4/2放送 世界自閉症啓発デー(和歌山城ブルーライトアップ)

2025年4月2日

☆本日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今日は、世界自閉症啓発デーに合わせた和歌山城ブルーライトアップについて障害者支援課の吉田汐里さんお話伺います。

Q「世界自閉症発デー」について教えてください
平成19年の国連総会で、毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」とすることが決議され、全世界の人々に自閉症を理解してもらう取組が行われており、特にシンボル的な事業として、自閉症のテーマカラーである「希望」と「癒し」を表す青色で、世界各地の名所旧等のライトアップが行われています。

日本では、4月2日から8日を発達障害啓発週間として、東京タワーや大阪の通天閣などでブルーライトアップやシンポジウムの開催など、様々な啓発普及活動が行われ、和歌山市においても、市のシンボルである和歌山城をブルーにライトアップし、自閉症について理解を深める啓発活動を行います。

Q 自閉症とはどういったものになりますか?
自閉症の原因はまだ特定されていませんが、遺伝的な要因が複雑に関与して起こる、生まれつきの脳の機能障害が原因と考えられています。環境や親の育て方によるものではありません。また、症状の軽い人たちも含めると約100人に1人いるといわれています。

自閉症には、対人関係や社会性の障害、コミュニケーションの障害、想像力の障害、たとえば「こだわりが強い」などといった3つの特徴があります。その障害のある人の感覚や行動について誤解を招くことが多く、より一層の理解が求められます。

Q 自閉症の方への接し方はどうすればいいですか?
自閉症の人には、会話が苦手な人が多くいます。このため、その人の発達に応じた分かりやすい説明をお願いします。たとえば、その人が理解できる言葉を使ったり、写真や絵などを添えて説明したり、短い表現で話すことで理解しやすくなります。
また、人混みや大きな音、光といった刺激を苦手とする人が多くいます。このような刺激による不快感を増幅させないよう、安心できる環境を作ってあげてください。

Q 最後に一言お願いします。
和歌山城では桜まつりがおこなわれており、名所の桜が提灯の灯りによってきれいに映し出されています。それに加え和歌山城がブルーにライトアップされるという特別な演出がなされています。また、同時に和歌山城ホール、市堀川水辺もライトアップされます。1年に1度のこの機会を見逃さないよう、是非ご覧ください。

また、4月2日は和歌山城ホール5階において、4月1日から9日までは市役所1階市民ギャラリーにて、自閉症の方の絵画等を展示します。是非、ご覧ください。
この機会に一人でも多くの方に自閉症について正しい理解と認識を深めていただき、障害の有無に関わらず誰もがしあわせに暮らせる和歌山市を目指していければと願っております。

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