6/13放送 『令和5年度和歌山市ベストSDGsアクション』浜野優子さん②

2024年6月13日

☆今日の放送はこちらからお聴きいただけます☆

今回も昨日に引き続き、『令和5年度和歌山市ベストSDGsアクション』として市民等の投票によって選ばれ、「すべての子どもたちに性教育で学べる機会を作る取組」で受賞された助産師の浜野優子さんにお話を伺いします。

Q:一般的には、助産師というと病院や助産院で出産のお手伝いをするイメージなのですが、もともとはそういったこともされていたのですか?
数年前まで病院やクリニックで出産のお手伝いや産後のママや赤ちゃんのお世話をさせていただきました。とてもやりがいがあり、楽しかったのですが、助産師としての自分の生き方を考えたときに、自分にしかできないことをしてみたい!と一大決心をして退職し性教育に出会い、自分の開業している助産所も「性の健康相談室 はまの助産院」と変更し性教育について力を入れていってるところです。

Q:この性教育に関する講演会の他に、助産師として取り組まれていることはありますか?
新生児訪問や看護学校の非常勤講師として授業をしたりしています。他には和歌山県助産師会の副会長として和歌山県の助産師同士の連携を図り、助産師の活動の場を広げられるように力を入れています。

Q:数々の講演会をされているのですが、具体的にどのような内容をお話しされているのか、お聞かせください。
幼稚園や小学校では命の大切さや誕生、自分を守ることなどについてお話しします。

中学校では思春期の心や身体の変化、大人になっていくってどういうことなのか、LGBT、同意と境界線、恋愛について、などをお話しします。
高校生や大学生には妊娠、避妊、出産、中絶、デートDV、人間関係などについて
保護者や教育者、大人の方には子どもたちを取り巻く性の現状、今の学校での性教育、家庭でどう伝えればよいかなどのお話をさせていただいてます。

Q:講演に参加された方の声はいかがですか?
講演後、積極的に相談や質問に来てくれる子どもたちもたくさんいます。
また、誰にも言えなかった悩みをSNSで話してくれる子どもたちももいます。
子どもたちの感想は、「がんばって産まれてきて自分ってすごいなと思った」「初めは少し恥ずかしかったけど命に関わる大事なことなんだと思った。」
高校生・大学生からは「私は性行為について中3まで何も知りませんでした。学校や親から何も教えられなかったからだと思います。もし、今回のお話を聞いていなければ無知だったと思うととても怖いです。」
保護者の方からは「性について子どもと話したいけどどこからどう切り出せばよいのか常々思っていました。今回のお話を聞いて悩んでいた目の前が明るくなりました」というような感想をいただいています。

Q:最後に、市民の皆さんに向けて、浜野さんが伝えたい思いをお願いします。
大人の皆さんも性について学んでほしいと思います。大人が学ぶことで意識が変わり、子どもへの声掛けが変わってきます
子どもの心と体を守るために、是非一緒に学んでいきましょう。

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