣味や外出をしなくなる・お酒の量が増える などがあります。
Q. 正しく対処すれば治る、とおっしゃいましたが、どのように治療するのでしょうか?
うつ病の治療の基本は、休養と薬物療法です。休養中は、仕事や家事の負担を軽くし、状態によっては休職や入院が必要となることもあります。服薬で大切なことは、勝手に量を変えたりやめたりせず、主治医の指示どおり、きちんと服薬することです。何より、早期発見・早期治療が回復の鍵となります。
Q. 周りの人はどのように接すればいいのでしょうか?
本人を責めたり、安易に励ましたりせず、まずはゆっくり話を聞いてあげてください。周りも焦らず本人の回復を待ち、重要な決断は先延ばしにすることが大切です。
また、こころやからだのサインについて紹介しましたが、このようなサインが2週間以上続いている方は、かかりつけ医やこころの相談窓口に相談してください。
Q 和歌山市保健所では、こころの相談などを行っていますか?
月に2回、第一水曜日と第三金曜日の午後に、精神科医による相談日を設けています。また、毎月第二水曜日には、日中仕事や家事などで相談に行くことができない方を対象に「うつ病夜間相談」を実施しています。どちらも予約制になっていますので、まずはお電話ください。
相談は本人に限らず、ご家族やご友人など周囲の方からもしていただけますので、ひとりで抱え込まず、お気軽にご相談ください。
Q 保健所への電話相談や相談予約などの問い合わせ先を教えてください。
和歌山市保健所 保健対策課 こころの健康対策グループ電話番号:073-488-5117です。
▼地域自殺対策強化事業について