7/10放送 SDGs推進ネットワーク2

2024年7月10日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

昨日に引き続き、和歌山市と SDGs 推進に向け連携をされている花王株式会社の取組について、花王株式会社和歌山事業場の佐久間 正さんにお話をお伺いします。

Q: 花王株式会社さんも SDGs の取り組みをいろいろされていると思うのですが、どんな取り組みをされているかご紹介お願いします。
花王和歌山工場では、工場内にある社員食堂から出る食品廃棄物(調理くずや残 食)を削減しながら、それでも残ってしまう食品廃棄物を生ごみ処理設備で堆肥原料化して野菜などの農作物を育て、その収穫物を再び社員食堂の食材として活用する「持続可能な循環型の食品リサイクル」活動に取組んでいます。 この取組みは、“もったいないを、ほっとけない”、何とか役立たせたいという思い から生まれました。

Q: この肥料は、どこに活用されているのですか?
社会福祉法人きのかわ福祉会ふるさとファーム様のところの農作物を育てている畑で、堆肥原料と堆肥を一緒に活用して戴いています。できた農作物は、和歌山工場が購入して、社員食堂で調理した料理を社員に提供 しています。

Q: この他にも花王株式会社さんがされている取り組みもあるのでしょうか?
食品リサイクルの取組みでできた堆肥原料を活用した取組みとして、「花・彩のある暮らしプロジェクト」活動もしています。

この活動は、業種の異なる日本製鉄関西製鉄所と堺ブレイザーズと 花王和歌山工場の3 社がプロジェクトチームを組んで、“花苗セット”を希望する施設に提供する活動です。
花苗セットとバレーボールのイベントもしたりしています。

この活動きっかけに、地域社会とのコミュニケーションの活性化や、住みよい町づくりに貢献し、持続可能な地域社会の実現に向けた SDGs 活動につなげていければと思います。

Q: 今後の展望などはありますか?
2023 年から県奨励品種のもち米(モチミノリ)を用いて、工場の社員とその家族、 海外からの技術研修生の方に、田植え、稲刈り、餅つきの一連の“農作業体験しながら「“食の大切さ”を伝える食育活動」にも展開し ています。
一緒に農作業体験して戴くことで、人と人との交流が盛んになり、自然とコミュニケーションや笑顔が生まれていることに気づかされました。

こうした活動を継続して、参加者の生活の質の向上や地域の課題解決や活性化に繋げていければと考えています。

Q: 最後に、市民の皆さんにメッセージをお願いします。
一つ目は、今回紹介した和歌山市の市のSDGsサイトの「SDGs 活動紹介」を見て戴ければと思います。
二つ目は、花王のSDGs 活動も知っていただければと思います。
最後に、知ってもらうことで 、同じ考え、思いをもつ仲間づくりにつなげていければ、また新たな活動につながるきっかけになると思います。そうした積み重ねが和歌山市の SDGs 活動に役立てればうれしいと思います。


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