5/26放送 知ってるようで知らない和歌山城の歴史①

2025年5月26日

☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回は「知ってるようで知らない和歌山城の歴史」について和歌山城整備企画課の伊津見孝明さんに伺います。

「おでかけバージョン」ということで、今、一の橋の前にいます。公園前の交差点のところ、けやき大通りの公園前のところにいます。

Q 「一の橋」この場所はどんな場所になりますか?
ここは和歌山城の全体でいいますと、外郭と内郭の境目になります。
お城というものは、和歌山城の場合は外郭と内郭の二つのエリアにわかれていまして、外郭の部分が、ここ一の橋があるところから北側にある市堀川の間までが外郭。今度、振り返ってもらうと、目の前に内堀があるのですが、内堀から中が内郭というエリアに分かれてまして、まさにこの外郭と内郭の二つのエリアの境目にあたります。


Q では、その境目になるところ「一の橋」を渡って中に入っていきましょうか。この「一の橋」の形は昔から変わらないのですか?
古写真が残ってるのですが、それと比較すると若干傾斜はあがってるのですが大体印象的なものはそのままですね。

Q 幅も結構ありますよね。
そうですね。実はこれは正式な城内から城外へ出る、城外から城内に向かうためのお殿様が通る正式なルートでもありますのでそれなりの幅広の橋が架けられたんだろうと思います。

Q では、お殿様が来られる時はここを通ってお城の中に入った、ということですね。
そうですね。特に参勤交代とかで江戸と和歌山を往復する時は必ずこの大手の一の橋を通って江戸に向かったり、和歌山に帰ってきたりしてました。

Q すごい場所にいるわけですね。そこから入って次に目に入るのは門ですが、この門も歴史を感じますね。

そうですね。実はこの一の橋もそうなんですが、目の前に見えてる「大手門」も昭和50年代に再建されたものでして、江戸時代から残っている建物、建造物ではないのですが、だいぶ色合いが渋い感じになってきて再建された建物とは思えないくらいの迫力を醸し出しています。

Q その門も気になるのですが、今、私たちは一の橋の上に立って西側を向いているのですが、この景色も素敵ですね。

そうですね、この一の橋から市役所の方向、西側の方を見ますと内堀がずっと奥の方まで続いているのが見えますし、それに沿って高い石垣も二の丸の西側に向かって続いているのがよく見えますので、お城の大きさというものが実感しやすいのでは、と思います。

Q 堀の石垣の側面を段違いで見ることができるのもおしゃれでいいですね。
和歌山城の堀にかかっている橋というものが、ここと「御橋廊下」くらいしかありませんので、橋の上から堀をばぁ〜と見れるっていうのは、実は和歌山城の中でも数少ないポイントになります。

Q じゃあ、お城好きの方はここの一の橋から見たこの景色は好きでしょうね。
お城好きな人にとってはたまらない景色かもしれないですね。

では、一の橋を渡って門を通って入っていきますが、ここから先はまた明日。
和歌山城のHP

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