5/27放送 知ってるようで知らない和歌山城の歴史②

2025年5月27日

☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

昨日に引き続き和歌山城整備企画課の伊津見孝明さんにお話伺います。

Q 今日は大手門から中に入ってまいりました。
いきなり右手に見えてくるのが「枝垂れ桜🌸」桜の季節の時にはたくさんの方が来られますよね

そうですね。城内の桜の中でも早めに開花するところでもありますし、夜は夜でライトアップされていますので桜の季節の時にはここで写真を撮られてる方がすごく多かったです。

Q 桜を右手に見まして、左手斜め向こうの方、お堀の方を見ますと、気になる屋根が見えるのですが、あれは何でしょうか?
あれは和歌山城の中でも数少ない現存の建物である「井戸屋形」という建物になります。

Q 井戸屋形・・確かに井戸の上に屋根がありますが、これはどういった使い方をされていたのですか?
おそらく、井戸の水を汲むために滑車が上についていたんじゃなかろうかと思うのですが、それ用の屋根と井戸全体を雨風から保護するためにつけられた屋根ですね。

Q 生活に使っていたとか、何か具体的な使われ方はあったのでしょうか?
ちょっと実態はよくわかっていないのですが、ここは大手門をくぐったすぐそばに大手門の警護をする番人がつめる番所があって、そこから見たら比較的近い場所ですので、番人たちが普段警備の時に使う飲料水とかで使われていた可能性が考えられます。

Q 潤いの場だったんですね。ここから先、どこに行けば良いというおすすめありますか?
この井戸屋形から見ますと西側の方になるのですが、大きなクスノキがあります。ここも結構迫力がありますので、そちらも見ていただきたいなと思います。

Q さぁ、やってきました。クスノキの前に今いるのですが、石垣の上に大きなクスノキですね。
ここが和歌山城の樹木の中で一番大きな木になります。

Q 右手に大手門が見えまして、枝垂れ桜があって、ちょっと上を見るとクスノキがあるのですが、どれくらいの歴史があるのですか?
樹齢が400年以上と言われています。

Q 樹齢400年。大人の人が両手を広げて、何人くらい?!って感じですね。

幹周りが約7mありますので10人とまではいかないまでも、それなりの人数が手を繋いだら囲えるんじゃないかなと思えるくらいの規模はあると思います。

Q その幅もですが、高さも!そして気になるのが横に伸びてる枝がもはや枝ではなくて木という感じがするくらいのすごい迫力ですね
樹高、木の高さが25mありますので県の天然記念物にも指定されております。やはり和歌山城の歴史を語る上では外せない木になるかと思います。

Q 大きく包み込まれるようなクスノキ。改めてみなさんも立ち止まって見ていただきたいですね。
そうですね。一度立ち止まって見上げていただけたら規模が実感できるかと思います。

「知ってるようで知らない和歌山城の歴史」おでかけバージョン。これからもシリーズでみなさまにお届けしていきます。
和歌山城のHP

コメントを書く

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

TOPへ戻る