和歌山市広報番組
和歌山市のゲンキな情報をお伝えします!
「ゲンキ 和歌山市」は和歌山市のイベントや旬な話題・情報、
そして和歌山市をゲンキにするために頑張っている市民の方々にスポットをあて、
月曜日から金曜日の朝、お伝えします。
2025年5月29日
☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆
HIV検査普及週間について保健対策課の高橋真由子さんにお話伺います。


Q 6月1日から7日までの一週間をHIV検査普及週間と定め、普及啓発を行っています。まず、HIVについて教えてください。
HIVはエイズの原因となるウイルスの名前です。様々な病原体から私たちの体を守っている免疫細胞に感染し破壊します。感染から数年~10年程度かけ、免疫力を徐々に低下させ、極限まで低下すると、本来なら自分の力で抑えることができる感染症やがんなどを発症するようになってしまいます。
このような感染症や病気を発症した状態をエイズと言います。エイズを発症するまでの数年間は、自覚症状がないので、感染に気が付きにくく、検査を受けることではじめて、感染の有無を確認することができます。
Q. 和歌山市保健所でもHIV検査は実施していますか。
毎週火曜日、午後6時から午後8時まで匿名、無料の検査を行っています。予約制なので、ほかの方と顔を合わすこともありません。ただし、正確な結果を得るために、感染の可能性のある機会から3か月経過してから検査を受けるようにお願いしています。
Q もし感染していたらと思うと、検査を受けるのが怖いと感じることもありますよね。
HIVは治療の進歩により、感染に早く気付き、治療を続けることで、エイズにならず、感染していない
人と同じくらい長く生きることが可能になってきています。感染前と変わらず社会生活送る方もおら
れます。治療が効果的であれば、他の人へ感染させない研究結果も報告されています。いまやHIVは「
死の病」ではありません。
和歌山市保健所では、土日祝を除く、平日8時30分から17時15分まで、HIVに関する相談もお受けして
いますので、心配があれば、ひとりで悩まず、まずはお電話ください。
Q. 気になるなら検査を受けて、感染していないか調べることが大事ですね。
早く感染がわかるとその後の治療コントロールもしやすくなります。検査を受けて早く感染に気付き、治療することが重要になってきます。また、HIVは正しくコンドームを使用することで、ほぼ100%予防できるウイルスです。正しい知識を知り、感染予防を心がけることも大切です。
Q. 最後に、HIV検査普及週間のイベントやエイズ検査についてのお問合せ先をお願いします。
6月2日から7日まで、HIV検査普及週間に合わせて市堀川に架かる京橋と中橋をエイズへの理解と支
援のシンボルである赤色にライトアップします。
HIV検査のお問合せは、和歌山市保健所保健対策課073-485-5118までお電話ください。
HIV検査の詳細はコチラ