和歌山市のゲンキな情報をお伝えします!
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2024年10月23日
☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
今回は、「和歌の聖地・和歌の浦 誕生千三百年記念大祭」について玉津島神社 権禰宜の遠北喜美代さんと実行委員会事務局の野口千恵さんにお話を伺います。
Q 今年は、和歌の浦が誕生して1300年の記念の年とのことですが、どんな歴史があるのですか?
歴史の始まりは今から1300年前、724年に聖武天皇即位の年に奈良の都から玉津島へ行幸し、その時に詔を発した詔が続日本書紀というところに載りましたことから和歌浦の実質的な歴史が始まります。
聖武天皇がどうしてここに来られたかといいますと、この和歌の浦の景色がとても美しいということで神様がいらっしゃるという土地でございましたので、即位の年に治世の安泰を願われまして行幸をされました。
Q 和歌の浦は、和歌の聖地とも呼ばれてますよね。和歌とはどんなつながりがあるのでしょうか?
とても和歌の上手な、とても美しい衣通姫様という神様が祀られて以来この玉津島神社は和歌の神様として朝廷貴族歌人たちから崇敬されてきました。
どうして衣通姫様がここに祀られたかといいますと、平安時代、光孝天皇の夢枕に衣通姫様が現れて、和歌の浦のきれいな景色の歌を詠まれて、それで光孝天皇は衣通姫様がこの和歌の浦が恋しいんだなと思われて勅命により玉津島神社に祀られました。衣通姫様は衣を通す姫と書かれ、名前通り心の中から、体の中から光り輝くくらいの美しいお姫様だったといわれています。
それ以降、平安時代、京都の都から和歌上達のために衣通姫様に和歌上達を願って玉津島へ参拝されたと言われています。
Q 衣通姫様も和歌を詠まれたということですが、それ以外にも有名な和歌、ありますよね?
一番みなさまがご存知で有名な和歌が山部赤人が詠んだ
若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 葦辺をさして 鶴鳴き渡る
という歌です。
Q 野口さんは和歌の浦誕生千三百年記念大祭の事務局として、活動されていますが、今回イベントを企画されているんですよね。
先ほど権禰宜がおっしゃったように衣通姫様さまのイラストを使った旗が和歌山市を彩ると思うのですが、10月27日、なんと!聖武天皇行幸時代絵巻行列、この三社を大切にした行幸行列をおこないます。」
そこには素晴らしいゲストもあるので、続きは後日、お待ちください。