和歌山市のゲンキな情報をお伝えします!
「ゲンキ 和歌山市」は和歌山市のイベントや旬な話題・情報、
そして和歌山市をゲンキにするために頑張っている市民の方々にスポットをあて、
月曜日から金曜日の朝、お伝えします。
2024年11月6日
☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
今回は「SNSによる投資詐欺やロマンス詐欺の被害が発生しています!」について市民自治振興課の窪田義孝さんにお話伺います。
Q:今日のテーマは「SNSによる詐欺について」です。SNSによる詐欺の被害はどのようなものですか。
和歌山県警の発表によると、県内の被害は今年1月~8月末までにSNSによる投資詐欺は65件、被害額は約5億4千万円、ロマンス詐欺は29件、被害額は約2億円です。2つを合わせると被害額は約7億5千万円にもなっています。
Q:詐欺の電話やメールとか見たりしますが、7億円とは驚きです。
実は、オレオレ詐欺などの従来型の「特殊詐欺」はこの「SNS型詐欺」とは別です。
従来型の特殊詐欺は8月末までに84件、被害額は約3億3千万円です。SNS型と合わせると被害総額は10億円以上になってしまいます。去年の被害額は年間約3億6千万円でしたので約3倍に増えています。
Q:言葉が出ないですね。
SNSによる詐欺の手口をご紹介します。
投資詐欺は、実在する実業家などお金に詳しそうな有名人の写真や名前を使って「必ず儲かる」などと投資に誘ってきます。利益が出ているように見せかけられて何度もお金を振り込んでしまいます。また、ロマンス詐欺は、SNSで知り合った相手と何度もやり取りして、信用させて最終的には投資やお金を要求してきます。
どちらもお金を振り込むばかりで手元に返ってきません。
Q:「有名人がやっている投資」なんて言われると信じてしまいますし、相手を好きになると冷静な判断ができなくなる気持ちも分かります。
SNSは便利なものですが、顔の見えない相手の言うことはすべて本当とは限りません。また従来型の特殊詐欺も被害が続いています。
最近の手口をご紹介すると、
警察や市役所を名乗って「あなたの口座が犯罪に使われている」や「健康保険の還付金がある」などと電話をかけて通帳やキャッシュカードを預かりに来る手口や、
総務省などを名乗り「この電話は2時間後に使えなくなる。1番を押してください」などといった不審な電話をかけ、様々な口実で個人情報やお金をだまし取るといった手口です。
様々な詐欺の手口に注意してください。
Q:では、トラブルにあった時はどこへ相談すればいいでしょうか。
和歌山県警の特殊詐欺相談「ちょっと確認電話」(0120-508-878 これはわなや)で24時間相談できます。困った時はいつでも相談してください。
Q:それでは、最後に一言お願いします。
電話やメール、SNSなど様々な方法で声をかけてきます。お金を振り込む前に、一度立ち止まって家族や周囲の人に相談してください。